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(遅筆堂ネタふり亭 じべ since 1999.12)

■7月の結果と8月の予定■

芝居を歴代2位の38本、LIVEをこの年最多の7本こなしたために映画は5本(この年初の1桁)にとどまる。8月は芝居、LIVEとも穏やかな分、映画が増えそう

 【じべ 2008.8.7】

(7月の結果)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【芝居】

1日(火)S 『前田』演会ジンジャーメーカーズ@赤坂RED/THEATER
今シーズン限りで閉鎖される広島市民球場へのオマージュで、新旧の野球ネタなどが満載。親切なことに当日パンフに元ネタの解説があり、大半は知っていたがそれを読んでいたことによって劇中で「あ、これか」と気付くケースもあって有難い

2日(水)S 『母の桜が散った夜』“STRAYDOG”@シアター代官山
前半はかなりドタバタコメディながら、後半では家族それぞれが抱えた問題や愛憎、それに主人公の母に対する想いが描かれていて、家族ものに弱くなった身としてはホロリ。が、初演(04年5月)時に感じたように前半と後半の落差にはやはり抵抗アリ

3日(木)S 『東京俳優市場 2008夏』東京Voice & Drama Collection@南青山MANDALA
プラチナペーパーズの『ラフカット』に似たスタイルのオムニバス3本。中では2本目の定時制高校を題材にしたコメディ「Part-time High School」が、3LDKの佐藤秀一による作・演出だけに完成度が高い上にキャストもそれぞれ個性的で○

4日(金)M 『私の、メリー・ゴー・ラウンド』演劇配合サプリメンツ@劇場MOMO
現実と夢の出来事がリンクする手法だが、贅沢にも(笑)別の役者を使って、現実界と夢の中の同じ流れの場面をクロスさせて見せるなんてテが上手い。また、アミューズメントパークの夜のシーンで照明を使って遊具類を見せるというのも一種幻想的で有効

4日(金)S 『ヤマ魂 YAMATAMA 〜2016〜』ACファクトリー@ザ・ポケット
8年後の東京オリンピックの選手村での「ありそう」「あり得ない」双方が満載のコメディ。大半はコメディ一直線で、番外公演と銘打っていることもあり「今回は抜きか?」と思ったアクションは終盤に炸裂。そこまでのコメディ調とコレで「一粒で二度オイシイ」

5日(土)M 『夕』東京セレソンDX@シアターサンモール
プロローグで現在の様子を見せた後は一気に主人公たちの高校生時代に遡り、それから10年以上にわたる彼らの交友の要所要所を見せて再び現在の様子で締めくくることによって登場人物たちを身近に感じさせる脚本がやはり巧み

5日(土)S 『表と裏と、その向こう』イキウメ@紀伊國屋ホール
何やら得体のしれないものが背後で蠢いていそうな不安感や理詰めでクールにじわじわと追い込まれるような感覚、一見すべて正しく見えながらも大きな部分であり得ない…な作品世界などは毎度ながら、今回は笑える部分も少なからずあるのが新機軸

6日(日)M 『サムリーマン ト音記号 −踊れる者は久しからず、歌うは佐藤鈴之助−』劇団虎のこ@東京芸術劇場 小ホール1
前半が父を中心とした社内覇権争い、後半が15年後に同じ会社に就職した娘の話で、それに飼われている金魚たちがストーリーテラー的に絡み金魚界の物語も展開されるという欲張りな構成のために2時間50分もの長尺になったのはちょっと残念

6日(日)S 『五右衛門ロック(プレビュー公演)』劇団☆新感線@新宿コマ劇場
劇団☆新感線メンバーも勢揃いな上にゲスト陣も豪華で、さらに内容もいかにも劇団☆新感線なので「いよっ、待ってましたァっっ!!!」な感じ。特に北大路欣也の重厚さと森山未來のカッコ良さが引き立っている感じか?

