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(遅筆堂ネタふり亭 じべ since 1999.12)

■4月の結果と5月の予定■

芝居は月間歴代2位タイの35本を観て早くも年間累計が100本を超え、映画も昨年平均を上回る13本、LIVEは今年最多の6本とフル・スロットル状態

 【じべ 2008.5.11】

(4月の結果)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【芝居】

3日(木)S・6日(日)S 『狼少女ダルマ 〜日出処の天女〜』X QUEST@あうるすぽっと
「島国日本演劇祭」中の1本でテーマが「選挙」なのでいつもとは若干テイストが異なり未整理な部分もなきにしも非ずながら、主張はむしろ普段よりもわかりやすくド真ん中の剛速球で、こういう題材をエンタテインメントに仕立て上げるということに感心

4日(金)M・S・5日(土)S『ピース!!!』劇団Peek−a−Boo@東京芸術劇場 小ホール2
前作『ONE!』と共通する部分が多く、比べてしまうとかなり甘口な仕上がりではあるが、根底に流れるテーマから表現方法、笑わせ方に至るまで「武末イズム」満載の子供から大人まで楽しめる広角エンタテインメント

5日(土)M 『春を待つ』味わい堂々@スタジオあくとれ
高校生ネタで笑わせておき凝ったアニメーションよるクレジットを経ての本編はいささかシリアス。冒頭の高校生たちのその後の姿を併行した挿話で見せるスタイルは関係性がつかみにくいが、終盤で一気に関連付けられるのは快感に近いモノがある

6日(日)M 『旅に出ようよ 〜サリー&Daydreamers〜』DEAD STOCK UNION@タイニイアリス
コミカルな序盤、窮余の策からサクセスストーリー系となる中盤、そして芸能界の「オトナの事情」のために「どうなっちゃうの?」を経て感動のフィナーレを迎えるという全体の構成が上手い上に、ディテールも凝っていて大満足

9日(水)S 『童の音小僧』モノヅクリズム ソラトビヨリ。@ウエストエンドスタジオ
グワィニャオンの『音小僧』改訂版。音の表現に動作も付けることにより鳩やバイク、花火などその情景が脳内でちゃんと再生されることに感心。さらに「手づくり」から「機械」に変わってしまうことの味気なさについてもサラリと触れているのがイイ

10日(木)M 『黄金の山』椿組@スペース雑遊
コミカルな中にアヤしげな謎をチラホラさせ、それを小出しにすることで先への興味をつなぐのが巧み。そしてその謎がすべてつながった時のコワさ…。前半が喜劇調なので後半のコワさがより際立つ感じ。最後に乱舞する桜吹雪もよかった

10日(木)S 『炎の記憶』SORAism company@THEATER BRATS
何故か死なない神父と、彼を訪れた男を中心とした物語。かなり重要なヒントがありながら他に気をとられて落としどころを見抜けなかったのはちょっとクヤしい。また、シスターのマシンガンの入手経路と乱射ぶりがちょっと引っかかる

11日(金)M 『THE BEST PARTNER II …キミとワタシのココロのオトを…』ジーモ・コーヨ!@シアターグリーン BIG TREE THEATER
犬と人間の関係を描き、人間の身勝手さ批判など、劇団Peek−a−Booの『ONE!』とカブる部分も多いが、人間側が中心、野犬より飼い犬の数が多い、など対照的で、視点がちょうど裏返しのような部分もあり、両方観ると相乗効果が得られる、な感じ

12日(土)M 『寸前家族 〜クレイジー・イブ』パラダイスシアター「おもちゃ工房」@萬劇場
嘘と誤解で事態がややこしくなるというコメディの王道で好きなタイプではあるが、よく観ているのが災いしてか「フツーの面白さ」にとどまる…どころかいくらコメディとはいえ、無茶な部分も散見されて、やや期待外れ

