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(遅筆堂ネタふり亭 じべ since 1999.12)
■6月の結果と7月の予定■
映画は予定外も加わって23本と月間鑑賞数の記録を大幅に更新。さらに芝居19本、コンサート8本とエンタメ三昧の1ヶ月
【じべ 2005.7.5】
(6月の結果)
【芝居】
4日(土)M 『Deep Forest』G−up@SPACE107 「ヘンゼルとグレーテル」に出てくる“魔女”の前日譚。敵役に焦点をあてて何故そうなったかの悲劇を描く…って、まるで「エピソード1」?(笑)
4日(土)S 『ジェスチャーゲーム』ハラホロシャングリラ@紀伊國屋サザンシアター 主人公が“時間のループ”から抜け出そうとあがいているうちにいつの間にか成長(?)しているというのが巧い
5日(日)M 『僕のポケットは星でいっぱい』演劇集団キャラメルボックス@シアターアプル 『銀河旋律』に端を発する柿本家シリーズ最新作。『銀河旋律』とのリンクが多く、いっそそちらとカップリングで上演して欲しかった気もする
5日(日)M 『広くてすてきな宇宙じゃないか』演劇集団キャラメルボックス@シアターアプル 同じく柿本家シリーズの旧作。6年前に一度観ていたので油断していたら、ラストシーンでしっかり泣かされる
9日(木)S 『タクラマカン2005』OFFICE BLUE@ザ・ポケット 被差別地域の若者グループが自由を求める骨太で硬派のドラマ。取り締まる側でありながら若者たちに理解を示す役の築山万有美がイイ
10日(金)M 『仮装敵国』AGAPE Store@サンシャイン劇場 7人の作家によるオムニバス。それまでに出てきたいくつかのモチーフも取り入れつつ全体をまとめる7編目(ケラリーノ・サンドロビッチ担当)が秀逸
10日(金)S 『梅雨どき☆ぼんやり劇場』KUSARE芸道R@大塚ジェルスホール パロディ満載のショート・コメディ3編にピン芸を1つ挟んで、という構成がユニークなばかりでなく、前説も楽しくてかなり満足
11日(土)S 『Final Count Down』ACファクトリー@シアターサンモール 今回はひたすらアクション路線で、従来のように物語としての面白みや笑いに欠けていたのがちょっと残念
12日(日)M 『さらば、スターマイン』ミノタケプラン@「劇」小劇場 恒例の花火大会を、その家で観るのは最後となる家族の物語。時期はちょっと早いがいかにも日本の夏の風物詩という雰囲気が○
17日(金)S・20日(月)M 『300g(女性バージョン)』シアタードリームズ・カンパニー@ウッディシアター中目黒 ストーリーの展開に唐突または強引な部分がなきにしもあらずだが、メインの5人の女優がそれぞれ個性的な上にアンサンブルも良くて満足
18日(土)M 『生きてるうちが華なのよ Re−Living』グワィニャオン@東京芸術劇場 小ホール1 ゾンビものを生のステージで上演するとは!しかも泣ける部分や笑いまでありさらに生きることの大切さをも描いて見事
19日(日)M・S 『コンフィチュール? 〜素人の曖昧な推理による幸せな結末〜(ティータイム編・モーニング編)』tea for two@「劇」小劇場 前半はほぼ同一で後半だけが異なる変形2バージョン。先に観たせいか、ティータイム編の方がよく練れていたように思う
20日(月)S 『300g(男性バージョン)』シアタードリームズ・カンパニー@ウッディシアター中目黒 女性バージョンを補完してはいるものの、1本の独立した作品としてはいかがなものか?と思ってしまうのは、先に女性バージョンを2回観たためだけではあるまい
23日(木)S 『クーラー消してもいいですか?』天然工房@ザ・ポケット 沢山の笑いに初恋の甘酸っぱさと事故死によって遺された想いの切なさを加えたそのブレンド具合が絶妙
25日(土)M 『礎』劇団ダンダンブエノ@青山円形劇場 いかにも倉持裕な作品。場の転換が独特で面白いが、そのために時制の関連がわかりにくくなっているかも?
25日(土)S 『夕焼けのカナタ*アカツキの手前』SHAFT@麻布dieplatze 類似の設定は少なくないので先はある程度読めてしまうが、このタイプの作品は好きなのでけっこうハマる
26日(日)M 『ヤング・マーブル・ジャイアンツ』KERA・MAP@吉祥寺シアター 『砂の上の植物群』が陰のケラだったのに対しこちらは陽のケラだが、個人的には圧倒的にこちらの方が好き。特にあの終わり方などサイコー!
