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(遅筆堂ネタふり亭 じべ since 1999.12)
■8月の結果と9月の予定■
芝居は3月と6月に記録した月間最多数(28本)を大きく上回る35本を鑑賞。それに加えて映画を12本にLIVEも4本、さらに読書も今年最多の月間4冊。いやぁ「夏だから…」。
【じべ 2007.9.10】
(8月の結果)
【芝居】
3日(金)S 『夜叉狩斬十郎 〜華厳菩薩峠の章〜』0 BEAMS@ウエストエンドスタジオ 初の時代劇は一件落着していつつも、実は壮大な物語の序章という感じで早くも続編が待ち遠しい。場合によってはスターウォーズ・サーガ的展開にもできるしスピンアウト作品も作れそう、などと妄想したりもして、今後のシリーズ展開に期待
4日(土)M 『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』演劇集団キャラメルボックス@サンシャイン劇場 初演はTV放映、再演はナマで観ており通算3度目になるが、ほしみの叔父関連の記憶が抜け落ちていたため新鮮な感覚で観て、見事に騙される。語り口が上手いよなぁ。ただ、客演の高部あいにはやや違和感アリ(決してヘタとかそういうことではないが)
5日(日)M 『ひーはー』Piper@本多劇場 冒頭の作者口上(というより言い訳?)から「大王ワールド」全開のドタバタコメディ、ひたすら笑って楽しむ。ただ、序盤で伏線が次々に開花して事態がころがり始めるのが非常に上手くて、そのために後半がただのドタバタに見えてしまうというのは惜しい
5日(日)S 『ケンコー全裸系水泳部 ウミショー』ネルケプランニング@SPACE ZERO ストーリーは「しょーもねー!」だが、グラビア系アイドル7人を中心に据え、実力派でワキを固めたバラエティ系ステージとしては楽しくて上出来。また、ワキの実力派はもちろんのこと、アイドルの中にも意外な(失礼!)演技巧者がいて、思わぬ収穫も
6日(月)M 『リスク』strange GARDEN@シアターグリーン BIG TREE THEATER 主人公の妻関連などでイイ部分もあるというのに、選挙ポスターの件をはじめとして「芝居のウソ」では片付けることのできない部分が複数あり相殺されてしまっているのが残念
8日(水)S 『疚しい理由』カニクラ@Gallery LE DECO 4 途中から一転してブラックなサスペンスになり、どこまでが本音でどこまでがブラフかそして真実はどこにあるのか見極めるために観客側も気が抜けないのが快感。宝積・川田のキャラもよく合っていたが、逆転したバージョンも観てみたい気がする
9日(木)M・S 『真夏のちょっとコワイ話』bamboo プロデュース@劇場MOMO 比較的オーソドックスな怪談であるB、霊は出るがウイットに富んだウェルメイドのC、「怪談」よりは「ホラー」で一番コワいのは人間と思わせるAという持ち味の異なる3編、それぞれ面白い。偶然とはいえ、B→C→A→B順になったのは結果ラッキー
10日(金)S 『好敵手あらわる!』不消者@ザ・ポケット コメディだけに随所に無理はありつつ、テンポ良く進むので「芝居のウソ」としての許容範囲内? また、声高ではなくごく控えめながら、反戦メッセージがさり気なく織り込まれているのに好感。特に終盤での主人公・勝二の台詞が心に残る…