9日(水)S 『Last Scene はさりげなく』劇団S.W.A.T!@紀伊國屋ホール
大好きなバックステージもの。序盤で、劇団員と演出家の間にあった溝が比較的アッサリと埋まってしまうような気もするが、約2時間のワクに収めるためにはやむを得ないし、むしろその後の展開が充実しているので個人的には許容範囲、と言うか納得

11日(金)M 『LOA 「アワセルカガミ。」』K.B.S.Project@千本桜ホール
キャッチコピーは「サスペンスタッチの学園恋愛ファンタジー」、ジュヴナイル系で往年のNHK少年ドラマシリーズを想起させるどこか懐かしい感覚と切なさを併せ持った秀作。笑いの配分とそれをさしはさむタイミングも申し分なく、ほぼ絶賛状態

11日(金)S 『審判員は来なかった』ペンギンプルペイルパイルズ@シアタートラム
04年秋以来観てきた不条理系・不思議系・不安系の作品群とは一線を画した笑いの多いスタイルで、それにちょっと戸惑いつつも「こういうのもアリなのね」と納得し、さらにケラリーノ・サンドロヴィッチとますます共通項が増えたようにも思う

12日(土)M 『“kiss me,deadly”』smartball@王子小劇場
日常と隣り合わせたごく身近なイケナイ世界を垣間見る感覚。以前はアメリカ映画などでごく普通な人物が犯罪に関わっていてヤバい連中とトラブるような設定があったが、日本でもこういう設定がさほど絵空事っぽくなくなってしまったのはイイことなのか?

13日(日)M 『現代忍法ぼんやり絵巻』KUSARE芸道R@THEATER BRATS
基本的にはナセンスコメディながら、客席から感嘆の声があがるほどの立ち回りや感動要素まで盛り込み、連作短篇風と言うか連続活劇の一挙放映のようにほど良く区切りのあるツクリによってテンポ良く見せ、これまたほぼ絶賛状態

13日(日)S 『新宿番外地』椿組@花園神社境内特設ステージ
意外にも2038年を舞台にした近未来もの。とはいえお得意の(?)一種ドロ臭い物語、90歳となった外波山文明が出てきたりもしつつ、毛皮族の江本純子演出によるショウ場面もあり、夏のイベント的な独特のノリを堪能

15日(火)M 『恋人ができないが、もういい』箱庭円舞曲@OFF・OFFシアター
仕事絡みの人間関係など、実生活でそうであるように「これが正解」というものがないので、それぞれの考え方に共感したり異論を持ったり、まるで自分もそこに居合わせているように錯覚させてしまうのは上手い。脚本と演じる役者陣のリアルさの相乗効果か

15日(火)S 『ハギトル』劇団†勇壮淑女@ウッディシアター中目黒
ストリップ小屋を舞台にした人情系?…に見えながら、どこかアンバランスな「世にも奇妙な物語」的不気味さ・不安感が漂っていて、いつもと同じ日常から脱け出ることの難しさ(危なさ?)が次第にジワジワと湧き出てくるような感覚が独特

16日(水)S 『心の余白にわずかな涙を』elePHANTMoon@王子小劇場
(公演中止)

17日(木)M 『アルケミスト』少年社中@ザ・ポケット
旗揚げ公演作品の改訂版でパウロ・コリーニョ原作の舞台化。夢を諦めない主人公よりも彼が旅の途中で出逢う夢を追う資金調達のために就いた仕事に本分を見出す者や、意図的に夢を追わなくなった者などに共感してしまうのは守りに入った証拠か?(爆)

17日(木)S 『Voice Acter』劇団6番シード@萬劇場
単なるバックステージものの声優版ではなく、舞台やラジオ収録と一線を画すアフレコの特質が活かされているところが独自。もちろん、バックステージ系ではお馴染みのギクシャクしたりもしながら1つのモノを創り上げるという軸は外さず、その意味で「一粒で二度オイシイ」と言えるか?

