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(316)

2000.09.13
活発化する加藤康介、被害広まる。

一時、なりを潜めていたと見られていた加藤康介であるが、最近、再び活発化してきたようであり、被害の報告、対処法についての問い合わせが、週刊FSTAGEに多数寄せられている。

深夜に平気で電話をかけてきたり、公演受付に「誰々の友人だから」と偽ってタダ見を強要したりと、演劇業界内では、知らぬもののいない存在となっている加藤康介(フリーの役者さん)であるが、基本的なスタンスは「私を使ってください」というもの。ただ、そのお願いの態度が通常のコミュニケーションを度外視したもので、関係者に多大な迷惑をかけているものである。

加藤康介氏にとっては、「自分を使うことはおたくの劇団にとってメリットのあることである」という素晴らしい提案であるのだが、多くの劇団にとっては「大きなお世話」であり、その要求の仕方によっては「迷惑以外のなにものではない」のである。 ある若手劇団の面接担当者は、「恩をあだで返したとかそんな話になり、おまえを半殺しにしてやるだとかおまえの劇団を徹底的に妨害してやるだとか言われてしまいました。」そうである。そんな力は加藤にはない。(と思うよ)

過去に加藤氏を参加させた某猫ニャー、某万有引力という劇団は、その存在のために劇団崩壊の危機に瀕したという話しである。劇団内のコミュニケーションがぼろぼろになったとか。危ないとこでした。

さて、加藤康介に対する対策であるが、一つには「強い態度で対処しましょう」ということだ。「演劇界ストーカー」とも呼ばれる加藤康介であるが、電話番号を握られたからと言って、夜な夜な電柱の陰から見守るほどの暇人ではなさそう。「芝居に出たい」という純粋な欲求が強いため、嫌われた劇団を深追いすることは現在のところ、ない。すぐに次を探すという前向きなデブである。

以前は大手有名劇団が狙われていたが、最近では全くの無名劇団、上京まもない無知な劇団などが被害に遭っている。「加藤康介」あなどれない。この名前を聞いたら、悩んだりせずに、編集部にご一報いただきたいものである。

ただし、加藤康介は純粋な迷惑なやつであるが、決して犯罪行為を行っているものではないのであり、冷静な対応を願いたいと思います。半殺しにしたい気持ちはわかりますが、まあ、抑えて抑えて。


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