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(266)

2000.05.07
チケットの電子化、いよいよ本格化へ

チケットぴあやイープラスのネットによるチケット販売が本格化し、いよいよチケットレスの電子チケットが登場しようとしているが、ITを使った新しいチケット販売の形が二つ、登場した。

一つは、イープラスによる「変動価格制」。単一が当たり前だったチケットの価格であるが、公演間際になって価格を32%引きで販売した(2000年4月パルコ劇場「サイドマン」)。結局、全体の1割近くをこの方法でさばいたという。業界初ということだ。

当日券は高い、というのが一般的であるが、「売れ残り」と判断すると、全く別の価値観が現れる。実際、音楽コンサートなどでは完売するのは全体の2割ほどであり、売れ残りに頭を痛めているのは事実のようだ。イープラスでは委託販売制から「買取制」にすることで、価格の自由設定を可能にしたいと考えているようだ。

もう一つの新しいビジネスモデルは、携帯電話を使ったチケットレスシステムだ。電子チケットとしてはICカードなどの利用が計画されているが、iモードなどの携帯電話からチケットを予約し決済した人に、チケット替わりの画像データなどを携帯電話に送付する方法が登場した。その画像を会場受付で見せることで、チケット替わりにするシステムである。ICカードの購入や、カードリーダーの購入などの負担がなくてよいこのシステムは、ある意味では画期的なものといえよう。


面白いですねえ。公演1ヶ月前に3000円、2週間前には2500円、1週間前には2000円、みたいなチケットシステムで、携帯電話へ画像とか番号とかを送付する方法なんて、そこいらの劇団でもやれそう。どこかやらないかなあ。ビジネスモデル特許侵害で訴えられるかしら。(じ)


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