12日(土)S 『NEN,GOO! 〜お江戸のスターが勢ぞろい』J's PRODUCE@あうるすぽっと
ストーリーに「練り込む」のは難しかろうと思われる「税金」というテーマを、パラレルワールド的な(あるいはすべてが滅んだ後の遥か未来に再建された?)「お江戸」の年貢増額を発端とした倒幕運動とその顛末に仕立てたアイデアには感心

13日(日)M 『恋人としては無理』柿喰う客@ギャラリーSite
内容はもちろん、名前のある登場人物だけでも13名、一般市民やピラトの部下など名のない人物も含む30以上の役を5人で演じ、しかも主要人物は1つのアイテムと口調という「記号」で表現して交互に演ずる手法が面白く、かつ見事…ってか絶品?

16日(水)S・17日(木)S 『SAMURAIメガネ 荒野に立つ!?(甚バージョン、虎バージョン)』AchiTION!@THEATER BRATS
甚:落としどころはうっすらと想像がつくが、双方対になるキャラクターの設定と配置がイイ。生の芝居と映像のコラボレーションもいつもながら見事虎:甚とはうって変わったようなハードバージョン。また、展開が同じ前半部分も同じ時刻にもう一方では何が起きていたかを見せるのが上手い

17日(木)M 『TAKE−MITSU』BB団@千本桜ホール
人類よりもアンドロイドの人口が圧倒的に増えた世界を描いたSF系。基本設定はカレル・チャペックの『RUR』を想起させるものの、あれほど重かったり暗かったりせず、後半は「TAKE−MITSU」をめぐるサスペンスで、エンタテインメント性十分

18日(金)M 『ブロッサム セレナーデ 〜よしのと魔王〜』進戯団夢命クラシックス@萬劇場(4月の特選芝居)
前作とは異なりかなりコメディ調に始まりながらもハートウォーミングな中盤を経て戦うことの虚しさを訴える感動のクライマックスに持ち込むというストーリーテリングが巧みでそのテーマも含めて非常に満足

18日(金)S 『カウントダウン』ファルスシアター@シアターグリーン BOX in BOX THEATER
とある犯罪を遂行中の側と阻止しようとする側を前半と後半の二部構成で見せるという構造で、時々見せる他方との接点が後半を観た時にすべて明らかになって面白いが、必然性がさほどなく無理やりな感じのブラックな結末には違和感アリ

19日(土)M 『シェイクスピアBOOGIE★WOOGIE 〜真夏の夜の夢〜』劇団BOOGIE★WOOGIE@東京芸術劇場 小ホール1
出だしは若干の違和感が拭い去れなかったが、やがてそれは違和感なく融合して面白かったし、もちろん原典寄りの部分はちゃんとシェイクスピアしていたし、悪戯好きなパックを飄々と演じたル☆パンを筆頭にキャスティングも的確

20日(日)M 『銀細工とシャドー −擬曲編−』RAKUENOH plus@pit 北/区域
旗揚げ作品17年ぶりの再演。最近の「純文学っぽい雰囲気」とは趣を異にして、初心者にもとっつき易い感じ? サスペンスタッチの物語を通して記憶とは何か、その人物であるとはどういうことか、などに言及し、キモは「メロドラマ」という組み立てが巧み

21日(月)S 『ハリジャン』Innocent Sphere@シアタートラム
ここの持ち味である重厚さに存在感が圧倒的な尾上松緑の客演が加わって「鬼に金棒」状態。また、運命とかそういった抗うことのできないナニカによりそうせざるを得なくなるという結末はシェイクスピアの悲劇と共通する味わいあり

23日(水)M 『銀座通りのデカプリオ』新宿芸能社@THEATER BRATS
3年前に上演した『横丁のデカプリオ』のバージョンアップ版。終盤のお祭り場面の初演よりグレードアップした「出し物」の見事さもさることながら、下町的人情や高円寺の阿波踊りが続いた理由を「諦めない奴がいたから」とする台詞が心に沁みる

