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(遅筆堂ネタふり亭 じべ since 1999.12)

■10月の結果と11月の予定■

映画が前半にあまり観なかったために10本と少なめ(!)だった分、芝居は 20本と多め、さらにLIVEも8本と高位安定傾向

 【じべ 2005.11.8】

(10月の結果)

【芝居】

2日(日)M 『魔界の都』R:MIX@シアターサンモール
架空の歴史大河ドラマの「エピソード1」。シリーズは前回の1作しか観ていなかったが、壮大でドラマチックな歴史のうねりにワクワク

5日(水)M 『ZION −目覚めよと呼ぶ声が聞こえ−』InnocentSphere@シアターVアカサカ
性悪説に立ったように、極限状態で登場人物の大半がダークな面を見せる中、ラストで明かされる1人の人物のとった行動が唯一の救い

7日(金)S 『愛とフェティシズムの日々』Premier☆Million☆Carats@劇場MOMO
嘘と勘違いで事態がどんどんこじれて行くという王道コメディに、三十路を目前にした女性の気持ちも描いていて楽しい

8日(土)M・10日(月)M 『イヌのチカラ』X QUEST@東京芸術劇場小ホール1
ダンスシーン総集編にストーリーを絡ませた昨年公演『ショート・パッケージ』の発展形で、独自のスタイルを確立したのではあるまいか?

8日(土)S 『劇場ジャック』劇団FUTURE THEATER MOVE@アイピット目白
アイデアを沢山盛り込み、コメディから感動系、社会批判まで取り込むという欲張りな構成だが、さすがに2時間20分というのは長い

9日(日)M 『リドル −The Kingdom of Riddle−』少年社中@青山円形劇場
チャールズ・ドジソン(ルイス・キャロル)自身が“不思議の国”に入り込むという発想はイイが、円形劇場向けの演出ではなかったのでは?

9日(日)S 『お〜い!竜馬』三又忠久プロデュース@シアターサンモール
それでなくとも波乱万丈のストーリーなのに西村太佑(作・演出:グワィニャオン主宰)流の脚色が加わり、さらに舞台の昇降機構をフルに使うなんざ、もはや卑怯?(笑)

12日(水)S 『炎の戦士 バーニンガイ』/『魔法プリンセス プリティーモモ』カプセル兵団@シアターグリーン 小劇場
まさに“オトナのためのまんがまつり”のノリで、パロディ系変身ヒーローものと、感動系魔法少女ものという取り合わせがなかなか上手い

15日(土)M 『Night Bird』回転OZORA@「劇」小劇場
深夜診療をする病院の待合室での家族愛・肉親愛のスケッチ。終盤でのカレーのエピソードが秀逸。また、それで泣かせた後に笑いを配して終わるという構成もイイ

16日(日)M 『SYNCHRONICITY LULLABY』AND ENDLESS@SPACE ZERO
部分的には良いところが沢山あるのだけれど、全体に漂う重く暗いムード(カレル・チャペックの『ロッスム・ユニバーサル・ロボット』と共通?)はちょっと苦手

22日(土)M 『ブラウニンング・バージョン』自転車キンクリートSTORE@俳優座劇場
先月の『ウィンズロウ・ボーイ』に引き続き“カッチリした芝居”で好感は持てたが、クロッカーハリス夫人の行動にどうにも共感できず、イマイチ

23日(日)M 『フェイス イン フェイス』PLAYMATE@THEATER/TOPS
従来とはオモムキを変えてサイコ・サスペンス風味。これはこれで意義があるとは思うけれど、極私的にはいつものパターンの方が好きかなぁ…

23日(日)S 『第十七ホモ収容所』劇団方南ぐみ@駅前劇場
『第十七捕虜収容所』をベースにした前半はともかく、後半になるとちょっと苦しいものが…。なお、津乃村真子のコスプレには「萌え〜っっ!!!」(爆)

27日(木)M 『全面改訂版 知らざあ言ってきかせやしょう』魔女の巣@アドリブ小劇場
激ヤバ?な内容についてはただただ驚愕。で、梨園の内幕(名跡襲名)を描きながらも、得意の殺陣・擬闘を組み込んであるのは上手い!(笑)

27日(木)S 『home 2005 〜ありえねぇ一夜〜(COOL組)』WAKUプロデュース@シアターVアカサカ
σ(^-^) の好きな“最後の想いを伝えたい”系の作品。コメディ風に進みながらも終盤ではしっとりさせるという構成は、常套手段ながらやはり上手い

29日(土)M 『烈風剣 〜The demon’s sword〜』楽天舞隊@萬スタジオ
強大な力の持つ魔力と人間の弱さを描く一方、もの書きの姿勢・責任にも言及し、中国剣術系の殺陣もフィーチャーして、適度な笑いまでまぶすという大変贅沢な一本

29日(土)S 『もう秋なのね☆ぼんやり劇場』KUSARE芸道R@ジェルスホール
前回同様ショート・コメディ3編にピン芸という構成。ピン芸パートではゲストの若手女流講釈師による講談を聴くことができ、また、コメディでは大笑いして満足

30日(日)M 『B★W 4U』劇団BOOGIE★WOOGIE@ザムザ阿佐ヶ谷
剣舞、短編芝居に映像作品2編という構成。それぞれ味わいが違っていて、その組み合わせの妙により2時間15分の上演時間もアッと言う間

30日(日)S 『風来坊雷神屋敷』劇団桟敷童子@飛鳥山公園内特設天幕劇場
生贄・人柱となるために育てられた“阿呆丸”の哀しみを描いたストーリーに加え、川の氾濫を表現するスペクタクル・シーンが圧巻!