11日(土)M 『こけしダンサーズ』ミノタケプラン@「劇」小劇場 高校時代の同級生5人が30代半ばにして再会し、それぞれが面している問題が明かされるという「プチ同窓会」的な物語。テンポと展開が絶妙で、それぞれが現状打開のキッカケを見出す結末がさわやか
12日(日)M・14日(火)M 『Guard of PRINCESS 〜5人いるんだからなんとかなる!〜』しゅうくりー夢@シアターVアカサカ 王女を守る仲間たちが集まる過程の面白さと、集まってから力を合わせて(その前に一旦離散したりもアリ)戦うクライマックスの痛快さを併せ持つ構造に加えて、モロモロの小ワザも利いていて満足度高し
12日(日)S・13日(月)S 『REDLINE 〜僕達は赤い糸で結ばれている〜』劇団BOOGIE★WOOGIE@麻布 die platze コメディでありながら背景に「戦争の不条理さ」や「分断された国家の悲劇」などが見え隠れして、胸に迫るモノあり。さらにシリアス系に転じた終盤で強調される家族の絆と、不条理な国境を越えるものがあるとすればそれは…というテーマがイイ(8月の特選芝居)
13日(月)M 『残存エゴイズムクラブ』Not in service@千本桜ホール 閉塞感と悪夢を見ているような雰囲気が非常によく伝わり暗〜い気持ちにさせる上に、ボソボソ言っている台詞がリアルではあるが時として聞き取りにくかったりするのが難点。カレル・チャペックの『RUR』をちょっぴり連想
15日(水)M 『きみは死んでいる/その他短篇』MU@OFF・OFFシアター 「きみは死んでいる」のシュールな感覚やコミューンのブキミさ、「変な穴」の不条理さもさることながら、「×」での各登場人物の関係が次第に明かされつつ収束するという語り口の巧みさが特に印象的
16日(木)S・19日(日)S 『[S 複数形]』and Me@SPACE雑遊 台詞の量がかなり多いにもかかわらず、説明台詞が一切なくすべて自然な会話なのが巧く、会話の中に出てきた「?」な部分は、演技を挿入して説明するというのが斬新。また、昼・夕方・夜をキッチリ見せる照明と蝉や虫の声の音響も見事
17日(金)M 『リュウカデンドロン』黒色綺譚カナリア派@ザ・ポケット 昭和の香り、サーカス小屋の持つ独特の雰囲気、「美しき天然」が持つものと同種の華やかさともの哀しさなどがよく出ていて、時流に抗うことができずに押しつぶされる庶民(?)を描いているところなど「ライトな桟敷童子」という感じ
17日(金)S 『何にも伊右衛ん門 〜納涼!南京版四谷怪談〜』劇団阿佐ヶ谷南南京小僧@新宿ゴールデン街劇場 一応四谷怪談(の前半部分)を下敷きにしていながら、連想ゲーム的に思いついたものに食いついてあっちに行ったりこっちに来たりという、八艘跳びならぬ「発想跳び」ってところでしょうか。何でもアリでこの劇団の本領発揮?
18日(土)M 『ロールシャッハ』Oi−SCALE@シアタートラム いつもながらのトリッキーなツクリだったが、今回はこちらの観劇疲れ(自業自得爆)もあってかやや難解に感じる。終盤で解明のヒントは与えられるが、そこまでの時制が今一つわかりにくい(あのオチならさもありなん?)のが一番の原因?