18日(金)M 『THE GHOST STORY 〜影が、ゆく〜』ネオゼネレイター・プロジェクト@ザ・スズナリ
基本的にはユーモラスで、ちょっと切なさもある幽霊譚。ホラー要素は無きに等しく、しかし独特の面白さあり。特に劇中で作家が書いている作品も舞台上で演じられ、それが劇中現実とクロスするばかりでなく、終盤では全体のストーリーをまとめる一端まで担ってしまうという構造がユニーク

18日(金)S 『戦国HEROES』@YANKEE STADIUM 20XX@シアターサンモール
おバカネタやしょーもないコント、さらには邪道あるいは反則と言えなくもない客いじり、劇団員いじりまであるので、ウッカリするとそちらに気をとられて見落としそうだが(爆)、毎回かなりの技術を要するものも含み新たな手法を編み出しているのはスゴい

19日(土)M 『ダブルブッキング』@ケイダッシュステージ@THEATER/TOPS(7月の特選芝居)
二劇場を役者が往き来して同時上演するという「奇跡の作品」。主宰が2つの公演を掛け持ちすることを知った劇団員が帰ってしまったという設定から始まるが、一方だけ観ても十分に楽しく、演劇讃歌的な内容も含めてさすが堤泰之作品という感じ

19日(土)S 『ダブルブッキング』@ケイダッシュステージ@紀伊國屋ホール
オープニングのいかにもアングラ系な芝居のゲネ終盤部分に大笑いし、以降、トップス側での出来事を脳内で再生しつつそのリンクを楽しむ一方、こちら側独自で繰り広げられる新たな物語も加わり、緻密に組み上げられた手工芸品を観るような感覚

20日(日)M・S 『エブリ リトル シング』ネルケプランニング@紀伊國屋サザンシアター
プロローグ、エピローグを伴う4編の連作短篇というスタイルの原作を2編ずつに分け、脚色で膨らませたプロローグとエピローグで挟んだ2つのバージョンとしての上演。どちらももう一方を観ていないと意味が通じない部分があるのは残念

21日(月)M 『小指と殺し屋たち』Last Brand@アイピット目白
「力のある作品」、観る者をグイグイ引きつけるその力がスゴい。昭和43年の学生運動が現在の傷害事件に深く関わっていることが提示される終盤は重さもありつつ、救いの余地をちゃんと見せて後味は決して悪くない…どころか感動すら憶える

21日(月)S 『イルミナ』Sel−fish@シアターグリーン BIG TREE THEATER
X−QUESTを思わせるSF未来アクションだが、剛速球一本槍の投球の如く終始緊張系なのでちょっと疲れる。程よくコミカルなパートをはさみ、2つの種族の衣装もハッキリと対比させればより面白く、よりわかりやすくなったのではあるまいか?

23日(水)M 『パタリロ西遊記!』オフィス《RELAX》@六行会ホール
牛魔王関連のくだりを、原作通り羅刹女や玉面公主を登場させる一方、子供を三兄弟にするなど膨らませて、そこに「パタリロ!」のナンセンスさを加味した意欲作。「パタリロ!」を読み込んでいればもっと楽しめたかもなぁ、という悔いも少々アリ

24日(木)S 『大統領誕生』劇団スーパー・エキセントリック・シアター@紀伊國屋サザンシアター
基本的にはコメディながら、前半は政治情勢や日米関係などに対する毒や皮肉がたっぷり盛り込まれ、中盤にはミュージカル風シーンもあり、さらに途中でかけた謎をハッキリと解明せずに残して観客に判断を委ねたまま終わるという構造が非常に巧み

25日(金)S 『あなたの探し物、無料(ただ)で探します(仮)』u−you.company@シアターグリーン BOX in BOX THEATER
前半は後半への下地作りのためのエピソードの羅列的な感なきにしも非ずながら、それらを踏まえた終盤は圧巻。登場人物の大半がバーに集まって交わす会話は女子更衣室あるいは「修学旅行の夜」の会話を盗み聞きしているようでドキドキ(笑)

