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(遅筆堂ネタふり亭 じべ since 1999.12)

■極私的TOP10 2008■

【芝居】

前年を2割以上上回る延べ377本(実質338本)を観て、量のみならず質も高かっ たため上位争いも熾烈を極め、見直す度に順位が変動するほどだったので、この 10作品に限らず選外も含めて差は写真判定くらいに微妙? なお、前年の10本に入れた団体の作品が1本もないのは意識して外したワケで はない。

1位 ダブルブッキング(ケイダッシュステージ、THEATER/TOPS,紀伊國屋ホー ル、7/19)
新宿の古参2劇場で同時上演、内容がリンクしているというアイデアにとどまら ず、一方だけでもストーリーがキチンと成立しているのはさすが堤泰之
2位 SHOUT!!(S×Sプロデュース 臣太朗組、新宿村LIVE、10/22)
核燃料再処理場の本稼働反対運動を描きながらもカタくならず、娯楽性も十分な 「社会派エンタテインメント」
3位 恋人としては無理(柿喰う客、ギャラリーSite、4/13)
口調と身に着けるアイテムという「記号」で表現した主要人物を出演者5人が交 互に演ずる手法に加えて柿版『JCS』な内容も面白かった
4位 hg(風琴工房、ザ・スズナリ、5/9,16)
水俣病の「昔と今」を描き、硬派な面とあたたかな面を対比させた構成と、観る ものをグイグイ引きこむ語り口が印象的
5位 歌の翼にキミを乗せ(新宿芸能社、赤坂RED/THEATER、11/12)
「シラノ・ド・ベルジュラック」の翻案に反戦メッセージを込めた秀作。機会あ る毎に演を重ねて欲しい
6位 中野ブロンディーズ(ネルケプランニング、SPACE ZERO、3/15)
それぞれ個性的なオタク少女たちがつながりを深めチアリーディングに挑む物語、 キャラクター設定とラストのパフォーマンスが特に○
7位 鈴木家のはなし(and Me、SPACE雑遊、12/5,9)
更に磨きのかかった会話が見事なばかりでなく終盤で立った波を意外なオチでま とめるストーリー展開も巧みで、完成度高し
8位 ブロッサム セレナーデ 〜よしのと魔王〜(進戯団夢命クラシックス、萬 劇場、4/18)
コメディ調に始まりながらもハートウォーミングな中盤を経て戦うことの虚しさ を訴えるクライマックスに持ち込む構成が巧い
9位 Father Christmas, Don't Cry 〜2008下北Ver.〜(しゅうくりー夢、下北 沢・駅前劇場、8/3)
親子もの+タイムスリップ系という2点盛りな上に当時の流行語や流行歌が懐か しく、さらに使用曲の歌詞が内容にリンクしているのが見事
10位 黒子の譲志(グワィニャオン、東京芸術劇場 小ホール1、6/5)
世の中には密かに人助けをする黒子がいる、という発想の面白さ、表現のユニー クさに加えて涙あり笑いありのストーリーが楽しい

【日本映画】

延べ143本から複数回観たもの(3本)、前年に観たが併映で再見したもの (1本)、名画座で観た旧作(72年作品:2本)、筧昌也監督の短篇・中篇特 集上映(1本でカウント)を除いた136本から選んだ10本。 元来単館系をよく観る上に判官贔屓傾向も加わってのかなり偏ったセレクション であることは自分でも認める。(爆)

1位 櫻の園 −さくらのその−
強い思い入れのある90年版の精神・エッセンスを見事に受け継いだことに加えて 実力派若手女優を揃えたキャスティングにより文句ナシ
2位 グミ・チョコレート・パイン
甘酸っぱい高校時代の想いを中心にホロ苦い現在も交えつつ、決して舞台ではで きない映画ならではの表現も用いて
3位 memo
佐藤二朗初監督作。演技におけるあの独特の間合いや可笑しさがそのまま監督と しての手腕にも活かされ、まさに紛れもなく佐藤二朗の映画
4位 スコーピオン&スネーク
自らに非がないのに転落する主人公の痛々しい姿をユーモラスなシーンも挟んで 重くならず映画ツウをもうならせる手法を駆使して描いて○
5位 子猫の涙
舞台『路地裏の優しい猫』の映画化。舞台そのままの台詞がある一方、舞台では 描くことができなかった過去やその後の部分も描いているのがイイ
6位 カンフーくん
マンガチックな独特のアクショが愉快なばかりでなく、キャスティングも豪華で 一部出演者はその持ちネタが役どころに活かされているのも巧い
7位 GSワンダーランド
GS全盛期の様子が懐かしい上に、当時のパターンを踏襲して書き下ろされた楽 曲たちも「いかにも」な感じで楽しい
8位 真木栗ノ穴
主人公がどこかで「踏み外しそう」な独特の危うさ・スリルあり。劇中設定に加 えて、画面から匂い立つ「モノ」がどこかノスタルジックなのも好み
9位 サンシャインデイズ 劇場版
TVドラマの再編集版にもかかわらず1本の独立した映画作品としてまとめた巧 みな編集、多彩な出演者、充実した音楽面などで満足度大
10位 お姉チャンバラ THE MOVIE
アイドル系超B級アクションかと思いきやワイヤーやCGも駆使してスピード感 を出したアクションに見応えのある上出来作品でかなり満足

