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(232)

2000.03.04
故人に手向けの落語「死神」?! ある名士の葬儀

葬儀、というのは悲しみの中厳粛に、かつしめやかに故人を追悼する場。そこで落語を一席、しかもその演目が「死神」。そんな葬儀が2月末、富山でとり行われた。

亡くなられたのは日本海ガス前社長、新田嗣治朗 (しちろう) 氏 (99年12月27日死去、79歳) 。落語を演じたのは立川志の輔師匠。

地元の名士として、ご当地出身の志の輔師をひいきとされた縁で、社葬でぜひ落語を、それも故人が好きだった「死神」 (をやってほしい、と打診があり、驚き悩みつつ迎えた当日。

神崎愛さんのフルート演奏などの後、会場の富山県民会館ステージに斜めに設けられた高座に、出囃子に乗って登場した志の輔師。故人の好きだった小噺などを舞台中央にある遺影に語り掛け、お弔いの場であることを忘れさせるかのような大受けの高座、もとい葬儀となった。受付には「私の時も今日のようにやってほしいのでビデオが欲しい」などの問い合わせが殺到したそうである。

(3/3,毎日新聞東京版・立川志の輔「ふしあなから世間」より)


葬式に「死神」というのも凄いですが、「片棒」や「らくだ」ではもっとまずいでしょうね^^;。この時の落語のオチはどんなだったんだろう? (と)

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