23日(水)S 『リバイバル メモリー』カプセル兵団@笹塚ファクトリー
ある日突然、自分が誰なのかわからなくなる、会話をしていてホンの少し前のことが思い出せなくなる、というスリリングな導入部で始まる初の「不条理物」は自己探し系。知的迷宮(あるいは「アリス的迷宮」?)を彷徨うような感覚が良い

24日(木)M 『旅すれば闇日光』劇団カリフォルニアバカンス@アイピット目白
いつもながらの上出来ナンセンスコメディ、「なワケねーだろ!」満載なのに不思議と説得力があるのは確立された作品世界と出演陣のしっかりした演技に裏付けられているからか?

24日(木)S 『蜻蛉の華 〜クサリメグリ〜』SOULPROJECT@西荻窪遊空間がざびぃ
以前観た『愛染桜』と同様、台詞やナレーションがなくダンスのみであるのに雄弁にストーリーを物語っているのが面白い。また、蜻蛉・蟻地獄・蜘蛛・蟻などのキャラクターを如実に表現した衣装・メイク、それに動作(振付)も見事

25日(金)M 『完全犯罪倶楽部 〜あっち向いてほい〜』MK−Box@レインボースタジオ
旗揚げ公演作品『屋根裏の完全犯罪』の改訂版。3年半前に観ていたが記憶の外だったため、D・フィンチャー監督の『ゲーム』を想起させるもさらに目まぐるしい終盤の展開にはすっかりダマされる

26日(土)M 『トレジャーのある街 ’08』Theatre 劇団子@pit 北/区域
音楽で身を立てることを夢見て地方都市から上京する主人公の引越し当日の騒動を描いた90分ほどの作品で、若干誇張されているとはいえ、ほぼ等身大(いや、エバさんは違うか(笑))のキャラクターたちを演ずる5人に好感

26日(土)S 『THE SNAKE 久世凛太郎ノ事件簿』嶋アイランド@ウエストエンドスタジオ
時代設定が曖昧なのは珠に瑕だが、探偵がいるのにクライマックスの謎解きはその友人が語るという仕掛けも面白いし、東京コミックショウのスネーク芸に最近のネタを掛け合わせて笑わせておき、最後のレッドスネークを「あのように」使うというのも巧い

27日(日)M 『だるまに目は×××。』波天南人@萬劇場
市議選内幕人情コメディ。欲を言えば市議と娘の確執をもう少し強調しておけば終盤がより引き立った気がするが、各キャラがそれぞれ個性を持って描かれており、終盤の市議と国会議員が語り合う場面などしっとりとしたオモムキもあってなかなかの出来

27日(日)S 『空中ブランコ』アトリエ・ダンカンプロデュース@東京芸術劇場 中ホール
原作と別と割り切って観たためかそこそこ忠実に感じられ、むしろ休憩込み150分に膨らませる苦労さえ見て取れる。また、伊良部役にはスタイルが良すぎる宮迫博之が、原作通りの子供っぽさ、ダダのこね方によりちゃんとそう見せていたのはさすが

28日(月)M 『春の朗読まつり』劇団代読屋@遊庵 ねこじゃらし
オーソドックスな朗読のみならず、歌・マイムと組み合わせたもの、ギター演奏とのコラボ、一人芝居を伴ったものなどスタイルがさまざまであるのみならず題材も原作ものからオリジナルまでと変化に富んでいるため1時間50分ほどがアッという間

28日(月)S 『飛ぶ痛み』キリンバズウカ@王子小劇場
瀬戸内海の島にある研究施設での会話劇。「痛み」「嫌い」「死」など負の要素がこれでもかといわんばかりに盛り込まれていながらも、目を逸らすころができない迫力があるというか、目を逸らさせない気迫があるという感じ

