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(遅筆堂ネタふり亭 じべ since 1999.12)
■11月の結果と12月の予定■
芝居21本、映画20本、LIVE8本とバランスの取れたハイペース(爆) 12月は若干減少傾向ながらハイペースは維持か
【じべ 2005.12.8】
(11月の結果)
【芝居】
3日(木)S 『太陽はノイローゼ』劇団Peek−a−Boo@東京芸術劇場小ホール2 シュールかつ実験的な脚本で、部分部分は判るのだけれど、全体として観るとちょっと判りにくいのがもどかしい
5日(土)M 『航海綺譚』ZIPANG Stage@恵比寿エコー劇場 コメディを装いつつも、実はかなりキチンとした推理ものという構造に加えて、劇中での架空の外国語や王女の片言の日本語にリアリティがあって○
6日(日)M 『抗菌バスターZ』ACファクトリー@シアターサンモール まさか舞台で『ミクロの決死圏』を演るとは!しかし“菌やウィルスを擬人化する薬”によって、喋らせるてしまうとはねぇ…(笑)
6日(日)S 『Re−Birth』演劇ワークショップTAKE1@TACCS1179 トリッキーな展開なので最初は混乱したが、終盤で全体像が見えてきた時点で大いに納得。また、女優の演技がいかにも秦建日子チックでニヤリ
10日(木)S 『彼女の事情01 笑っていいかも… 世界で一番不幸な娘。』演劇集団池田塾@萬スタジオ 叶野喜和子(稲吉貴子改メ)が出演しないのは判っていたけれど、さらに内容も事前情報とちょっと違っていたりしてアテ外れな感じ
12日(土)M 『ダブリンの鐘つきカビ人間』パルコ+リコモーション@ル テアトル銀座 3年前とはメインの4人を入れ替えて、テイストは変わったが、どちらも“アリ”というところか? ただ、終盤の感動は(オチを知っているだけに)前回には及ばず
13日(日)M 『いけないもうこんな時間だ行かなくちゃ』ペテカン@THEATER/TOPS 主人公・金子さんの妄想の数々に共感したり大笑いしたりして楽しく観ることはできたが、欲を言えば着地点が欲しいと言うか、収束して幕を閉じて欲しかった
19日(土)M 『不満足な旅』ペンギンプルペイルパイルズ@ザ・スズナリ ケラ作品とも共通する雰囲気のある不条理系でいかにも…な感じは悪くないが、終わり方が唐突というか半端というかなのがちょっと残念
19日(土)S 『赤い鳥逃げた…2005』劇団離風霊船@シアターグリーンメインホール 得意の(?)屋台崩しはもちろんのこと、ムーヴィング照明、送風機など“3〜4公演分の仕掛け”(関係者談)がスゴいばかりでなく、日航機事故への鎮魂的な結末の余韻がイイ
20日(日)M 『ジュラルミンケース(Bプログラム)』ハラホロシャングリラ@シアターサンモール 意見を異にする複数の人物たちが論争しつつ結論を導き出す物語に『12人の優しい日本人』を連想したりして楽しかったが、後味はチト悪い
20日(日)S 『千円女王』劇団阿佐ヶ谷南南京小僧@西荻WENSスタジオ ここしばらく文学作品を下敷きにした難解系(?)が続いていたが、今回はかなり判りやすく、また、しばらく控えめだった段ボール製の装置も復活して嬉しい
21日(月)S 『ジュラルミンケース(Aプログラム)』ハラホロシャングリラ@シアターサンモール 現金をネコババしてしまうBプログラムに比べて、水泡に帰すという結末は良いのだが、よく考えると両バージョン共通の根本的な部分が杜撰なのは致命的かも?
23日(水)M 『笑う女。笑われる男 6 「ラストソングは、私と…。」』BIGFACE@シアターX 葬儀に関する物語。終盤、劇団主宰の劇団葬が劇場で行われるという設定のもと観客全員を参列者として取り込んでしまう場面があったが、これって最近の流行り?