18日(土)S 『もののけカフェ』コカゲカズヒロプロデュース@喫茶めめ 1人語りが2編、語り1名+演者2名が2編の怪談リーディング。古風な木造家屋の和室に腰をおろして聴くスタイルなので「夏合宿の怪談会」的な雰囲気もあって懐かしく、演目はもちろんのことそういった空気全体をも楽しむ
19日(日)M 『5時には家に帰ろう』トリのマーク(通称)@ザ・スズナリ ザ・スズナリを思わせる場所を訪れる人々の点描集。時に笑いもあり、観客の想像に委ねたまま最後まで明かされない謎もあり、な中、全体を通してのストーリーは特になかったが、約90分というほど良い長さと、個性的なキャラのおかげで楽しく観る
21日(火)M 『輪廻は斬りつける(再)』デス電所@駅前劇場 終盤で複数のエピソードをまとめる方向に行くかと思わせてどんどんワキ道に逸れて本筋を放置したままという終わり方が「ありがちな結末」へのアンチテーゼになっており斬新。また、前説や休憩もアソビ心たっぷりで楽しい
22日(水)M 『仕込んでいこう!』円盤ライダー@シアターグリーン BOX in BOX THEATER 劇場仕込みの日、2つの劇団がバッティングし…というところから始まるワン・シチュエーションのバックステージコメディ。前半では大いに笑い、芝居に対する考え方・愛着が存分に表現された終盤ではホロリ
24日(金)M 『銭に向け叫ぶ』劇団毛利と米山@シアタートラム 未見だったホチキスの米山和仁による脚本は併行する複数のエピソードがクライマックスに向けて収束するカタチで面白く、少年社中のメンバーがいつもとは違うキャラクターを演じていたのも新鮮で、「合同ユニット」のメリットが発揮された公演だと思う
24日(金)S 『地下室』『夏の終り』MK−Box@STAR PINE’S CAFE MK−Box版『レザボアドッグス』のような『地下室』はともかく、外部作家による『夏の終り』は恋愛系ということもありMK−Boxとしては異色で多少の違和感と収まりの悪さアリ。が、実験的にいろいろ試みるのは面白い
25日(土)M 『夢顔 …ソノ花ハ、咲カナイ…』ジェットラグ プロデュース@THEATER/TOPS 東憲司作品には異色なキャストもいる中、それが良い方向に作用して新たな化学反応を生み出したと言うか、基本的には笑いも多く明るく愉快で、しかし時として桟敷童子テイストが見え隠れするのが面白い
25日(土)S 『西遊記アンリミテッド』project MISSLING@THEATER BRATS 原作の登場人物やストーリーにオリジナルのキャラクターやエピソードを加え、さらに仮面ライダーなどヒーローものへのオマージュとギャグもまぶした「西遊記 Re−MIX」。コミカルに見せながらも「力」や「戦うこと」の意味を問うているのがイイ
26日(日)M 『大航海浪漫 リサリサ・バナールと竜のコンパス』color child@明石スタジオ 「海洋版・宮崎駿」的な雰囲気とRPGっぽい感覚を持ったワクワクの冒険もの。よく練られてツボを心得たストーリーと、すべて肉体で表現することで人物や場面の瞬時転換を可能ならしめた「惑星ピスタチオ的手法」が見事
29日(水)S 『きけんすぎるブツ』劇団カリフォルニアバカンス@カフェ・MODELT 某サイトのみで限定告知されたカフェ公演。40分ほどの中にお得意のナンセンス系ギャグが凝縮されて楽しく、カフェそのものを舞台にして観客の目と鼻の先で演じられるだけに臨場感もありまくり
30日(木)M 『性癖優秀』柿喰う客@シアターモリエール 一言で表現すれば「疾走感」、とにかくテンポがイイ。普通の演出なら2時間半にはなろうかというものをマシンガントークのような小気味イイ台詞回しと怒濤のクライマックスによって2時間程度に収めてしまうのはホント、スゴい
30日(木)S 『犬神戦記』Tomotakaプロデュース@シアターVアカサカ 人死にが多すぎるという気がしないでもないが、戦争というものの無意味さ・無益さがよく表現され、権力に心奪われた者の末路なども描いており、シェイクスピア作品なども連想。また、武器デザインとそれを使ったアクション・闘いっぷりもイイ
31日(金)M 『デスパレート・ブロードウェイ』ダイアックスプロデュース@シアターグリーン BIG TREE THEATER ダンス界内幕的なストーリーは、もしかすると実際にあったエピソードも含まれているのではないか?という感じ。また、ふんだんに取り入れられたダンスシーンが、ヒップホップ、インド風などバリエーションに富みワンパターンにならないのも巧い
31日(金)S 『THE WINDS OF GOD』rorian55?@アイピット目白 エル・カンパニー版を観たことがないというフルヤマモトミによる演出は正攻法ながら結末を変更。キンタを喪ったアニキの喪失感はよく出ており、余韻が残って良いが、神父が分隊長のその後であるというのがわかりにくいデメリットもあり、一長一短?