29日(火)M 『物語が、始まる』月影番外地@赤坂RED/THEATER
原作には登場しない具体的な地名や路線名を出したことで抽象的、幻想的な味わいが損なわれたのは不服だが、三郎を最初から役者が演ずるのにもかかわらず、辻修の演技によって少年から老人までの変化がちゃんと表現されていたことには感心

【LIVE】

2日(水) 熊木杏里@赤坂BLITZ
うららかな春の日に羽毛布団に寝転がって日向ぼっこをしているようなあたたかさに癒される前半、大御所たちの作品を自分の色に染めて歌うカバーのコーナーを経て手拍子系の終盤という構成が巧みで短く感じるが、終わってみればキッチリ2時間

11日(金) 読売日本交響楽団@東京芸術劇場 大ホール
チャイコフスキーの「悲愴」とストラヴィンスキーの「春の祭典」というおトクなカップリングだったが、「悲愴」第4楽章の最後で指揮者がまだ腕を下ろさないうちに拍手をして静寂の余韻をブチ壊した無粋な客に対しては殺意に近い感情(笑)を抱く

19日(土) ROCK LEGENDS(四人囃子、CREATION)@JCB HALL
生で聴くのが6年ぶり2度目の四人囃子は新曲も用意していることに感心、また、生では初めてのCREATIONは、「Dreams I Dream Of You」を弾き語り風に演ってくれただけでなく「スピニング・トゥ・ホールド」まで聞かせてくれて感激

20日(日) ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース/シカゴ@東京国際フォーラム ホールA(4月の特選LIVE)
相互のセッション2曲ずつを含んでヒューイ・ルイス&ザ・ニュースが90分、シカゴが110分もあったばかりでなく、アンコールには特別ゲストで布袋寅泰まで登場するとは、S席14,000円のモトは取れた…どころか安いくらい?

25日(金) 東京ニューシティ管弦楽団@東京芸術劇場 大ホール
第1ステージ後半の「ウェリントンの勝利またはヴィットリアの戦い op.91」は所謂「戦争交響楽」、ステージ横の2階客席両側にトランペットと太鼓を配置、先攻の下手側が英軍、後攻の上手側が仏軍を表しているそうで、生で聴くステレオ効果がありあり

29日(火) HIGH and MIGHTY COLOR@CLUB QUATTRO
新アルバム収録曲を中心に据えてアコースティックバージョンも交え、終盤はシングルヒット集で盛り上げるというお手本のような構成に満足したが、終盤でマーキーの音程がフラついたのは惜しい

【CD】

アルバム
「倖田來未/Black Cherry」(2006年作品)「玉置成実/Don’t Stay」(4月の特選アルバム)を購入

シングル
「AA−CHINO/マイティー・バディ」(2007年作品)「A×K/Endless Sky」「CHERRYBLOSSOM/DIVE TO WORLD」(2007年作品)「CHERRYBLOSSOM/春風LOVER SONG」(4月の特選シングル)を購入

【映画】

1日(火) 『ポストマン』@ユナイテッド・シネマとしまえん スクリーン9
まさに玉石混交で、「家族は一緒にいるのが一番」なアナクロ平成ガンコ親父を筆頭に類型的でツッコミどころとリアリティに欠ける部分満載な一方、画的に巧かったり美しかったりするし、ホロリとするエピソードもあるし、一部キャスティングにはニヤリ

1日(火) 『魔法にかけられて』@ユナイテッド・シネマとしまえん スクリーン4(4月の特選外国映画)
アイデアの勝利と、そのアイデアを可能ならしめた映像技術のナイスアシスト。単にディズニーアニメを実写化するのではなく、それに出てきそうな人物が現代のニューヨークに飛ばされて…と、ひねってセルフパロディっぽくしたのが何ともイイ

