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(遅筆堂ネタふり亭 じべ since 1999.12)
■12月の結果と1月の予定■
映画は久々の1桁本数だったものの、結局年間では日本映画126本、外国映画35本の161本。芝居は平均ペースで観て、その結果年間215本に…(ともに延べ本数)。コンサートも平均ペースで足を運び、年間を振り返ればクラシックが飛躍的に増えたことに加えてポピュラーも前年比1.5倍だったため、総本数は昨年の2倍の74本。まさに“ダメ人間まっしぐら”状態?(爆)
【じべ 2005.12.31】
(12月の結果)
【芝居】
2日(金)S 『Flash Back 11.X』AchiTION!@THEATER BRATS 従来とスタイルを変え、得意の映像と笑いを控えたサスペンス系。“探偵役のいない推理モノ”のように徐々に真相が明らかになってゆくスリルがたまらない
3日(土)M 『無理矢理』劇団、本谷有希子@吉祥寺シアター 前回とはテイストが変わって笑いも多く楽しい。劇中で自ら言っている“卑怯な終わり方”に関しては、観客の想像力に委ねる余地があってイイと思う
3日(土)S 『Nacht Musik』SPIRAL MOON@ザムザ阿佐ヶ谷 作家が変わって笑いが増えたけれど、基本的なテイスト(優しさ・温かさ)は変わらず。また、やはりこの小屋がホームグラウンドという感じで、使い方の巧いこと!
4日(日)M 『ギフト・ロスト・ギフト 〜ムヨウノチョウブツノユクエ〜』tea for two@「劇」小劇場 同じ駅のホームの朝・昼・夜を描いたオムニバスだが、3編を通じて出てくるキーアイテムがあるのがミソで、各編をうまく関連付けていると思う
4日(日)S 『デッサン』東京タンバリン@笹塚ファクトリー 最初はバラバラな6つのピースが関連付き始めてから徐々に加速し、結末まで一気に突っ走るという展開の仕方がコワい結末と相俟ってスリル満点
8日(木)M 『スピーク・オブ・ザ・デビル』劇団S.W.A.T!@「劇」小劇場 後から思い返せば定番と言ってもイイほどの状況・展開だが、笑いを中心にテンポ良く進むので観客をグイグイ引きこみ、ホロリとさえさせるのは巧い
9日(金)M 『チェリー・ホープを知ってるかい。』Playing Unit 4989@シアターグリーン 小劇場 一人っ子であった身にとっても(身であればこそ?)、兄弟の絆のあたたかさのようなものがジワジワと沁みてきて羨ましく感じられる。また、“近日解体される古い日本家屋”をリアルに表現した装置も見事
10日(土)M 『海と風の神話』劇団BOOGIE★WOOGIE@北沢タウンホール 壮大なスケールのスペクタクル・ロマン。当初の構想をだいぶ削ったのか、後半かなり急ぎ足な感じがしたが、沈む国から脱出する者・残る者のそれぞれのドラマにはワクワク
11日(日)M 『GLORY DAYS 2005』ランニングシアターダッシュ@ザ・ポケット 初期作品の改訂版とのこと。野球がテーマという以外にも共通点が多々見受けられ、『風のピンチヒッター』の原点はこの作品だったのかと納得
11日(日)S 『風のピンチヒッター 〜再試合〜』ランニングシアターダッシュ@ザ・ポケット 01年・03年版で印象深かったキャラの演者が違っていたので若干の違和感があるも、非常に完成度の高い作品であることに変わりはなく、まさに最終公演にふさわしい
16日(金)M 『サイゴ』Oi−SCALE@吉祥寺シアター 集団自殺をテーマにしたところはストレンジ・ガーデンの『マイン』と共通だが、大半が予定通り自殺してしまうという結末はかなりヘヴィーでダーク
17日(土)M 『BIRDS』30−DELUX@シアターサンモール ヒーロー系アクションにとどまらずキッチリと人間ドラマを組み込み、泣かせどころやマニアックなギャグも仕込んだ緻密な脚本が素晴らしい
17日(土)S 『セパレート・テーブルズ』自転車キンクリートSTORE@SPACE ZERO 二幕ものと言うよりは、連作の二本立てという感じで、1本芝居を観た後の身に3時間25分(休憩込み)はちょっとキツかったが、内容は悪くない
18日(日)M 『12人の優しい日本人』PARCOプロデュース@PARCO劇場 東京サンシャインボーイズ版や映画版のキャストを思い出しつつ観たので楽しさ倍増!一部キャストにはTSBメンバーが乗り移ったのではないかとさえ感じる(アテ書きだったせいか?)