23日(水)S 『公園で…待ちながら』椿組@「劇」小劇場 同じ公園を舞台にした7人の作家による短編競作。非常に楽しかったが、欲を言えば、各編にそれぞれどこかリンクする部分が欲しかった
25日(金)S 『ゲーゲーの恋 −ゾンビック−』劇団虎のこ@シアターVアカサカ 東京セレソンDX(『口笛』)に客演した時の怪演で印象深かった西慶子が1場面ながら強烈な個性を発揮していて、それだけでも観た甲斐があったというもの
26日(土)M 『ラフカット2005』プラチナペーパーズ@SPACE ZERO コンパクトにまとまった作品に各作家の個性がよく出た4編がそれぞれ魅力的。4編目での某劇団次期看板女優と元・ワンギャルの競演というのも個人的にはツボ
26日(土)S 『アンジェラ 〜Princess of Pirates〜』Z団@SPACE107 劇団☆新感線作品と同系列の娯楽性に富んでいて休憩込み2時間40分がアッという間。この小屋に擬似花道を作るという演出・装置にはビックリ
27日(日)M 『ぎんなん 【雌の木】』天然工房@シアターグリーン エリア171 女性芸人コンビの恋愛観をメインに【雄の木】の伏線もチラリと張ってコンパクトにまとめてあり、なかなかの佳作
27日(日)S 『ぎんなん 【雄の木】』天然工房@シアターグリーン エリア171 【雌の木】と同じ場所で同じ日の夜を描きながら、こちらはファンタジー系。“中年になった座敷童子”という発想が楽しい
30日(水)M 『SMOKE』流山児★事務所@ザ・スズナリ 5年前の『ラフカット』で上演されたケラ作品の改訂版を少年王者館の天野天街演出で。突然ミュージカル風になったりするのが面白い
30日(水)S 『S 〜君がいる奇跡〜』カートプロモーション@アトリエ・フォンテーヌ 「世にも奇妙な物語」系の短編3編で、1編目と3編目は連作。非常にオーソドックスなので先は読めてしまうが、ラストはホロリとできて心地よい
【映画】
1日(火) 『カスタムメイド10.30』@ユナイテッド・シネマとしまえんシアター7 ドラマ部分は期待したほどではなかったが、クライマックスの奥田民生LIVE場面が圧倒的に良くて、結果的には満足(ある意味卑怯?)
1日(火) 『機動戦士ZガンダムII −恋人たち−』@シネ・リーブル池袋1 副題からフォウとカミーユに重点を置くのかと思ったらそうでもなく、「三部作の2作目は“中継ぎ”になってしまう」という宿命から逃れ得ず
7日(月) 『メゾン・ド・ヒミコ』@新宿武蔵野館1 好きなシーンはいくつかあったけれど、今ひとつピンとこなかったのは、やはり潜在的にゲイに偏見(差別意識?)を抱いているせいか?
8日(火) 『ホールドアップダウン』@東京グローブ座 コメディとしてはよくできているのに、終盤でネタが切れたのか前フリもなく唐突に“あっちの世界”(←ネタバレ回避)に逃げてしまったのは残念
8日(火) 『キャプテン・ウルフ』@新宿東急 ディズニー製ファミリー・ムービーなので若干ユルい感じはあるものの、ツボをしっかり押さえてあるのはさすが。ただ、期待したほど泣けなかったのは残念
11日(金) 『空中庭園』@ユーロスペース2 各人物が章毎にそれぞれストーリーテラーとなるスタイルの原作を先に読んでいたために、再構成した映画はごくオーソドックスで凡庸に感じられてしまう
16日(水) 『ハックル』@シアター イメージフォーラム シアター1 ドキュメンタリーのようでドキュメンタリーではなく、劇映画かというとそうでもなく、いわば映像詩のような作品? なんとも不思議な感覚
16日(水) 『誰がために』@シアター イメージフォーラム シアター2 主人公が結婚するまでのいきさつは手短にまとめて、妻を殺した犯人の少年に対する主人公の葛藤に重点を置いて描いて欲しかった
16日(水) 『イツカ波ノ彼方ニ』@渋谷シネ・ラ・セット いかにも単館系な作風だが、全体的に中途半端な感じで、寓話風の結末には違和感を憶える。また、大森南朋を使い切れていないというか、宝の持ち腐れみたいな…
16日(水) 『スリーピングフラワー』@渋谷シネ・ラ・セット 漠然と描きたいことは判るのだけれど、細部が曖昧模糊というか、ぼやかしたままなので、焦点が絞りきれていない映像を見ているような印象
24日(木) 『TAKESHIS’』@ユナイテッド・シネマとしまえん シアター1 どこまで夢でどこまで現実か、どれが劇中劇なのか、迷宮を彷徨う感覚は良いのだが、観客がそこに取り残されたまま映画が終わってしまうような…
