女優の内田有紀 (24) が、劇作家つかこうへい (51) が主宰する「北区つかこうへい劇団」に入団することになった。今後3年間をめどに同劇団で女優修業を積む。内田は早速、主演舞台　蒲田行進曲完結編 「銀ちゃんが逝く」〜The death of a man〜 (今夏公演) の舞台げいこも披露。同舞台ではきわどいセクシーシーンにも挑戦するという。

つかさんも「ファンだったんですが、目に威力があるし、立ち回りの覚えも早い。ポテンシャルの20％も使ってない」とコメントしている。

「北区つか劇団」の第8期生としての再出発は内田本人の意思。昨年末に同劇団の舞台「二代目はクリスチャン」を見た際、「キャストのパワーがすごくてすぐに私もやりたいと思った」と決心したという。

1月下旬に入団し、仕事の合間を縫って週4回の授業に参加。レッスンは1日6時間かけて日本舞踊、ジャズダンス、発声練習、アクションの4課目を受けるハードな内容で、右ひざを軽く脱臼したりもした。だが「半端じゃできない」と根性でこなしてきた。

現在は、名作「蒲田行進曲」の完結編となる主演舞台「銀ちゃんが―」に向け実践げいこに取り組む毎日。ヒロイン・小夏役で、胸を相手役の顔に押しつけるという体当たり演技にも挑戦するが「でかい声を出すことだけでも気持ちいい。セリフに感極まって涙が出たときもあった。かっこ悪くても、情けなくて変でも、つかさんが見ててくれるんで怖くない」と覚悟の上だ。

今後は3年をめどに、テレビの仕事と並行して女優修業に励むが、「女優としての道をつけたい」と内田。つかさんも「この後も残していかねばならない女優さん。長い目で何本かやらせてみたい」と大きな期待を寄せていた。

(各紙・各媒体報道)