週刊StagePowerTopPage
日刊StagePower

乾坤一滴
NYの日本人俳優
西山水木の使い方

野平総研!!
テレビ文芸時評

レコメンの殿堂
お気楽鑑賞記
目撃者
TheStageTribune
特集:さいたまGT
特集:小劇場史
週刊SP企画室

NEWSバックナンバー
過去の連載・記事
取材のお願い
Onlineインタビュー
このサイトは?
週刊FSTAGEホームページ
NEWS ON STAGE
(219)

2000.02.10
閉館した「銀座セゾン劇場」が復活!

惜しまれつつも昨年閉館した銀座セゾン劇場が、同じ場所に名前を変えて最開場する見通しである。

セゾングループの一つであり、このセゾン劇場が入っていたビルの共同所有者でもある「東京テアトル」が、もう一人の所有者である東邦生命と交渉し、有利な条件を勝ち取ったもよう。新しい劇場は、旧銀座セゾン劇場の設備をそのまま引き継ぎ、東京テアトルが直営する形となる。名前は「ル・テアトル銀座」となる。4月開場が予定されている。

さらに、セゾン文化財団が所有する稽古場「森下スタジオ」の一室も小劇場化する計画もある。これにより、セゾングループが所有する劇場は三つが稼動することになり、相互にリンクした公演が計画される。

三つの劇場の経営者はそれぞれ違うが、約770席のル・テアトル銀座、約450席の渋谷・パルコ劇場、約150席の森下スタジオが密接に絡み合い、ヒットの度合いで、より大きな劇場への出世公演のような形態も可能となる。

いずれにしても、銀座セゾン劇場で培った劇場経営、公演制作のノウハウが再び有効活用できるわけであり、大きな財産の喪失を免れたことの意義は大きい。今後のセゾングループの演劇事業に期待したい。


ニュース募集
週刊FSTAGEホームページ