福岡市内の３劇団が、同じ舞台装置、同じテーマで新作を競演するユニークな演劇祭を５月、福岡市博多区のアジア美術館あじびホールで開く。バブル崩壊後、企業の芸術支援（メセナ）熱が冷え、演劇祭などのイベントが低調になっている状況を打破しようと企画した。競演によるレベル向上やファン層の拡大も目指している。

　「芝居屋コロシアム」と銘打った演劇祭を開くのは、あなピグモ捕獲団（福永郁央代表）、クロックアップサイリックス（川原武浩代表）、セコンドユニット（松田清志代表）。オリンピック年であり、「制限された時間・空間で表現する演劇と、制限されたルールで行われるスポーツは似ている」との発想から、テーマを「スポーツ」に設定した。

　演劇祭は５月２３日から２８日に開催。問い合わせはオフィスＲ２＝０９２（７３２）９５１０

（西日本新聞4/21夕刊より）

　５月２７日にはFSTAGEでオフ会も企画されている。