1日(火) 『Sweet Rain 死神の精度』@ユナイテッド・シネマとしまえん スクリーン4
先に原作を読み気に入っていただけに引っかかる部分も多少はあったが、2時間弱にまとめるため3つのエピソードを関連付けてクロニクル的にする、原作ではモノローグで語られる説明部分を視覚的に表現する、などの工夫にむしろ健闘を讃える

1日(火) 『Girl’s BOX ラバーズ☆ハイ』@Q−AXシネマ1
モロに定番、定石通りでベタと言っても過言ではないサクセスストーリーではあるが、5人の歌姫をフロントラインに据え、バックスに秋本奈緒美、小木茂光と手堅いところを起用し、彩りに紗綾まで添えられては文句は言えまい(笑)

2日(水) 『恋するマドリ』/『檸檬のころ』@新文芸坐
『恋す』:一ひねりどころか二ひねりくらいしたライトな三角関係モノ、全体的に優しさが漂い、一つの淡い恋(思慕?)を経て少しだけ成長するヒロインの姿が清々しく、また、終盤のスリル(?)とユーモアの配分が絶妙
『檸檬』:原作を読んでから時間が経っているだけに映画単体として観る傾向が強まり、結果、以前観た時は映画そのものに加えて原作の感動が呼び覚まされることの相乗効果もあったかな、的な?

6日(日) 『カクトウ便 vol.1「Battle Run XX」』@シネマ・ロサ2
格闘系アクションもさることながら、前半と後半にそれぞれ配された配送シーンのスピード感あふれる、そして華麗なアクションが素晴らしく、それだけで十分に観た甲斐があるのでストーリーの多少強引かつムチャな部分には目をつぶろう(笑)

8日(火) 『カクトウ便 vol.2「VS 謎の恐怖集団人肉宴会」』@シネマ・ロサ2
冒頭でvol.1のハイライトを見せながらも、本編に入ると「カクトウ便」関係者はなかなか登場せず、熱烈なアイドルファンとアイドル、TVディレクターを中心としたドラマをジックリ見せ、満を持したタイミングで「配送」スタートというスタイルが続編として上手い

10日(木) 『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』@新宿バルト9 シアター3
オトナに悪戯をしかける悪ガキと本気で仕返しするオトナという状況がのどかでどこか懐かしく昭和の薫り? また、最初のバトル以降は連作短篇風につなぎ、終盤に原作中高い評価を得たというエピソードを持ってくるという構成も上手く、幕の引き方もイイ

15日(火) 『memo』@シネ・アミューズEAST(4月の特選日本映画)
佐藤二朗初監督作。本人が出演していない部分も…どころか作品の隅々まで佐藤二朗の血が通っているというか、演技におけるあの独特の間合いや可笑しさがそのまま監督としての手腕にも活かされているというか、本当に紛れもなく佐藤二朗の映画

16日(水) 『劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』@新宿バルト9 シアター5
電王チームがメインでTVシリーズと併行撮影であったキバチームがほとんどゲスト扱いなのはやや残念なものの、ファンガイアと戦う電王や渡に入るモモタロスなどセ・パ交流戦 (いや、電王だけに「相互乗り入れ」か?(笑))のような楽しさアリ

22日(火) 『うた魂♪』@ユナイテッド・シネマとしまえん スクリーン6
合唱経験者として内容が身近に感じた(合唱の後輩たちも出演しているし)だけでなく、ここのところ主演映画が目白押しで伸長著しい夏帆を筆頭とした若手女優陣も魅力で、それに何と言ってもチカラ技で高校生役をこなしたゴリがイイ

22日(火) 『劇場版 カブキングZ』@シネマ・ロサ2
冒頭、ヒロインがいきなり…とか、悪い意味でなくチープなVFX(独特の味がある)とか「それなりに」面白かったものの、大きくハズしてはいない一方、逆に飛びぬけて良い部分もなく、いたってフツーのおバカ系…というよりは「脱力系」の方が的確か?

