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(337)

2000.11.01
大世紀末演劇展が13年の活動にピリオド。

13年目を迎える「大世紀末演劇展」が、今回をもって終了する。

東京都目黒区のアゴラ劇場において、毎年の年末から春にかけて、全国の20劇団ほどが参加して連続公演を行っていた「大世紀末演劇展」は、東京にいながらにして各地の劇団と接することができる絶好の機会だった。また、各地の劇団にしても、劇場の協賛を得て、東京という場で表現ができることのメリットは大きかった。観客がこのイベントで初めて出会った劇団は数知れないだろう。

「世紀末」を詠ったこのイベントが、新世紀を迎えるにあたり、どうなるのかと心配だったが、やはり終わってしまうようだ。残念なことである。がしかし、この10年で全国の劇団を取り巻く状況は大きく変わったとも言える。インターネットの普及により、各地の演劇情報を入手することも可能となった。大世紀末演劇展以外の機会に各地の劇団の公演を見ることも飛躍的に増大した。このイベントは「全国の演劇情報の交差点」として位置付けられていたが、その機能を代用するイベントは多数誕生している。演劇の「情報伝播」は、この10年で大きな変化を遂げたといえよう。

さて、終わってしまう「大世紀末演劇展」であるが、2001年以降は新たな企画が構想されているようだ。「装いも新たに新しい演劇の場として再スタート」するという。その内容に期待したいものだ。

第13回 大世紀末演劇展 2000年12月11日〜2001年3月21日 @こまばアゴラ劇場
(問い合わせ 03-3467-2743 アゴラ企画)

大世紀末演劇展ホームページ


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