【映画】

5日(水) 『殴者 −NAGURIMONO』@テアトル新宿
ドラマ部分がトホホなだけでなく、有名格闘家たちを起用した「殴合」シーンも時間的には短く“宝の持ち腐れ”状態

19日(水) 『鍵がない』@渋谷シネ・ラ・セット
鍵をなくした主人公(つぐみ)の一夜の物語。「ありえねー!」な路線バス運転手(光石研)のキャラと、そのバス内の幻想シーンが楽しい

19日(水) 『スクラップ・ヘブン』@シネ・アミューズWEST
言いたいことは判らないでもないが、どうにも主人公たちに感情移入できず、途中で厭きてしまう。李相日監督のセンスとσ(^-^) とはソリが合わないのか?

19日(水) 『真昼の花』@テアトル池袋
抽象的な表現などもあったりして、小説に喩えれば純文学の如し。が、いろいろ想像する余地があって嫌いではない

20日(木) 『鳶がクルリと』@T・ジョイ大泉 シアター5
原作の主題である異文化交流論や芸術論がほとんど残っていないというのは「仏作って魂入れず」なんじゃね?映画化することで一体何を描きたかったんだか…?

20日(木) 『ステルス』@T・ジョイ大泉 シアター2
後半いかにもアメリカ映画っぽい乱暴な展開になるが、空中戦シーンの迫力・スピード感やCGと実写がほとんど見分けがつかない映像技術など観た甲斐は十分にアリ

24日(月) 『8月のクリスマス』@シネスイッチ銀座2
山崎まさよしの落ち着いた、抑制のきいた演技はリアリティがあり、好感が持てる。それにしても関めぐみの顔の小さいこと!なお、オリジナルである韓国映画『八月のクリスマス』は未見

25日(火) 『まだまだあぶない刑事』@T・ジョイ大泉 シアター1
シリーズのファンであったワケではなく、単に某女優目当てで観た身としては、どうにも食い足りないというか何というか…(時代錯誤っぽいのかも?)

25日(火) 『この胸いっぱいの愛を』@T・ジョイ大泉 シアター9
『黄泉がえり』の創作部分と同様のテイストを持つなかなか上手いストーリーではあるが、勿体ぶっているというか冗長というか…なのがちょっと残念

28日(金) 『福井青春物語』@UPLINK X
スタッフ、キャストともすべて福井県出身者でオール福井ロケという究極のご当地映画。49時間で主要部分を撮ったという意気もよし

【LIVE】

6日(木) 東京ニューシティ管弦楽団@東京芸術劇場 大ホール
邦人作品2曲が、片やニ胡を片や映像とナレーションをフィーチャーして興味深かったが、チャイコフスキーの「悲愴」にはかなわないか?

13日(木) 矢野真紀@PARCO劇場
曲によっては vln.や3管のホーン・セクション、ストリングス・クァルテットまで付くという豪華版で初のビデオ収録もアリ。DVD発売が待ち遠しい!

14日(金)・20日(木) キース・ジャレット@東京芸術劇場 大ホール
大作ではなく、小品を何曲も演奏するスタイルだったのはちょと残念だが、これはこれでバラエティに富んでいて面白かった

16日(日) キース・エマーソン@東京厚生年金会館大ホール
E.L.&P.(パウエル含む)の作品のみならずザ・ナイス時代のレパートリーをも演奏して2時間40分という大サービスの内容に満足満足

21日(金) 東京都交響楽団@東京文化会館 大ホール
バッハとハイドンの作品を2曲ずつ。がしかし、ブランデンブルグ協奏曲に指揮者がいるというのには何とも違和感が…

22日(土) SHUUBI@CLUB QUATTRO
楽曲・歌唱、MC・進行・構成とも見事で、期待以上に大満足。なんで今まで6年間もこの人の存在を知らなかったのかと後悔…

28日(金) 木村カエラ@SHIBUYA−AX
前回のLIVEが新聞評で褒められていたこともあり期待していたが、前週のSHUUBIの完成度と比べるとやはりまだ新人、という感じか?