【日本映画個人賞】

(主演男優)
最優秀主演男優:津田寛治『スコーピオン&スネーク』
松山ケンイチ、市原隼人も捨てがたいが、鬼気迫る演技に劇中で披露した絵の技 術も加えてこの人に
(主演女優)
最優秀主演女優:藤本七海『子猫の涙』
前年の「みづうみ」に続き、「達観した少女」(笑)を演じさせたら天下一品? 今後のさらなる活躍へ期待も込めて
(助演男優)
最優秀助演男優:菅田俊『地球でたったふたり』
柄本佑の伸張もめざましかったが、ベテランの存在感には今一歩及ばず?
(助演女優)
最優秀助演女優:谷村美月『リアル鬼ごっこ』『かぞくのひけつ』『神様のパズ ル』『死にぞこないの青』『おろち』『コドモのコドモ』
単に本数が多いだけでなく、準主役からインパクトの強いワキまで幅広いポジシ ョンを自在に演じ分けたことを評価
(新人)
最優秀新人:飛鳥凛『口裂け女2』『ひぐらしのなく頃に』『制服サバイガール』
早くもホラークイーンの道を歩み始めた感もあるが今後は「ケータイ捜査官7」 で見せた別の面をスクリーンでも披露していただきたく
(監督)
最優秀監督:さそり『スコーピオン&スネーク』
群雄割拠とも言うべき混戦を極めたこの部門、ツウをもうならせる(?)映画表 現技法を駆使した語り口がユニークかつ効果的であったこの人がわずかにリード

【外国映画】

年間で14本と日本映画本数の1割程度にとどまったのでTOP5にとどめる。 日本映画と異なり拡大公開系作品の比率も高かったが、上位はやはり単館系が占 める結果に…

1位 JUNO
家族の優しさや思いやりが前面に押し出されている上に全体にユーモアも漂い、 観終わってからがとてもさわやか
2位 ホット・ファズ −俺たちスーパーポリスメン!−
序盤はコメディ、中盤がサスペンス、終盤は過激なまでの大アクションと三段階 に変化して一粒で「三度」オイしい
3位 魔法にかけられて
ディズニーアニメに出てきそうな人物が現代のニューヨークに飛ばされて…とセ ルフパロディっぽくしたのが何とも楽しいイ
4位 イーグル・アイ
ジェットコースター状態からゆるやかな部分を経てドキドキハラハラの終盤に向 かう構成が基本に忠実ながらやはり見事
5位 インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国
ほど良いユーモアと強引なストーリー展開、秘宝の持つ力、などまさに「お帰り なさい」な感じで様式美に近いものまでアリ

【外国映画個人賞】

(主演男優)
ハリソン・フォード『インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国』
劇中年齢もアップしたとはいえ、19年ぶりのジョーンズ先生をまんま演じて見 事
(主演女優)
エレン・ペイジ『JUNO』
ポジティブで自分の考えをしっかり持っている主人公をリアルに演じて共感・好 感を抱く
(助演男優)
トム・クルーズ『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』
事前情報で役どころまで知っていたにもかかわらず終盤まで気付かせなかった変 装(?)と怪演を通り越した悪ノリともいえる強烈な演技に。
(助演女優)
シガニー・ウィーバー『バンテージ・ポイント』
出番は序盤のみながら『ネットワーク』のフェイ・ダナウェイを想起させるTV プロデューサーを演じて「ツカミはオッケー」
(監督)
エドガー・ライト『ホット・ファズ −俺たちスーパーポリスメン!−』
コメディ→サスペンス→ド派手なアクションと3段階に変化する構造に加えて警 察ものからホラーまで様々な映画のパロディもちりばめたハイブリッド作品を生 み出したことを評価

【外食メニュー】

この年に初めて食べたものではなく、この年に食べたものの中から特に印象深か ったものを季節限定メニューやすでに販売終了となったものも含めて選定。味で 優劣をつけ難い場合は値段も評価対象とした。

1位 魚介混ぜそば(販売終了)@北海道らーめん 味源(渋谷)
最初は汁なしそば、途中から汁そば、さらにサービスライスを残ったスープに投 入という3種類の味わい方ができて絶品
2位 冷やしトマトつけ麺(季節限定)@RYOMA・高田馬場店(高田馬場)
トマトの酸味、ハラペーニョの辛味が平打ち系の太麺にうまくからんで美味な上 にしめごはんを残ったスープに投入しても美味い
3位 牛すじあんかけ飯@駅前食堂(新井薬師前)
とろけるような牛すじのあんがラーメン丼に盛ったごはんにたっぷりかかって味 ・ボリュームとも満点なのに値段も安いのが魅力
4位 赤目黒炒飯@赤目黒食堂(中目黒)
ピリ辛のあんとシャキシャキしたタケノコの食感が特徴的で、中目黒メシといえ ばココのコレ
5位 小麻辣麺セット@雷伝(渋谷)
汁なし麺、肉みそメシ、キムチ雑炊と三段階に変化するというアイデアが秀逸
6位 あえ麺(販売終了)@七志(池袋)
油そばともまぜそばとも違うニュータイプの汁なし麺で、山椒ラー油が容器ごと ついてきて辛さも好みに調整できるのがイイ
7位 冷やしビビン麺(季節限定)@らーめん 上々(麹町)
コチュジャンの辛みと冷麺系の弾力のある麺、細かい叉焼、パリパリにした鰹節 (?)、水菜が組み合わされた食感が独特
8位 レバ刺しにできるレバーの生姜焼き丼@駅前食堂 8 1/2(阿佐ヶ谷)
せっかくなのだからもう少しレア気味の方が望ましいが、柔らかなレバーの生姜 焼きが抜群
9位 牛タン壺漬ランチ@まんぷくカルビ(沼袋)
ライス、スープ、キムチのみならずナムル盛り合わせにデザート(柚子シャーベ ット)までついて600円と、おトク感たっぷり
10位 トマトらーめん@山手別館(代々木上原)
太陽のトマト麺と同様オリーブ油を使いながらも全く異なった仕上がりなのが見 事