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(遅筆堂ネタふり亭 じべ since 1999.12)

じべ編 ■11月の結果と12月の予定■


【芝居】

7日(日)M『アメリカの夜 '99』劇団ショーマ
 この劇団との出会いとなった作品を5年振りに観る。やはり記憶の中で美化していたのか初めて観た時に比べてイマイチ、な部分と、旧友に会えて感激、のような部分があってフクザツな心境。しかし見せる手法などにおいてショーマの代表作であることは間違いなかろう。思い入れがあるので星半分オマケ。
(シアターサンモールにて)★★★☆

13日(土)M・S『うわっ!増えちゃった』劇団第三反抗期
 ちょっと脚本が練れていなくて、冗長あるいは唐突な部分があったものの、終盤の見事さはそれを帳消しにするほど。自分の中のいろんな性質を“分身”として実体化させ、その分身たちと付き合うことを通して主人公が自分自身を再発見し成長するという着想がスゴい。
 前回、同一公演観劇3回という初体験をさせたここ、今回は同一公演ダブルヘッダーなどという無茶をさせてくれました。(爆)
(大塚・萬スタジオにて)★★★☆

14日(日)M『白血球ライダー2000』惑星ピスタチオ
 ピスタチオを観るのは9回目ながら、今までで一番ノれなかったかも?しかしオフ会で観たことの幸せさよ。自分では気付かなかった“背景”のようなものを説明されて目からウロコ…。それをふまえてもう一度観れば評価もアップしたろうけれど、いかんせん先立つモノが…(T_T)
(シアターアプルにて)★★

20日(土)M『迷森 THE WOOD OF DEATH』ワイルド・ライフ・メーカーズ
 いろんな要素を詰め込み過ぎて、休憩なし2時間半の長丁場はかなりモタつく感じ。しかし終盤で展開される「正義とは?」という命題に対するカルト教団側と警察側のそれぞれの言い分や、中年の男性刑事を見事に演じた三浦麻子の演技で、点数的にはやや挽回。できればもっとスッキリさせた“改訂版”で再見したい。
(大塚ジェルスホールにて)★★☆

20日(土)S『およしなさいッ』劇団方南ぐみ企画公演
 盛り沢山で、特に前半はかなり無理があるものの、豪華客演陣と話の勢いで見せてしまうのも一つの芸か?しかし結婚というものについて掘り下げた後半はしみじみとして見事。
 それにしても、カーテンコール恒例の“アレ”、上杉祥三、遠山俊也、平賀正臣、西田薫、遠山景織子ほかの客演陣にもやらせるなんて…!
(東京芸術劇場小ホール2にて)★★☆

21日(日)M『闇に咲く花』こまつ座
 これも初演、再演を観ていて3回目になるものの、些細なことから戦犯にされてしまうことの恐ろしさが印象的だった前2回と異なり、強い戦争批判とそれについての作者の姿勢・メッセージ性に気付き、かなり泣ける。これもまた不朽の名作!『きらめく星座』同様、今後も演を重ねて欲しい。
(紀伊國屋ホールにて)★★★★☆

23日(火)M『Nicholas McPherson』Piper
 計算されたセリフ・動き、コメディながら徐々に盛り上がるサスペンス、さらに2転3転するストーリーと、どれをとっても一級品か?特にSPと暗殺者2つのグループが舞台上の同じ装置(ストーリー上は別空間)の中でクロスする場面の会話・動作は特筆モノ。90分というコンパクトなサイズも魅力?
(青山円形劇場にて)★★★★

23日(火)S『不死病』演劇実験室∴紅王国
 「後天性不死症候群」に冒された“死ねない苦しみ”を前面に押し出した終盤が哀しくも限りなく美しい。さらに逆光や下からのアオリを使った独特の照明とK・クリムゾンやM・オールドフィールドなどを連想させる音楽がそれをよりいっそう盛り上げる…。10日ほど前にもらったチラシに惹かれて観に行き、思わぬ拾いモノ。
(ウッディーシアター中目黒にて)★★★☆

26日(金)S『LOST SEVEN』劇団☆新感線
 無国籍チャンバラ+魔界モノ、ロック風味。こういう作品を演らせたら、新感線の右に出るところはないのでは?(…っていうか他は演らないのか)
 今まで新感線にはなかった(?)キャラを演じた小須田康人・京晋佑、見せ場(聴かせどころ?)が2回もあった明星真由美など、客演陣も魅力たっぷり。また、余韻の残る終わり方も良い!
(アートスフィアにて)★★★★

27日(土)M『パンドラの鐘』NODA・MAP
 前半笑い、中盤ゆるやか、という展開から、終盤はメッセージの洪水状態。情報量・見どころともに満載で、脳内で処理しきれないままその奔流の中に身を任せている自分がいる…みたいな。NODA・MAPは春の『半神』に次いで2度目ながら、そういえば、この感覚って前回もあったような気がする。
(世田谷パブリックシアターにて)★★★★

28日(日)M『キャンドルは燃えているか』演劇集団キャラメルボックス
 ソフトSFサスペンス。観ている間は勢いで緻密に組み上げられたように思えるものの、あとで落ち着いて考えるといくつか無理もあるような。キャラメル作品としては平均点程度?(期待していたものとのギャップもあったので…) 田嶋ミラノの脚線美に星半分オマケ(爆)
(サンシャイン劇場にて)★★★

【LIVE】

12日(金) 橘いずみ @ON AIR EAST
 前2回(6・8月)に比べてスケールアップした会場が逆効果。中途半端な規模なもので音響が悪く歌詞が聴き取りにくいために、フラストレーションがたまってしまった。しかし本編ラストの「失格」は、やはりスゴい。これだけストレートに心情を吐露するとは…。かつて加山雄三をして「何だかコワイな」と言わしめたのも判るような。
 また、アンコールのMCで来年はアルバムもリリース(←3年振り)すると言った時になかなか止まなかった拍手には、ファンの気持ちがよく表れていたと思う。
 それにつけても、アンコールまでの間、拍手を人任せにしてボケッとしている連中って、何を考えているんだか…(-_-メ)

【映画】

24日(水)『皆月』@テアトル新宿
 望月六郎作品は『鬼火』以来2度目。どちらも主演男優は切なく、相手役の女優は魅力的に、そして“道から外れた者”たちのやるせなさを描き、そのやるせなさは、曇りが多く晴れていても弱い日射ししかない画面で増幅される…という共通のトーンがあるような。
 しかも妻に逃げられた中年男の奥田瑛二は当然として、その義弟・北村一輝や風俗嬢・吉本多香美といった若手も好演していて、息苦しいほどの雰囲気。ラストでちょっぴり救いはあるものの、はたして彼らの未来は明るいのだろうか?などと心配してしまった…。

(12月の予定)

【芝居】
4日M:Kwi『モラル;ズ ファンタジー』
4日S:演劇屋バンソウコウ3『スピード?』
5日M:こまつ座『雪やこんこん』
11日M:横浜夢座『横浜行進曲』
12日M:自転車キンクリートSTORE『マクベス』
18日M,25日M:1999QUEST『色彩組曲MAX』
18日S:演劇集団キャラメルボックス『キャンドルは燃えているか』
19日M:Bumkamura『パンドラの鐘』
23日M:ナイロン100℃『テクノ・ベイビー』

【LIVE】
11日,12日:遠藤響子@南青山MANDALA
22日:上々颱風@新宿文化センター
26日:篠原美也子&東野純直@ルミネホール・ACT

【映画】
『The Sixth Sense』『梟の城』『月光の囁き』など…