5月21日(日)の午後、吉祥寺の某所で30-DELUXは稽古していた。明日は小屋入りだという最後の通し稽古だ。4時から通すと聞いていたので15分前に到着。休憩中だったが、衣装や振付のスタッフらがぞくぞく集まってきていた。
4時20分にM0スタート。6時15分終了。この日は本編が1時間50分で、プラスフィナーレ5分。テンポが上がると、もう少し短縮するかも。もっとも、装置の移動などがあるので、それで伸びる可能性もある。
6時20分から演出(毛利)さん中心でダメ出し。7時15分から舞監さんにより、翌日以降のスケジュール・段取りなどの説明。7時半終了。
通しを見ていて思ったのは・・・つか芝居を久々に見たいなあ、と。
けっこう熱い芝居だったので、初期の新感線もやっていたつか芝居を思い出してしまった。新感線所属のタイソン大屋さんが圧倒的に良かったので、よけいにそんなことを思ったのかもしれない。やっぱ、熱い芝居をやるんなら、つか芝居をやっとかないとだよな。
序盤、あまりテンポは良くなかった。なんか、ノリが悪い感じ。でも、徐々に良くなっていった。このノリが出るんなら、本番では最初から飛ばして欲しいものだ。まあ、きっと良くなると期待しよう。
この日の通し稽古を見る前に、前回公演のDVDを見た。感想をひとことで言うなら「スタッフさんがいい仕事してる」・・・と言ったら、みもふたもないか。だって、いまいちインパクトが弱い感じがしたんだもの。なんか、きれいにまとまった感じがした。強烈なキャラが欲しいと感じた。で思ったのは、今回はやっぱりタイソンさんがいるから、いい感じだ。ヒキョーなタイソンさんがいるから、他の役者さんがキレイに見えるし。タイソンさんも得してるが、周りも得してる。
その他、いろいろと感じたところはあったが、装置と明かりの芝居も重要なので、それは本番を見てのお楽しみだ。衣装がどう見えるのかも、装置と明かり次第だもの。
ダメ出しに関しても、いろいろ感じた。毛利さんは少年社中のときもこんな感じなのかしら。細かく丁寧なダメ出しをしていた。まあ、達者な役者さんばかりなので、ある意味では楽なんだろうけどね。というか、年上ばっかりで気を使ってるかもしれないよなあ。「もっともっと熱く」とか言うかと思ったが・・・。
ホンはなかなかよくできてると感じた。ただ、もっと引っ張ってもいいシーンが特に後半にあると感じたが、意外とあっさりしていた感じ。聞いたら、最初の台本ではいっぱい書き込まれていたんだとか。読み合わせしたら長かったので、かなりカットしたんだとか。確かに1時間50分はギリギリだろう。まあ、後半のあのシーンやこのシーンを「もう少し見ていたい」と思わせたのは、悪いことではない。
ということで、この後、24日(水)の初日を見る予定。どこまでテンポアップし、どこまで後半を盛り上げられるのか、楽しみです。思った以上にクオリティ高かったし、アクションばりばりだし、女優さんはきれいだし(重要です)。
ちなみにこの日は大阪バージョンで、東京バージョンで出演するキャラメルボックスの岡田達也さんはいなかった。24日は岡田さんの回なので、それも楽しみ。この日見た大阪版のクロムモリブデンの森下亮さんと、どう変えてくるのかも気になるし。あと、熱い芝居に岡田さんが、どうマッチするのかも。
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