【CD】

アルバム
「SHUUBI/dummy」

シングル
(購入せず)

【展覧会】

24日(月) 巨匠 デ・キリコ展@大丸ミュージアム・東京
4年ぶり5度目。従来お馴染みであった作品が少ない分、初めて観るものもあり、何度観ても飽きない。がしかし、財団の指示という制作年については違和感も…

【読書】

「ぶつぞう入門」柴門ふみ@文春文庫
柴門流見仏記。仏像の印象だけでなく仏教の基礎知識等も盛り込んであり、平易でユーモラスな文体は読み易くて楽しい

「阿修羅ガール」舞城王太郎@新潮文庫
主人公の心象風景(?)を描いた第二部でいきなりシュールな展開になってしまうので、ちょっとついて行けず、置いてけぼりみたいな…

「猛スピードで母は」長嶋有@文春文庫
比較的読みやすくはあるが、芥川賞受賞作だけにやはりσ(^-^) の苦手な純文学臭があるし、ちょっと食い足りなさのようなものも残る

「電子の星 池袋ウエストゲートパークIV」石田衣良@文春文庫
実在の池袋にうまく虚構を取り入れた描写が上手く引き込まれるが、表題作中にR−15指定級の残虐描写があるのにはちょっぴり閉口

「少年アリス」長野まゆみ@河出文庫
宮沢賢治を思わせる導入部から「不思議の国のアリス」少年版のようなストーリーが繰り広げられて面白い

【その他】

「あいのうた」(TVドラマ)
キャスト陣が魅力的であるのみならず、毎回気持ちよく泣けそうで、今期1、2を争う期待度

「野ブタ。をプロデュース」(TVドラマ)
映画『深紅』で個人的に注目度が急上昇した堀北真希の演技・独特の存在感に期待十分

(11月の予定)

【芝居】

3日S 『太陽はノイローゼ』劇団Peek−a−Boo@東京芸術劇場 小ホール2
5日M 『航海綺譚』ZIPANG Stage@恵比寿エコー劇場
6日M 『抗菌バスターZ』ACファクトリー@シアターサンモール
6日S 『Re−Birth』TAKE1@TACCS1179
10日S 『彼女の事情01 笑っていいかも… 世界で一番不幸な娘。』演劇集団池田塾@萬スタジオ
12日M 『ダブリンの鐘つきカビ人間』パルコ+リコモーション@ル テアトル銀座
13日M 『いけないもうこんな時間だ行かなくちゃ』ペテカン@THEATER/TOPS
19日M 『不満足な旅』ペンギンプルペイルパイルズ@ザ・スズナリ
19日S 『赤い鳥逃げた…2005』劇団離風霊船@シアターグリーン メインホール
20日M 『ジュラルミンケース(Bプログラム)』ハラホロシャングリラ@シアターサンモール
20日S 『千円女王』劇団阿佐ヶ谷南南京小僧@西荻WENSスタジオ
21日S 『ジュラルミンケース(Aプログラム)』ハラホロシャングリラ@シアターサンモール
23日M 『笑う女。笑われる男 6 「ラストソングは、私と…。」』BIGFACE@シアターX
23日S 『公園で…待ちながら』椿組@「劇」小劇場
25日S 『ゲーゲーの恋 −ゾンビック−』劇団虎のこ@シアターVアカサカ
26日M 『ラフカット2005』プラチナペーパーズ@SPACE ZERO
26日S 『アンジェラ 〜Princess of Pirates〜』Z団@SPACE107
27日M 『ぎんなん 【雌の木】』天然工房@シアターグリーン エリア171
27日S 『ぎんなん 【雄の木】』天然工房@シアターグリーン エリア171
30日M 『SMOKE』流山児★事務所@ザ・スズナリ
30日S 『S 〜君がいる奇跡〜』カートプロモーション@アトリエ・フォンテーヌ

【映画】

『カスタムメイド10.30』
『機動戦士ZガンダムII −恋人たち−』
『メゾン・ド・ヒミコ』
『キャプテン・ウルフ』
『空中庭園』
『誰がために』
『ハックル』
『ホールドアップダウン』
『イツカ波ノ彼方ニ』
『スリーピングフラワー』
『ALWAYS 三丁目の夕日』
『仮面ライダー THE FIRST』
『TAKESHIS’』
『乱歩地獄』
『惑星大怪獣ネガドン』
『ノーパンツ・ガールズ』
『カーテンコール』
『奇談』
『しあわせなら手をたたこう』
『同じ月を見ている』
『痴漢男』
『孕み 白い恐怖』
『大停電の夜に』
『変身』
『探偵事務所5』など

【LIVE】

1日 奥華子@南青山MANDALA
2日 Tokyo Girl−POP Expo 1000@FAB 表参道
3日 カルミナ・ブラーナ@新国立劇場 オペラ劇場
4日 東京交響楽団@東京芸術劇場 大ホール
5日 ZABADAK@CLUB CITTA’
7日 NHK交響楽団@東京オペラシティ コンサートホール
18日 久松史奈@FAB 表参道

【展覧会】

(予定なし)

【読書】

「カカシの夏休み」重松清、「図書室の海」恩田陸、「龍時 02−03」野沢尚、「Aコース」山田悠介 など