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(遅筆堂ネタふり亭 じべ since 1999.12)

■1月の結果と2月の予定■

年も改まったことで、昨年のような暴走(笑)はやめようと思いつつも、勢いが残っており、芝居延べ17本(実質13本)、映画19本…。この分では今年も芝居・映画とも100本超え確実?

 【じべ 2006.2.4】

(1月の結果)

【芝居】

7日(土)M 『ザ★福袋』東京セレソンDX@シアターVアカサカ
劇団内コンペで勝ち残ったという“ネタ(一人芝居・漫才・ミニドラマ等)披露大会”で、まさにタイトル通り「福袋」状態。大いに笑い、ちょっぴりホロリ

12日(木)S・15日(日)M 『色彩組曲Remix 〜超伝導ヘキサゴン〜』X QUEST@シアターグリーン メインホール
99年の『色彩組曲MAX』と比べ、クライマックスの感動の流れを断ち切って役者紹介を入れるエンディングの演出に違和感を憶える

13日(金)S 『クライム』伍季風 〜MONSOON〜@萬スタジオ
コメディタッチで始まりながらも中盤ではややシリアス系となり、思いもよらないラストにつなげるという三段の構成が上手い

14日(土)S 『GO!BANG!BANK!』劇団まめや別館@SPACE107
滑り出しは好調だったが、途中から停滞気味。さらにブラザー・トムの“掟破り”な暴走は笑えたけれど、芝居としては邪道な気がする

16日(月)S 『新春山村シャンソンショー(イベント・ステージ)』X QUEST@シアターグリーン メインホール
本公演のウラ話やら秘蔵映像やら満載だったことに加えて、全出演者(+α)によるプレゼント大会では各自の個性が出ていて十分楽しむ

17日(火)S 『YOTAROW道中記 〜旅の空はうわの空〜』KUSARE芸道R@シアターグリーン エリア171
ヌルくてユルいギャグが独特でそれなりに面白かったが、前説で謳っていた“落語風味”が薄かったのは“看板に偽りアリ”?

20日(金)S・24日(火)M 『甲虫とゴシップ』劇団カリフォルニアバカンス@シアターグリーン 小劇場
「ウワサを創り流布する会社」という設定が面白く、多少毒のあるウワサに笑い、勧善懲悪系の結末にスッキリ。カーテンコール後のハケ方も巧い

21日(土)M 『あしたのニュース』ラッパ屋@THEATER/TOPS
前作『裸でスキップ』を観ていなかったので、実に5年振り。冒頭からラッパ屋テイスト満載で、同窓会のような感覚を味わう

21日(土)S 『H』Q/on@TACCS1179
どちらかと言えば“純文学”のような作品。昔観た“演劇ト云フモノ”はこうだったなぁ、な雰囲気が懐かしい

22日(日)M 『BIGGEST BIZ 〜最後の決戦! ハドソン川を越えろ〜』AGAPE store@本多劇場
前半は、前2作から引きずったネタで多少モタつき気味ではあったが、本筋に入る後半はシリーズお約束のような展開がテンポ良くて大笑い

24日(火)S 『ビューティフル ドリーマー』劇団 10×50 KINGDOM@シアターグリーン メインホール
文化祭前の昂揚感や“いかにも高校生”な恋愛ネタが描かれており、遠い昔となってしまった(爆)高校生時代の感覚が思い出されて懐かしむ(1月の特選芝居)

27日(金)S 『闘え!クロスダイバー!! 〜改造され果てて…〜』劇団ヘロヘロQカムパニー@シアターサンモール
作・演出(出演も)にカプセル兵団の吉久直志を迎えて“吉久テイスト”満載。パワーマイムはもとよりあれこれ有名作品の引用などもあり、大変楽しかった

28日(土)M・29日(日)S 『高度3万フィートの完全犯罪』MK−BOX@シアターグリーン エリア171
多少のツッコミどころはあるが、深いテーマも盛り込んだ航空サスペンス。、終盤以降の二転三転する展開とそのスケールの大きさはさながら大作映画の如し

29日(日)M 『Damage』東京タンバリン@吉祥寺シアター
前日譚である『デッサン』を昨年12月に観てかなり衝撃を受けていためか、“あくまで続編”のような印象が拭い去れず

【映画】

4日(水) 『七人のマッハ!!!!!!!』@シアターN渋谷 シアター2
アヴァンからホンキのアクション満開でワクワク。以降、ストーリーが乱雑なのはアクションに免じて許す…だったのが、後半、アクションがテンコ盛りとなり、やや食傷気味

4日(水) 『ルナハイツ』@渋谷シネ・ラ・セット
いかにも“渋谷シネ・ラ・セットらしい(笑)”アイドル系ラブコメ。そこそこの出来だが、終盤、唐突に展開してさらに半端なまま終わってしまうのは大きな減点要素

11日(水) 『アメノナカノ青空』@シネクイント
もっと泣けるかと思ったら“フツーの恋愛映画”でガッカリ。が、ヒロインがカワイイので許してしまうのが“女優系”の哀しいサガか?(爆)

11日(水) 『ビッグ・スウィンドル!』@シネ・アミューズWEST
タランティーノばりに時制が入り組んでいるがその割に整理されていず、登場人物もキャラがかぶっていたりして判りにくいのが致命的

11日(水) 『東京ゾンビ』@シネセゾン渋谷
『ワースト☆コンタクト』と同じくらい好みに合わず。翔アニキも出る作品選んでくれぃ!(ってか、Vシネノリで出てるのか?)