26日(土)M 『五右衛門ロック』劇団☆新感線@新宿コマ劇場
終盤のカルマとクガイの親子関係にホロリとし、最後の立ち回りの前に中心となる4人が白浪五人男よろしく名乗りをあげて見得を切る時はゾクゾク、島の水没という大スペクタクルを比較的簡単な装置でそれらしく見せるアイデアには感心

26日(土)S 『タオの月』カプセル兵団@笹塚ファクトリー
1年前の『ゼイラム THE LIVE』と同じく雨宮慶太監督作品(未見)の舞台化ながら、今回は『ゼ』の反動かギャグも多く、その意味ではいつものノリに近いか?映画は未見なのにその見事な独自の表現により映画での場面が想像できてしまうのはさすが

27日(日)M 『ピーターパン』ホリプロ@東京国際フォーラム ホールC
さすがにブロードウェイミュージカルだけに見せるツボを心得ており、フライング場面を筆頭に、タイガー・リリーとその仲間たちのアクション、犬やワニ、それにティンカーベルの表現など見どころ満載な上に、子供でも飽きないように計算された構成も見事

27日(日)S 『E.S.P. 〜especially seven presents〜』回転OZORA@下北沢・駅前劇場
超能力捜査班を結成すべく集められたメンバーは些細な能力の持ち主ばかりで…という物語。終盤の展開のための設定で前半も通そうとすることで若干の無理が生じて説得力に欠けてしまったのは惜しいが、終盤、能力が発揮されるパートが良くて満足

28日(月)M 『SMOKY 〜スモーキー〜』無頼組合@阿佐ヶ谷アルシェ
完結させた筈のシリーズの4作目を執筆中にアイデアにつまった小説家が、弟が絡んだ事件に巻き込まれ…という物語。パルプフィクション的な犯罪活劇とコミカルな作家パートがうまく融合しており、それに兄弟の絆というスパイスもきかせて満足度高し

28日(月)S 『屋上パラダイス』uncle jam@スタジオあくとれ
6階建てマンションの屋上に無許可で住んでいる父娘と、そこで自殺しようとした男や6階住人などが織り成すドラマ。若干突飛な設定ではあれ、人と人のつながりができる現場を観るような感覚をユーモアでくるんで心地好い

31日(木)M 『舞台 フラガール』@赤坂ACTシアター
ダブルフィーチャーの片瀬那奈(まどか)と福田沙紀(紀美子)に焦点を絞った分、人間ドラマの部分がシンプル…どころか単調になったうらみアリ。一方、全体の構成を変えて映画のようにダンス場面ではなく「あの場面」をラストに持ってきたのは大いに納得

【LIVE】

9日(水) ゲヴァントハウス・バッハ・オーケストラ@東京オペラシティ コンサートホール(7月の特選LIVE)
前半はヘンデル、ヴィヴァルディ、バッハ、パッヘルベルの代表曲、後半がバッハの管弦楽組曲とブランデンブルグ協奏曲と「バロック名曲集」で当時は高貴なクラスのみのものであったこれらの曲を庶民でも気軽に聴ける時代のありがたさをかみしめる

10日(木) 村治佳織&ゲヴァントハウス・バッハ・オーケストラ@サントリーホール 大ホール
目玉は独奏楽器をギターに編曲したバッハのチェンバロ協奏曲第5番・第2番。原曲のきらびやかな感じが渋く落ち着いた雰囲気に変わるのは面白い。一方、曲目変更によりブランデンブルグ協奏曲の前日とのカブりが増えたのは残念

12日(土) 東京交響楽団@東京芸術劇場 大ホール
本来の25番から変更となったモーツァルトのピアノ協奏曲第21番と「パリのアメリカ人」は、聴き覚えがあり、初めて曲名と内容が一致する。また、「パリ…」と「アパラチアの春」は現代に近い作品なので映画音楽に近く感じたりもする

14日(月) 読売日本交響楽団@サントリーホール 大ホール
「アメリカ・プログラム」と銘打った前半はヴァーレーズの「アメリカ」。指揮台の周りを除いて舞台の床がほとんど見えないほどの大編成での現代音楽を堪能。後半はドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」で、やはり何度聴いても面白い