24日(土)M 『クロノス』演劇集団キャラメルボックス@サンシャイン劇場 かなり原作に忠実な舞台化で、原作ファンとしても十分に満足できる仕上がり。特に過去から引き戻される場面の表現とラストシーン(原作そのまま)が見事
30日(金)M 『贋作・罪と罰』NODA・MAP@シアターコクーン 比較的出演者が少ないので個々の役者がよく見える。その結果、古田新太と松たか子に惚れ直し。また、舞台で観るのは2度目となる美波もヨイ!
【映画】
1日(木) 『変身』@シネ・アミューズEAST 昨今の医学の進歩により、脳の部分移植も絵空事ではなく受け入れることはできたが、あまり救いのない結末は苦手だなぁ
1日(木) 『乱歩地獄』@シネセゾン渋谷 悪趣味とさえ言える猟奇テイストは乱歩の原作の精神そのまま…というか、元が短編だけにバージョンアップしてさらにスゴいことになっていて…(@_@)
1日(木) 『痴漢男』@渋谷シネ・ラ・セット 原作からして“確信犯的二番煎じ”なのだが、元祖である『電車男』と差別化を図っており、それが成功。単なるアイドル映画以上の仕上がりで満足
1日(木) 『しあわせなら手をたたこう』@シネクイント 多少ベタな部分もあるが、ラブコメとして上出来。また、1シーンだけの出演者が豪華(というよりマニアック?)で予想外の収穫という感じ
20日(火) 『天使』@有楽町朝日ホール 基本的には、物語は優しく映像も美しく、従って決して悪くはなく、むしろ好きなタイプの作品ではあるのだが、どこか画竜点睛を欠くような感があるのは否めない
21日(水) 『スパイ道』『スパイ道 女スパイ編』@渋谷シネ・ラ・セット 『刑事まつり』シリーズを想起させる5分のショート・ドラマ集。個性的な監督の競作・個性派俳優の競演がマニア(自爆?)にはタマラン!
21日(水) 『68FILMS』@渋谷シネ・ラ・セット 10分の短編10本。監督(古厩智之、三木聡など)の個性がモロに出たものあり、台詞が一切ない実験的なもの(4本も!)ありで、それぞれ楽しい
23日(金) 『愛してよ』@シアター イメージフォーラム シアター1 ハートウォーミング系を予想していたので、思いもよらない辛口な展開にビックリしたが、ラストは鮮やか!
衛星放送にて『ロボコン』も鑑賞
【LIVE】
8日(木) 読売日本交響楽団@東京芸術劇場 大ホール マエストロとピアニストがσ(^-^) と同年代なので、親近感と劣等感(爆)が交ざったフクザツな心境…(笑)
10日(土) 加藤いづみ@草月ホール 非常に懐かしい曲などもあり、休憩込み3時間半の長丁場も全く苦にならず。欲を言えば、サポートにギターも入っていて欲しかったなぁ
19日(月) アレシュ・バールタ@横浜みなとみらい 大ホール 目当てであった「新世界より」のオルガン版は、第2楽章のテンポが速いだの第3楽章は逆に遅いだのがちょっと気になったが、総じて言えば面白かった
22日(木) Kissポートクラシックコンサート(東京交響楽団)@サントリーホール 大ホール 「カルミナ・ブラーナ」を4回目にして初めて間近(ってか真横?)で聴き、大編成の作品はやはりこういう席で迫力を楽しむものか、と実感
23日(金) 東京フィルハーモニー交響楽団@オーチャードホール 今年3回目(2回は夏)の「第九」。無料プログラムに掲載された野本由紀夫による楽曲解説が面白く、それだけでも来た甲斐があったというもの
24日(土) 橘いずみ@Shibuya O−West 「永遠のパズル」「GOLD」など久々に聴く曲もあり、「街を歩こう」「サルの歌」で締めるという構成が良かった上に最前列ほぼ中央で聴けてシアワセ
29日(木) 東京ニューシティ管弦楽団@東京芸術劇場 大ホール “ブライトコップ新版”での「第九」。強弱や微妙な音程の違いは判らなかったが、第4楽章のマーチ部分のテンポが速いのは聴き込んでいないσ(^-^) にも判るほどで、やはり違和感が…
【CD】
アルバム 「柴咲コウ/ひとりあそび」「中島美嘉/BEST」「信近エリ/nobuchikaeri」「上海太郎舞踏公司B/聴くな。Bravissimo I」「ヴェルディ/レクイエム」「シューベルト/交響曲第8番《未完成》・交響曲第9番《ザ・グレート》」「チャイコフスキー/大序曲《1812年》ほか」「チャイコフスキー/幻想序曲《ロメオとジュリエット》ほか」「ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集」「V.A./Barber’s Adagio」「O.S.T./3年B組金八先生 第7シリーズ」「O.S.T./砂の器」