24日(木) 『大停電の夜に』@ユナイテッド・シネマとしまえん シアター5 クリスマス・イブ、大停電の中で繰り広げられる人間模様。いくつかのちょっとイイ話に笑いも加えて、12人の主要人物を描き分けた源監督の力量に感服
24日(木) 『ノーパンツ・ガールズ』/『狼少女 〜Day After Tomorrow〜』@テアトル池袋 『ノ』:監督がすべて違う短編三部作。主題を見せてからその変奏を2編という構成が上手く、内容的にも楽しい 『狼』:短編ということもあり、中途半端な感じ。しかし、大滝純監督がPENICILLINのGISHOだったとはビックリ
25日(金) 『カーテンコール』@シネマミラノ 賛否両論のようだが、σ(^-^) は賛美派。映画全盛期の幕間芸人の話を発端に在日問題や2組の父娘の関係など、うまくまとめていたと思う
25日(金) 『奇談』@新宿オスカー インディ・ジョーンズからアクションを抜いてミステリー風味を加えた感じ。肝心の終盤での説明台詞が聞き取りにくいのが残念
28日(月) 『仮面ライダー THE FIRST』@T・ジョイ大泉 シアター7 序盤は非常に出来が良くて大いに期待したのだが、併行してサブ・ストーリーが語られ始めたあたりからギクシャクしてしまい、結局尻すぼみ…残念!
28日(月) 『同じ月を見ている』@T・ジョイ大泉 シアター9 全7巻の原作(未読)を2時間弱に凝縮したせいか全体が劇的になりすぎて現実感が乏しく、なおかつ主要人物にあまり共感できず
28日(月) 『ALWAYS 三丁目の夕日』@T・ジョイ大泉 シアター7 笑いと感動、それにノスタルジーがたっぷり盛り込まれていて大満足の2時間13分。キャスティングも見事にハマっていて文句ナシ!
29日(火) 『探偵事務所5』@シネ・リーブル池袋2 それなりに面白いが、6〜10回の連続ドラマの第1話・第2話を見せられたようで、1本の映画として完結しないというのはどーよ?
【LIVE】
1日(火) 奥華子@南青山MANDALA 素朴かつナテュラルな歌声の魅力によりピアノ(アコピ&エレピ)弾き語りのみながら3時間(休憩含む)という長さを全く感じず
2日(水) Tokyo Girl−POP Expo 1000@FAB 表参道 一部“じょしこーせーカラオケ大会”のような部分もありつつ、目当てのハレンチ☆パンチの演奏に生で接することができて満足
3日(木) カルミナ・ブラーナ@新国立劇場 オペラ劇場 前半の「ライモンダ・第1幕より夢の場」はオーソドックスなスタイルだったが、メインの「カルミナ・ブラーナ」は非常に斬新でビックリ
4日(金) 東京交響楽団@東京芸術劇場 大ホール この1年で10回以上通い、すっかりホームグラウンド状態となった3階後方席にて、今年4回目のベートーヴェン「皇帝」ほかを堪能
5日(土) ZABADAK@CLUB CITTA’ サポートにヴァイオリンがいなかったのはちょっと物足りなかったが、夏に上演された『秘密の花園』(劇団ひまわり)のキャストがゲスト出演したのは嬉しい
7日(月) NHK交響楽団@東京オペラシティ コンサートホール バックステージ席なもんで、指揮者(小林研一郎)の“唸り声”のスゴいのなんのって…。往年のキース・ジャレット並みかも?(笑)
18日(金) 久松史奈@FAB 表参道 生で聴くのは11年振り。見かけがほとんど変わらないことに驚きつつ、イギリスでのバンド経験を活かした楽曲を堪能
【CD】
アルバム 「AUDIO RULES/AUDIO RULES」「SHUUBI/愛の種目」「SHUUBI/SET ME FREE」「SHUUBI/SHUUBI」「FictionJunction YUUKA/Destination」
シングル 「SHUUBI/うららかな」「SHUUBI/愛の詞」「SHUUBI/ららら」「高橋瞳/青空のナミダ」「玉置成実/Get Wild」「D.D.D./Heart」「HIGH and MIGHTY COLOR/STYLE」「ハレンチ☆パンチ/メガホン」「コブクロ/桜」「レミオロメン/粉雪」
【展覧会】
(な し)
【読書】
「カカシの夏休み」重松清@文春文庫 かつて連続ドラマで観ていた「ライオン先生」(2編目に収録)を読み、かなり忠実なドラマ化だったことを知ってちょっとビックリ
「図書室の海」恩田陸@新潮文庫 珍しくも短編集。ほかの長編とリンクするものがいくつかあって興味深かったが、推理、SF、ホラーとバラエティに富んでいるので雑然とした印象もアリ
「龍時 02−03」野沢尚@文春文庫 シリーズ2作目だが、レンタル移籍で別チームにいるという設定は掟破り?(笑)門外漢のσ(^-^) にもサッカー知識がつくというオマケ付き。シリーズ3作目の早期文庫化を希望!