【LIVE】
11日(土) flower voice scene.34(Fonogenico、GaGaalinG、iyiyim、SHUUBI)@FAB 表参道 前回(6月)同様、SHUUBIの選んだ3アーティストはすべて初耳でそれぞれ面白かったが、SHUUBIも含めて4組ともバンド形態なために転換に時間がかかり開演から終演まで4時間超というのはどうも…
23日(木) 熊木杏里@原宿アストロホール 6月の対バン有りの時より当然曲数は多く、じっくり聴くことができたのは良かったが、前回かなりの毒舌で歌とのギャップが楽しかったMCがおとなしめだったのはちょっぴり残念
26日(日) 上戸彩@Zepp Tokyo ツアータイトルに「BEST LIVE」とあるようにこの5年間にリリースしたシングルを中心にしたもので、こうして改めて聴いてみると楽曲に恵まれていると実感。また、歌手デビュー当時に比べて格段にアップした歌唱力や全体の構成にも感心(8月の特選LIVE)
28日(火) アジアユースオーケストラ@大田区民ホールアプリコ 大ホール 部分的には知っていた「魔法使いの弟子」「シェラザード」に低音部と打楽器が強調された「展覧会の絵」というプログラムに加え、6週間限定結成にもかかわらず並のアマチュアよりも高いレベルの演奏でかなり満足
【CD】
アルバム 「しばのまり子/しばまりのうた」「少年カミカゼ/Stukizd !!!」「少年カミカゼ/MASTER’D」(8月の特選アルバム)「傳田真央/Eternal Voice」を購入
シングル 「奥井雅美/RING」「光上せあら/JOY」「Signaly’s/MY PRECIOUS FRIENDS」(8月の特選シングル)「時空警察ヴェッカーシグナ」主人公チーム4人のユニットによるEDテーマ。「高橋瞳/JET BOY JET GIRL」「玉置成実/Brightdown」「HIGH and MIGHTY COLOR/Dreams」「FLOW/Answer」「BONNIE PINK/Water Me」「宮脇詩音/BOY」を購入
【映画】
1日(水) 『夕凪の街 桜の国』@ユナイテッド・シネマとしまえん スクリーン6 原爆の悲劇を二部構成で描いた秀作。観る直前に原作を読んだことで映画の不足部分を脳内で補完したり、脚色のアイデアに気付いたりと相乗効果アリ。出演者では堺正章が出番は少ないものの「ベテランの味」を醸し出しており圧倒的にイイ
1日(水) 『こわい童謡 【裏の章】』@テアトル新宿 前月に観た【表の章】の5年後を描いた「解決編」。音響分析によって5年前の出来事のウラが少しずつ解明されるというスタイルと、心霊系ではなく童謡そのものが持つダークサイドな部分や低周波による怪異という真相がユニーク
2日(木) 『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙〈そら〉へ』@アミューズCQN シアター1 イルカの「演技」が非常に見事なことと、適材適所なワキの男優陣が特に印象的だが、一部とってつけたように浮いている(どころかなくても成り立つような)パートがあるのは何だかなぁ
15日(水) 『天然コケッコー』@シネ・アミューズEAST 出だしはいかにも田舎の夏というか、昔の夏ってこんなだったよなぁ、的な感覚ですぐに引きこまれて好感を持つも、フェイドアウト&フェイドインで次のエピソードに移るのが頻繁なため、全体の「流れ」に乏しく切れ切れになってしまったのがやや難点
15日(水) 『彩恋 SAI−REN』@シネ・アミューズEAST ライトタッチのラブコメなので気軽に楽しく観ることができたし、後半はちょっとホロリとさせられたりしつつ、主要な登場人物がほとんどみんな幸せになる結末が心地良い(8月の特選日本映画)
20日(月) 『遠くの空に消えた』@ユナイテッド・シネマとしまえん スクリーン6 現代版宮沢賢治のような雰囲気が漂う児童文学チックな行定流メルヘン? 多少類型的な気がしないでもないが、144分という長さは感じさせず。中心となる神木隆之介、ささの友間に加えてワキにも個性派&実力派を揃えたキャスティングの勝利か?