11日(水) 『世界は彼女のためにある』@ポレポレ東中野
“自主映画臭”がちょっと鼻につく?な感あるも“逆「サイカノ」”的で面白い。なお、高橋洋、西山洋市ほか“映画番長”系の監督が何人もカメオ出演していることをエンド・クレジットで知ってビックリ!

12日(木) 『劇場版 甲虫王者ムシキング 〜グレイテストチャンピオンへの道〜』/『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち』@T・ジョイ大泉シアター5
『ム』:福田沙紀がライバル役CVで健闘するも、やはり重要な役はプロの声優にしていただきたい
『セ』:轟天号が伊福部昭作曲のテーマとともに登場するのはまさに東宝映画だが、このテの作品は東映に一日の長ありか?

12日(木) 『Mr.&Mrs.スミス』@T・ジョイ大泉 シアター5
前半のコメディ系と後半のアクションという構成・バランスが良くて、同監督の前作『ボーン・アイデンティティ』よりも「腕をあげたな」な感じ(笑)

13日(金) 『奇妙なサーカス』@新宿トーア
短編『大人になったら』で使った手法がありウケるが、全体としてはちょっと苦手な部類? 北野武の『TAKESHIS’』なども連想

18日(水) 『スクールデイズ』@テアトル新宿
やりたいことは判るものの、それが空回りしているようで、もどかしさを憶える。画面で文字が踊ったり、画面にマーキングしたりという小ワザは成功していたけれど…

18日(水) 『狼少女』@テアトル新宿
微笑ましく、どこか懐かしさを感じる全体の雰囲気に加えて、軽い波風が立つ以降の終盤の展開がなかなかにドラマチック。メインの小学生たちの名演も手伝ってちょっぴり涙…(1月の特選日本映画)

25日(水) 『ガラスの使徒』@東京都写真美術館
ハートウォーミング系ファンタジーかと思いきや、殴打・ナイフ・銃による傷害やらレンズで掌を焼くやらイタい場面が少なくなく、しかも結末もハッピーではなく、何だかなぁ…

25日(水) 『渋谷怪談 THEリアル都市伝説』@渋谷シネ・ラ・セット
怖くはないが、携帯・合コン・ウェブサイトなど“今”を上手く取り込んだ都市伝説系怪談として上出来な上に美少女・美女がフィーチャーされていて“女優系”的にも満足

25日(水) 『妄想少女/妄想少女2』@渋谷シネ・ラ・セット
2編の中篇連作。コメディ系とライトサスペンス+ハートウォーミングという構成が巧く、キャスティングも意外・絶妙の両者があって見事

26日(木) 『輪廻』@T・ジョイ大泉 シアター9
ストーリー上ではミス・ディレクションが巧みで終盤まで騙され、手法的には『呪怨』の応用があったりと、清水崇監督ファンとしては満足度が高い

26日(木) 『キング・コング』@T・ジョイ大泉 シアター8
リアルなクリーチャーなど特殊効果のほか、カメラアングル、カメラワークも含めて映像が素晴らしく、物語面でもキング・コングへの感情移入のさせ方などが見事(1月の特選外国映画)

31日(火) 『フライトプラン』@T・ジョイ大泉 シアター2
中盤までは主人公同様に「一体何がどうして?」と引き込まれるが、真相が明らかになると「な〜んだ」、以降は“フツーのサスペンス・アクション”になってしまうのが残念

31日(火) 『THE有頂天ホテル』@T・ジョイ大泉 シアター1
個性あふれる多彩なキャラ(登場人物・俳優ともに)を見事なまでに使い分けて織り上げた上出来コメディ。多少の無理はあるが、片目をつぶろう…

【LIVE】

7日(土) 読売日本交響楽団@東京芸術劇場 大ホール
生で聴くのが初めてなばかりでなく、聴くこと自体が久しぶりだった「展覧会の絵」が新鮮かつ非常に面白く、「今後積極的に聴く曲」リストに加える

10日(火) 東京交響楽団@ミューザ川崎シンフォニーホール
演奏曲目もさることながら、バックステージ席だったため、美しい非対称の客席デザインをジックリと鑑賞、堪能する

14日(土) MUSE ニューイヤーコンサート(東京交響楽団)@所沢市民文化センター ミューズ アークホール
こちらもバックステージ席にて鑑賞。10日(上手寄り)と違ってほぼセンターだったので、ピアニスト(中村紘子)の手元もよく見えて○