「Aコース」山田悠介@幻冬舎文庫 バーチャルリアリティゲーム内という設定を活かした終盤の展開が上手く、けっこう引き込まれる。映像化しても面白いと思う
【その他】
プロ野球日本シリーズ(コミック) 札幌華生堂メッツと東京スーパースターズの対戦をモーニング誌と少年チャンピオン誌でそれぞれの視点から同時連載というユニークな企画。水原勇気vs山田太郎、岩田鉄五郎vs岩鬼正美という夢の対決も嬉しい
「テスト・ザ・ネイション」(TV番組) 途中に入るCMまで問題として取り込むというのが斬新。3年目の今年は脳の個性も判明するというシカケで、σ(^-^) は「右・左タイプのモノ志向」でした
(12月の予定)
【芝居】
2日S 『Flash Back 11.X』AchiTION!@THEATER BRATS
3日M 『無理矢理』劇団、本谷有希子@吉祥寺シアター
3日S 『Nacht Musik』SPIRAL MOON@ザムザ阿佐ヶ谷
4日M 『ギフト・ロスト・ギフト 〜ムヨウノチョウブツノユクエ〜』teafor two@「劇」小劇場
4日S 『デッサン』東京タンバリン@笹塚ファクトリー
8日M 『スピーク・オブ・ザ・デビル』劇団S.W.A.T!@「劇」小劇場
9日M 『チェリー・ホープを知ってるかい。』Playing Unit4989@シアターグリーン 小劇場
10日M 『海と風の神話』劇団BOOGIE★WOOGIE@北沢タウンホール
11日M 『GLORY DAYS 2005』ランニングシアターダッシュ@ザ・ポケット
11日S 『風のピンチヒッター 〜再試合〜』ランニングシアターダッシュ@ザ・ポケット
16日M 『サイゴ』Oi−SCALE@吉祥寺シアター
17日M 『BIRDS』30−DELUX@シアターサンモール
18日M 『12人の優しい日本人』PARCOプロデュース@PARCO劇場
24日M 『クロノス』演劇集団キャラメルボックス@サンシャイン劇場
30日M 『贋作・罪と罰』NODA・MAP@シアターコクーン
【映画】
『変身』
『乱歩地獄』
『痴漢男』
『しあわせなら手をたたこう』
『狼少女』
『Mr.&Mrs.スミス』
『スクールデイズ』
『東京ゾンビ』
『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち』
『キング・コング』
『疾走』
『愛してよ』
『ルナハイツ』
『奇妙なサーカス』など
【LIVE】
8日 読売日本交響楽団@東京芸術劇場 大ホール
10日 加藤いづみ@草月ホール
19日 アレシュ・バールタ@横浜みなとみらい 大ホール
22日 Kissポートクラシックコンサート@サントリーホール 大ホール
23日 東京フィルハーモニー交響楽団@オーチャードホール
24日 橘いずみ@Shibuya O−West
29日 東京ニューシティ管弦楽団@東京芸術劇場 大ホール
【展覧会】
(予定なし)
【読書】
「博士の愛した数式」小川洋子、「十八の夏」光原百合、「魚たちの離宮」長野まゆみ、「プリズムの夏」関口尚 など
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