21日(火) 『トランスフォーマー』@ユナイテッド・シネマとしまえん スクリーン8 映像技術が素晴らしい。ストーリーは序盤にやや冗長な感あるも、展開し始めるともうノンストップのジェットコースター状態で144分という長さは全く感じず。また、ヒロインがただキャアキャア騒ぐのではなく逆にアクティブに立ち回るのがイイ(8月の特選外国映画)
22日(水) 『スプリング☆デイズ』@シネマ・ロサ2 若干ベタなところはあるが、オープニングエピソードであるゲリラ放送やショートムービーフェスティバルの打ち上げで新進若手女性監督にアプローチする場面など登場人物の昂揚感が伝わってきて共感を抱く
27日(月) 『伝染歌』@シネマート六本木 スクリーン4 事前情報からは『こわい童謡』のように歌そのものの持つ力のようなものかと思っていたが、やはり定番の心霊系で「な〜んだ」と思い、それだけならともかく、終盤で美談系でまとめようとしているために「なんだかなぁ」に格下げ
27日(月) 『Tokyo Real』@Q−AXシネマ2 ドラッグに手を出した女子高生が転落してゆく物語で、ラストも救われないが、全体の語り口がなかなか見事でかなり惹きつけられる。また、ドラッグでトンでいる時の表現やラストの悲痛な表情を筆頭に秦みずほの演技が非常にイイ
29日(水) 『スピードマスター』@シネマ・ロサ2 いかにもCGっぽいレースシーンが序盤と終盤の2箇所だけだったことと、添え物程度かと思っていた北乃きいが副主人公級の役どころで出番が多かったという2つの嬉しい誤算に加えて須賀大観監督共通の雰囲気のシーンがあり、意外な拾いモノ?
29日(水) 『呪怨 パンデミック』@シネマサンシャイン2番館 「短いエピソードを羅列し、次第にその関連を匂わせるが最終的には観客の想像に委ねる」という特色が薄れ、普通っぽくなるという日本の劇場版2と同じ過ちを犯しているが、シリーズ全体を知っている身としてそれなりに楽しむ
【展覧会】
28日(火) 「京都五山 禅の文化展」@東京国立博物館・平成館 僧侶の肖像画と肖像彫刻を近い位置に展示するというレイアウトのおかげで両者を見比べることができて面白かった。また、思いのほか仏像の展示が多かったのも嬉しい
【読書】
「ぼくの・稲荷山戦記」たつみや章@講談社文庫 環境破壊問題と「おキツネさま」を絡めて描いた児童文学で、「コース」や「時代」連載のような懐かしさがあって読みやすい。また、三浦しをんの「白いへび眠る島」をもちょっと連想
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」本谷有希子@講談社文庫 映画は戯画化されていた感じだったが原作は過去の事実や人物の心情などをより深く描いていて生々しい。その結果、映画を後から補完するカタチになり、順序としては正解
「幸福な食卓」瀬尾まいこ@講談社文庫 映画を観た時にも感じたが、出番が少ないくせにクライマックスで一番オイシイところをさらってゆく小林ヨシコはズルい!(笑) で、久しぶりに本を読んで涙が出そうになる(8月の特選小説)
「包帯クラブ」天童荒太@ちくまプリマー新書 心に傷を受けた場所に包帯を巻くことによって傷の痛みを軽減させるという着想が良く、疎遠になっていたかつての仲間との復縁もイイ。3/4ほど読んだところで映画のキャスティングを調べて大いに納得するとともに、映画への期待も膨らむ
【その他】
「夕凪の街 桜の国」こうの史代@双葉社(コミックス) 投下直後の様子はほとんど描かず、その後の被爆者とその家族を描くことによって原爆の悲劇を静かに訴える秀作。丸みのある愛らしい絵ながらそのメッセージは強く胸に響く
(9月の予定)