28日(土) 相馬裕子@月見ル君想フ
デビュー15周年記念で6枚のアルバムの収録曲を毎月1枚ずつ、という企画の1回目。懐かしい曲に加えて、ゲストの葉祥明とのトークもあり非常に満足(生で聴くのは6年振りだし…)(1月の特選LIVE)

【CD】

アルバム
「安室奈美恵/STYLE」、「安室奈美恵/Queen of Hip−Pop」、「Vita Nova/6th」、「熊木杏里/殺風景」、「熊木杏里/無から出た錆」、「篠原美也子/us」、「篠原美也子/half moon」、「ユンナ/Go!Younuha」(1月の特選アルバム)、「チック・コリア&リターン・トゥ・フォーエバー/ライト・アズ・ア・フェザー<完全盤>」、「モーツァルト/ピアノ協奏曲第20番&第26番」 を購入

シングル
「大竹佑季/天使が舞い降りてくる日」(1月の特選シングル)、「HIGH and MIGHTY COLOR/一輪の花」、「牧伊織/君への歌」 を購入

【展覧会】

(な し)


【読書】

「推理小説」秦建日子@河出文庫
本筋もさることながら、叙述系トリックなど小説ならではの仕掛けがあってそこが魅力(198〜203ページの表現方法には目がテン(笑))

「神はサイコロを振らない」大石英司@中公文庫
タイムスリップ系だが、スリップするのが旅客機ごとで、そしてどちらかと言えばスリップした人々を迎える側が中心となる群像劇。梶尾真治作品と共通の雰囲気もあって面白い!(1月の特選小説)

「ウメ子」阿川佐和子@小学館文庫
当初は成長記の予定だったがキャラが動き出した結果、大半が幼稚園時代の話になってしまったという裏話の通り、主人公たちが活き活きとしていて楽しい

「インストール」綿矢りさ@河出文庫
先に映画化されたものを観ていたので、やや物足りないような気もするが、執筆当時は17歳の女子高生だというのだから、やはりスゴい

【その他】

佐藤二朗(俳優)
かつてプラチナ・ペーパーズなどに出ていた頃から独特の味があったけれど、最近はTVドラマで少ない出番ながら主役を喰いかねない強烈な個性を発揮。今期も「夜王」で一匹狼の異色ホスト(笑)を好演していて、目が離せない!

「ですよねぇ。」(深夜ドラマ)
広告代理店を描いた内容に加えて、本編と連動したCMや小劇場系の俳優の多数起用(ヨーロッパ企画メンバーのレギュラー出演にはオドロキ)など、なかなか面白い

(2月の予定)

【芝居】

2日M 『DRAGON BOWL』TOON BULLETS!@シアターグリーン メインホール
2日S 『南獣トウゲ』ひげ太夫@麻布die platze
5日S 『ラブハンドル』PARCO+サードステージ@PARCO劇場
10日S 『あなたはロボット』TOMOTAKAプロデュース@ザムザ阿佐ヶ谷
12日M 『赤月夜』演劇ユニット金の蜥蜴@アドリブ小劇場
12日S 『WEL−COME to パラダイス』劇団たいしゅう小説家@東京芸術劇場 小ホール2
13日S 『選ばれなかった男』ZIPANGU Stage@シアターシャイン
14日S 『デビルマン 〜不動を待ちながら〜』HOTROAD@アイピット目白
16日S 『博物館のホネ』山本正之プレゼンツ@SPACE107
18日M 『泥花』劇団桟敷童子@ザ・スズナリ
18日S 『賢治島探検記』演劇集団キャラメルボックス@シアターモリエール
19日M 『桜飛沫』阿佐ヶ谷スパイダース@世田谷パブリックシアター
23日S 『ぎょもんが4』tsumazuki no ishi Bootleg@シアターサンモール
25日M 『ヨロタムニバス』劇団ヨロタミ@ウッディーシアター中目黒
26日M 『JOHN AND JANE DOE COMPANY』エレファント・ムーン@タイニイ・アリス

【映画】

『ミラーマン REFLEX』
『ピーナッツ』
『BLACK KISS』
『TAKI183』
『疾走』
『ギミー・ヘブン』
『カミュなんて知らない』
『コアラ課長』
『博士の愛した数式』
『MAMAN』
『ホテル・ルワンダ』
『最終兵器彼女』
『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』
『三年身篭る』
『あおげば尊し』
『ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 〜銭形姉妹への挑戦状』
『転がれ!たま子』
『サイレン』
『春の居場所』
『イヌゴエ』
『シムソンズ』 など

【LIVE】

9日 室内オーケストラ「アマデウス」@亀戸文化センター カメリアホール
11日 一青窈@中野サンプラザ
21日・22日 国本武春@PARCO劇場
24日 新日本フィルハーモニー交響楽団@東京芸術劇場 大ホール
25日 相馬裕子@月見ル君想フ

【CD】

アルバム 「高橋瞳/sympathy」

【展覧会】

(予定なし)

【読書】

「螺子式少年 レプリカ・キット」長野まゆみ、「ルート225」藤野千夜、「ウランバーナの森」奥田英朗、「NHKにようこそ!」瀧本竜彦 など