2000.03.21
リチャード・フォアマンを日本に紹介するシリーズ新作決定!
音楽家巻上公一と、ロシア文学者・演劇批評家鴻英良の二人が中心になってリチャード・フォアマンを紹介する「リチャード・フォアマン・プロジェクト」の新しい公演(第4弾)が決定した。フォアマンの80年代の代表作『エジプトロジー〜わたしの頭は大トンカチだった』である。
リチャード・フォアマンは、NYアンダーグラウンドの代表的な劇作家・演出家である。すでに30年以上にわたりNYで活動している。が、日本ではあまり紹介される機会はなかった。しかし、近年、世界中で彼の作品が出版されており、日本でも9月にフォアマン研究書が刊行される予定。また、秋にはフォアマンと彼の劇団が来日する計画もあるという。今年、フォアマンが注目されることは間違いないもよう。
今回の舞台はエジプト。エジプトは、ニューヨークに住むフォアマンにとっての秘教性を帯びた場所として、精神的なものが機能する場所としてイメージされています。だからこれは現実のエジプトではなく、非常に秘教的なものについての学術的な研究のようなものなので、「エジプトロジー(エジプト学)」と名付けられています。出演は芸歴33年、日本を代表する元祖アングラ・飯田孝男、「ヒゲの未亡人」ほか独特の活動を続ける岸野雄一ら。演出はさまざまなジャンルを股にかけて活躍する音楽家、巻上公一、音楽は、演劇から派生したロックバンドヒカシューのオリジナルメンバーで、緻密な音を作り出す山下康・井上誠のイノヤマランドが担当。
2000年4 月25日〜30日
巻上公一演出
『エジプトロジー〜わたしの頭は大トンカチだった』
作・リチャード・フォアマン 訳 ・鴻 英良
会場 ラピュタ阿佐谷地下 ザムザ
http://www.ask.ne.jp/~laputa/
阿佐谷駅より徒歩3分 (03-3336-5440)
平日 開場7時 開演7時半
土曜日 昼 2時半開演、夜 7時半開演
日曜日 昼 2時半開演のみ。
開演後は入場できません。
料金 前売り3500円 当日4000円 学生2,000円
(ニュースリリースより)
多彩な肩書きを持つ巻上さん(かつてFSTAGEにも登場していた)が、演出家としてどんなことをやられるのか、とても興味深い。過去3回は、リーディングやシンポジウムだったみたいですけど、今回のはかなり演劇。期待してます。(じ)
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