携帯電話を使った音楽配信が最先端のビジネスモデルとして注目されているが、そのダウンロードコンテンツの一つとして、「落語」が注目されている。

ＫＤＤＩのＰＨＳサービス会社ＤＤＩポケットは、音楽配信サービス「サウンド・マーケット」を本年11月末から開始する予定だが、そのＰＨＳ端末に配信するコンテンツとして、音楽や英会話あるいは波の音などと並んで、「落語」に期待しているという。最初にピックアップされた150種のコンテンツの中に「落語」が選ばれている。

音楽の場合、圧縮率を高めても、ＰＨＳの高速ダウンロードでも４分の曲は10分のダウンロード時間となる。その際、通信料と情報料の二つがかかる。情報料は1曲約250円、通信料は１分13円。合わせて１曲400円程度となる。落語の場合は・・・。

いずれにしても、着目点は素晴らしいかもしれない。が、はたしてピッチユーザーの何％が落語を聞くというのか・・・ちょっと心配。三洋電機は同サービスに対応するＰＨＳ端末「RZ-J91レジェ」を11月末に発売する。最先端の高機能端末で、最先端のビジネスモデルを活用し、落語を聞こうではないか。