【展覧会】

(な し)


【読書】

「龍宮」川上弘美@文春文庫
川上弘美お得意の幻想不思議譚で「蛇を踏む」に近い、あるいは夏目漱石の「夢十夜」に通ずるアヤしさ満載。しかしどちらかと言えば「神様」のようなほのぼのタイプの方が好きだなぁ

「哀愁的東京」重松清@角川文庫(4月の特選小説)
絵本作家を休業中のライターを主人公とした連作短篇集。懐かしさとホロ苦さ、それに優しさが同居して心地良い。5編目の「虹の見つけ方」は五木寛之の作品を想起させるが、結末がいかにも重松タッチなのにニヤリ

「イニシエーション・ラブ」乾くるみ@文春文庫
「終盤の1行で全く違った物語に変貌する」という謳い文句だが、むしろ反則で、期待していただけに肩透かしを喰らう。終盤の1行による大逆転ならば広瀬正の「ツィス」の方がよほど見事

【その他】

雷伝(外食)
Gallery LE DECOより4〜50mほど南にある麺屋。看板メニューの麻辣麺も美味いが、3種類の味わい方ができる「小麻辣麺セット」(750円)が絶品

(5月の予定)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【芝居】

2日M 『二人の女』東京倶楽部@劇場MOMO
2日S 『夜叉王の面』PARANOIA AGE@「劇」小劇場
3日M 『吉田ミサイル一人芝居』吉田ミサイル@タナトス6
8日M 『冬の鼠』不消者@ザ・ポケット
9日M 『夜明けに光をまとうもの』遊星歯車機構@シアターグリーン BOX in BOX THEATER
9日S 『hg』風琴工房@ザ・スズナリ
10日M 『NIGHT EDEN』劇団 TIME LIMITS@相鉄本多劇場
10日S 『酒場でダバダ』ZIPANGU Stage@萬劇場
10日S 『ラッキー・ガイ』ZIPANGU Stage@萬劇場
11日M 『ザ・楽屋』MY proDuce@しもきた空間リバティ
12日S・13日S 『ROCKET LIVE 2008』ATT@アイピット目白
15日M 『人魚とハイヒール』ももいろぞうさん@吉祥寺シアター
15日S 『最後の1フィート 〜一遍の映画を巡る3つの物語〜』劇団6番シード@下北沢「楽園」
17日M 『まどろみ』M&O plays プロデュース@あうるすぽっと
17日S 『火星水族館 〜2072年、惑星探査ロケットで君とランデブー〜』宇宙食堂@東京芸術劇場 小ホール1
22日M 『メゾントーレ203』Premier☆Million☆Carats@ザ・ポケット
22日S 『ステージ』劇団K助@ウッディシアター中目黒
23日M 『マッハ・レコーディング a GoGo!!』劇団へロヘロQカムパニー@シアターサンモール
23日S 『IRDX−F』劇団離風霊船@ザ・スズナリ
24日S 『味噌は赤味噌』PADETRE@Studio twl

【LIVE】

11日 玉置成実@LIQUIDROOM
24日 読売日本交響楽団@東京芸術劇場 大ホール
25日 日本フィルハーモニー交響楽団@サントリーホール 大ホール
31日 東京交響楽団@東京芸術劇場 大ホール

【CD】

アルバム(予定なし)
シングル「坂本真綾/トライアングラー」「シェリル・ノーム starring May’n/ダイアモンド・クレバス」 など

【映画】

『クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者』
『少林少女』
『砂時計』
『銀幕版 スシ王子!〜ニューヨークへ行く〜』
『あの空をおぼえてる』
『ちいさな恋のものがたり』
『カンフーくん』
『伊藤の話』
『フィクサー』
『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』 など

【展覧会】

国宝 薬師寺展@東京国立博物館・平成館

【読書】

「神様のパズル」機本伸司、「機体消失」内田幹樹、「光ってみえるもの、あれは」川上弘美 など