22日(火)・29日(火) RYOKO@赤坂「橋の下」
22日はゲストに佐藤春樹を迎えてトロンボーン&ピアノという珍しい編成(29日は通常のピアノ&ドラム)で、至近距離でトロンボーン・ソロを聴くという貴重な体験をする。また、前月に続いてのサプライズ曲のコーナーではその選曲・アレンジにニヤリ

31日(木) 梶浦由記@Shibuya O−East
初めて耳にした曲も含めて、曲調が違っていてもメロディラインといいコーラスワークといい特徴的で、良い意味においてどこを切っても梶浦サウンドの金太郎飴状態。オープニングアクトも含めて3時間近い長丁場もその長さを感じず

【CD】

アルバム
「島みやえい子/O」(2006年作品)(7月の特選アルバム)「JYONGRI/Love Forever」「O.S.T./アルケミスト」を購入

シングル
「アイドリング!!!/告白」「いきものがかり/花は桜 君は美し」「DREAMS COME TRUE/何度でも」(2005年作品)「LOOK OF LOVE/時 〜Toki〜」「LOOK OF LOVE/Door」「misono/二人三脚」(7月の特選シングル)「ランカ・リー=中島愛/星間飛行」を購入

【映画】

1日(火) 『花より男子 ファイナル』@ユナイテッド・シネマとしまえん スクリーン3
スケールが大きく、ラストにはシリーズの主要人物が顔を揃えるというのは「完結編」にふさわしい。ある程度真相は読めるし、後半の無人島パートあたりには中だるみ感が漂うが、その後の核心にふれる場面での親心関連が良いのでまずまず満足

1日(火) 『インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国』@ユナイテッド・シネマとしまえん スクリーン8(7月の特選外国映画)
前三作に比べて現代に近づいた分、微妙にロマンに欠けた感もあるが、ほど良いユーモアと強引なストーリー展開、秘宝の持つ力、などがまさに「お帰りなさい」な感じ。後半の軍用車を使ってのアクションシーンの美しさなぞ様式美に近いものアリ

16日(水) 『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』@ユナイテッド・シネマとしまえん スクリーン5
グループに分かれてあるアイテムを集める前半は動的で様々な妖怪に扮したキャスト陣も含めて楽しいが、その反動か一箇所にとどまり最終対決となるクライマックスがやや平坦に感じられてしまうのはストーリー構成上の誤算か?

30日(水) 『ザ・マジックアワー』@アミューズCQN シアター1
前々作や前作と比べてリアリティには欠けるものの、コメディとしてはこういうのもアリだし、無茶な設定や嘘と事実が奇跡的にかみ合ってしまう序盤など東京サンシャインボーイズ時代の『なにもそこまで』(92年)を連想したりして、そちらの意味でも楽しい

30日(水) 『純喫茶磯辺』@シネ・アミューズWEST
ダメ親父を好演した宮迫博之や等身大の高校生役がよく似合う仲里依紗など魅力的なキャストによる喫茶店の顛末記、大事件が起こるわけでなく、日常のスケッチ的なホームコメディのバリエーション、軽い気持ちで笑いながら観るには最適?

※ 「7月の特選日本映画」は該当なし


【展覧会】

(な し)


【読書】

「神かくし」南木佳士@文春文庫
作者自身の鬱病体験が色濃く反映されていて全体的に重めのトーンなのでちょっと苦手。初めて読んだ「医学生」はとても良かったが、それ以来徐々に苦手方面へシフトしているような…。一方、他の作品群と共通するアイテムを見つける面白さあり

「落語娘」永田俊也@講談社文庫(7月の特選小説)
落語界における女流の肩身の狭さに「演者は命を落とす」という噺の怪談風味を加えて多面的な物語に見事な落語的落ちをつける表題作(映画の予習の意味合いもある)、女性漫才師を描いた「ええから加減」とも面白い