シングル 「上村梨恵子/300km」「熊木杏里/私をたどる物語」「柴咲コウ/かたちあるもの」「東京事変/修羅場」「長澤奈央/×○×○×○(キス キス キス)」「長澤奈央/ラブボディー」「長澤奈央/Fun Time」「中島美嘉/火の鳥」「中島美嘉/ひとり」「信近エリ/Lights」「信近エリ/Voice」「平原綾香/明日」「松たか子/時の舟」「ユンナ/ほうき星」「ユンナ/マイ☆ラバ」「劇団BOOGIE★WOOGIE/BOOGIE★WOOGIE大行進!!」
【展覧会】
(な し)
【読書】
「博士の愛した数式」小川洋子@新潮文庫 記憶障害を持つ“博士”のピュアな気持ちに心打たれる。このように原作がイイと近日公開の映画版を観るのが楽しみなようなコワいような…
「十八の夏」光原百合@双葉文庫 普通の小説(?)のように進行しつつ実はミステリーという作品2編と、ほのぼの系2編。それぞれに味があるが、どちらかと言えばほのぼの系の方が好き
「プリズムの夏」関口尚@集英社文庫 web上に公開されている日記が物語のキーとなるのが現代的…いや、今ならブログだろうから、もはや若干遅れ気味なのか?それにしても、2冊続けて夏の小説を冬に読むなんて、選択ミス?
「魚たちの離宮」長野まゆみ@河出文庫 一種幻想的な物語が、やや古風な文体と相俟って独特の雰囲気を出しているが、前に読んだ「少年アリス」には及ばずといったところ
【その他】
「ウルトラマンMAX」(TVドラマ) 金子修介が総監督で、実相寺昭雄、三池崇史なども監督し、シリーズ初期の怪獣やゆかりの俳優が出てきて、さらに石橋蓮司、六平直政、寺田農などシブい俳優がゲスト出演…って、絶対オトナもターゲットに入れているよなぁ
(1月の予定)
【芝居】
7日M 『ザ★福袋』東京セレソンDX@シアターVアカサカ
12日M・15日M 『色彩組曲Remix 〜超伝導ヘキサゴン〜』X QUEST@シアターグリーン メインホール
13日S 『クライム』伍季風 〜MONSOON〜@萬スタジオ
14日S 『GO!BANG!BANK!』劇団まめや別館@SPACE107
16日S X QUEST イベント・ステージ@シアターグリーン メインホール
17日S 『YOTAROW道中記 〜旅の空はうわの空〜』KUSARE芸道R@シアターグリーン エリア171
20日S 『甲虫とバカンス』劇団カリフォルニアバカンス@シアターグリーン 小劇場
21日M 『あしたのニュース』ラッパ屋@THEATER/TOPS
21日S 『H』Q/on@TACCS1179
22日M 『BIGGEST BIZ 〜最後の決戦! ハドソン川を越えろ〜』AGAPE store@本多劇場
24日S 『ビューティフル ドリーマー』劇団 10×50 KINGDOM@シアターグリーン メインホール
27日S 『闘え!クロスダイバー!! 〜改造され果てて…〜』劇団ヘロヘロQカムパニー@シアターサンモール
28日M 『高度3万フィートの完全犯罪』MK−BOX@シアターグリーンエリア171
29日M 『Damage』東京タンバリン@吉祥寺シアター
【映画】
『スクールデイズ』
『狼少女』
『東京ゾンビ』
『ルナハイツ』
『Mr.&Mrs.スミス』
『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち』
『劇場版甲虫王者ムシキング 〜グレイテストチャンピオンへの道〜』
『キング・コング』
『奇妙なサーカス』
『輪廻』
『THE有頂天ホテル』
『ギミー・ヘブン』
『カミュなんて知らない』
『コアラ課長』
『妄想少女』など
【LIVE】
7日 読売日本交響楽団@東京芸術劇場 大ホール
10日 東京交響楽団@ミューザ川崎シンフォニーホール
14日 MUSE ニューイヤーコンサート@所沢市民文化センター ミューズアークホール
28日 相馬裕子@月見ル君想フ
【展覧会】
(予定なし)
【読書】
「推理小説」秦建日子、「神はサイコロを振らない」大石英司、「ウメ子」阿川佐和子 など
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