【芝居】
1日M 『Tower』劇団伍季風@てあとるらぽう
1日S 『犬顔家の一族の陰謀 〜金田真一耕助之介の事件です。ノート』劇団☆新感線@サンシャイン劇場
2日S 『柘榴ノ森』演劇ユニット金の蜥蜴@神楽坂 die platze
3日S 『エンジェル・アイズ』劇団M.O.P.@紀伊國屋ホール
6日S・9日M 『ONE! −ある犬達の物語−』劇団Peek-a-Boo@東京芸術劇場 小ホール2
7日S 『猫と針』演劇集団キャラメルボックス@俳優座劇場
8日M 『新撰組寄留記 FROG』DMF@シアターVアカサカ
8日S 『最愛』劇団宝船@駅前劇場
9日S 『おとう』劇団ヨロタミ@豊島区民センター文化ホール
10日M 『arrow 〜野田秀樹作『贋作・桜の森の満開の下』より』COLLOL@王子小劇場
12日S・17日S 『金と銀の鬼』X QUEST@シアターVアカサカ
15日M 『この素晴らしき世界』鈴置洋孝プロデュース@シアターサンモール
15日S 『7つの平岡真奈』AchiTION!別腹谷合企画公演 てもやん@しもきた空間リバティ@しもきた空間リバティ
16日M 『散歩する侵略者』イキウメ@青山円形劇場
16日S 『Oji 〜ヘンテコリンなわんぱくおじさん〜』グワィニャオン+岩山T★Theeプロデュース@前進座劇場
18日S 『JIRU II 【re:start】』プロデュース集団JIRU@ウエストエンドスタジオ
21日S 『ATT LIVE5』ATT@国立オリンピック記念青少年総合センター・カルチャー棟小ホール
22日M 『へそのはなし』新宿芸能社@THEATER BRATS
22日S 『彼のことを知る旅に出る』ペテカン@THEATER/TOPS
23日M 『憑神』松竹@新橋演舞場
23日S 『人選組、参る!』天然工房@ザ・ポケット
24日M・S 『蒼い月への扉 白い月への扉 〜ノアの方舟篇・記憶の軌跡篇〜』スプーキーズ@シアターグリーン BIG TREE THEATER
25日S 『アンラッキー・デイズ』ネルケプランニング@青山円形劇場
28日S 『マスター 〜ブルーマウンテン改訂版〜』劇団やったるDAY!@ウエストエンドスタジオ
29日M 『HOME』マシュマロウェーブ@赤坂RED/THEATER
29日S 『No Pain, No Gain』TEAM JAPAN SPEC.@SPACE107
【LIVE】
14日 東京都交響楽団@東京文化会館 大ホール
27日 乙女塾(SHUUBI、山田タマル)@Shibuya DUO
30日 少年カミカゼ@CLUB QUATTRO
【CD】
アルバム「アンジェラ・アキ/TODAY」(9/19)「ジャック・ルーシェ・トリオ/ブランデンブルグ協奏曲」
シングル「高橋瞳/強くなれ」(9/12)
【映画】
『電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦/劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』
『阿波DANCE』
『恋するマドリ』
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』
『キャプテン』
『HERO』
『ワルボロ』
『GROW 愚郎』
『包帯クラブ』
『スキヤキウエスタン ジャンゴ』
『壁男』 など
【展覧会】
(予定なし)
【読書】
「逃亡くそたわけ」絲山秋子、「まひるの月を追いかけて」恩田陸、「クワイエットルームにようこそ」松尾スズキ など
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