【その他】

しょうえい(外食)
王子にあるつけ麺系の店。やすべえと似ているが、麺はより太く、さらにやすべえにはない「ごまだれつけ麺」があり、「辛ごまだれつけ麺」は独特の美味さで絶品

(8月の予定)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【芝居】

1日S 『九龍にジェットセッター』演劇作戦楽天Z號@アートスペースリビーナ
2日M 『僕らの声の届かない場所』空想組曲@王子小劇場
2日S 『旧歌』熱帯倶楽部@シアターモリエール
3日M 『なんせんす』あんぽんたん組合@赤坂RED/THEATER
3日S 『Father Christmas,Don’t Cry 〜2008下北Ver.〜』しゅうくりー夢@下北沢・駅前劇場
6日S 『アノセイシュンノウタ』クレイジーパワーロマンチスト@シアターサンモール
7日S 『阿片と拳銃』劇団M.O.P.@紀伊國屋ホール
8日M 『幸せの支度』and so on@ウッディシアター中目黒
10日M 『嵐になるまで待って』演劇集団キャラメルボックス@サンシャイン劇場
10日S 『Symphony#09 罪と罰 マジで大迷惑!』劇団再生@阿佐ヶ谷ロフトA
12日S 『不毛会議』1970PROJECT@「劇」小劇場
13日S・16日S 『沼田宏の場合。』モノツクリズム ソラトビヨリ。@劇場MOMO
14日M 『服部!(A面・B面)』ぷろじぇくと服部@シアターシャイン
15日S 『マーチ!』世界名作小劇場@サンモールスタジオ
16日M 『えっと、おいらは誰だっけ? 〜Cash On Delivery〜』rorian55?@ザ・ポケット
17日M 『ボクコネ 〜ボクはテクノカットよりコネチカット〜』タカハ劇団@下北沢・駅前劇場
17日S 『レストラン SEVEN STAR へようこそ』@萬劇場
18日S 『立体文学 うさぎ×うさぎ』ストーリーテラーズ@ドーモ・アラベスカ
20日M 『こい!「ここぞ」というとき』ポップンマッシュルームチキン野郎@新宿ゴールデン街劇場
21日M 『ペダルをめっちゃ漕ぐ』Theatre 劇団子@赤坂RED/THEATER
21日S 『闇に咲く花』こまつ座@紀伊國屋サザンシアター
22日M 『ルドンの黙示』劇団アロッタファジャイナ@新国立劇場 小劇場
22日S 『PAIN』秦組@「劇」小劇場
24日M 『ペガモ星人の襲来』G−up@下北沢・駅前劇場
24日S 『愛される覚えはない』劇団宝船@THEATER/TOPS
25日M 『地獄のKiosk』spandrel/range@王子小劇場
26日S 『多い日も安心』柿喰う客@吉祥寺シアター
29日S 『BURRRN!! 〜無稽・本能寺 〜』劇団BOOGIE★WOOGIE@東京芸術劇場 小ホール1
9月1日M 『GET my SOUL』ASSH@萬劇場
9月6日M 『タイツ羅武(LOVE)』劇団スーパー・エキセントリック・シアター@シアターサンモール
9月6日S 『茶番劇』TEAM 6g@シアター代官山
9月7日M・S 『Prizon』劇団伍季風@劇場MOMO

【LIVE】

9日 flower voice scene.40(SeanNorth、sinkirow、拝郷メイコ、SHUUBI)@FAB 表参道
23日 高橋瞳@Shibuya O−West
30日 玉置成実@SHIBUYA−AX

【CD】

アルバム(購入予定なし)
シングル「岡本玲/teenage days」「岡本玲/Railroad Star」「中川翔子/Shiny GATE」など

【映画】

『ネコナデ』
『愛流通センター』
『憐 −Ren−』
『カメレオン』
『百万円と苦虫女』
『赤んぼ少女』
『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』
『片腕マシンガール』
『きみの友だち』 など

【展覧会】

(予定なし)

【読書】

「きみの友だち」重松清、「永遠の放課後」三田誠広 など