【映画】
1日(水) 『オペレッタ 狸御殿』@新宿ピカデリー2 思い切りポップでカラフルな(そしてキッチュでさえある?)こんな作品を撮ってしまう鈴木清順監督、まだまだお若い!(笑)
4日(土) 『パセリ』@UPLINK X “遺した想い”系ストーリーとして上出来なだけでなく、タイトル・ロールを演じた派谷恵美の感情表現が非常に見事で満足度は高い
6日(月) 『四日間の奇蹟』@T・ジョイ大泉 シアター3 “原作のダイジェスト映像”のような印象がなきにしもあらずではあるが、約2時間の映画にうまくまとめていることは確か
6日(月) 『交渉人 真下正義』@T・ジョイ大泉 シアター4 肝心な部分を“刑事の勘”で片付けてしまうという難点はあるが、全体としては満足できた…というか、もしかすると正編よりもこっちの方が好きかも?
7日(火) 『フォーガットン』@T・ジョイ大泉 シアター8 本来ならクライマックスでは母の愛の深さに涙すべきなのかもしれないが、その前のショックが大きすぎて(笑)、とてもそんな余裕はナシ(爆)
7日(火) 『ホステージ』@T・ジョイ大泉 シアター5 人質事件が複数になってからは息もつかせぬ展開。がしかし、元腕利き交渉人という設定をもう少し生かして欲しかった気もする
8日(水) 『タナカヒロシのすべて』@シネクイント 淡々と進むが、エピソードが加わる毎に次々といろんな役者が顔を出して楽しい。「俳句とテルミンの会」なんてのもイイなぁ(笑)
8日(水) 『いらっしゃいませ、患者様。』@アミューズCQN シアター2 予告編でそのほとんどが判っていたのはちょっと残念ではあるが、病院立て直しのために“風俗業界のカリスマ”が発案したアイデアで大いに笑わせられる
8日(水) 『電車男』@アミューズCQN シアター1 ネットにどっぷりハマっている身として、非常に親近感を抱く。さらにスレッド住人のキャスティングが絶妙で大いにウケる
8日(水) 『シナリオライター★松本マリコの課題』@渋谷シネ・ラ・セット 物語の着地点は良いのだが、そこに至るまでの展開が今ひとつメリハリに欠けるために、96分の上映時間を長く感じてしまう
10日(金) 『ニライカナイからの手紙』@東劇 タイトルが思いっきりネタバレではあるが、その点を差し引いても少女の成長物語として上出来。斉藤歩・中村愛美などのキャスティングも的確
17日(金) 『ビートキッズ』@新宿トーア 前半のマーチングバンド・パートと後半のロックバンド・パートという二話オムニバスのようなツクリにはちょっと抵抗を憶える
18日(土) 『幻覚』@テアトル池袋 同じ宮坂武志監督の前作『今昔伝奇 座敷童 百物語』と比べていささか地味な感じ。だもんでアルコール摂取後に観たせいもあって睡魔に襲われる
20日(月) 『バースデー・ウェディング』@渋谷シネ・ラ・セット 決して悪くはないのだが、かといって期待していたほどでもなく、至ってフツーの出来。ただ、心温まる披露宴に出席したような感覚は残る
22日(水) 『機動戦士Zガンダム −星を継ぐ者−』@新宿ジョイシネマ3 カットしたシーンからつながっているセリフも散見されるが、基本的には物語序盤の14話分を再構築してうまくまとめたという感じ
22日(水) 『イン・ザ・プール』@テアトル新宿 原作は未読。題材とキャスティングは非常に面白いのだが、ストーリーの展開にメリハリがあまりなく平板なのが致命的
24日(金) 『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』@T・ジョイ大泉 シアター5 『レイズ・ザ・タイタニック』とはかなり異なるダーク・ピット像に少々困惑。また、WHOの女医が“あんな事やこんな事”を平然とこなしてしまうのはリアリティ無さすぎ
24日(金) 『戦国自衛隊1549』@T・ジョイ大泉 シアター4 かなり重要な部分で「装甲車ってそんなに簡単に運転できるのか?」という大きな疑問を持たせられ興醒めではあったが、そこさえ除けばなかなかよく出来ている
26日(日) 『誰が心にも龍は眠る』@ポレポレ東中野 あれこれ謎を散りばめて風呂敷を広げたのはイイけれど、収拾がつかなくなって途中で放棄してしまうところなど、某アニメを連想
28日(火) 『ミリオンダラー・ベイビー』@T・ジョイ大泉 シアター3 過剰な演出はなく、むしろストイックなまでに余分なものを削ぎ落としたスタイルに渋さが光る。がしかし、結末は承服しかねるなぁ
28日(火) 『バットマン ビギンズ』@T・ジョイ大泉 シアター7 “エピソード1”としてよく出来ているばかりでなく、M・ケイン、M・フリーマン、G・オールドマンのオジさんトリオのバイプレーヤーぶりが見事
29日(水) 『彼女を信じないでください』@テアトル池袋 前半のコメディの王道パターンとも言える勘違いや誤解から物語が展開してゆく部分は楽しいが、中盤以降ちょっと失速気味なのが惜しい
29日(水) 『マイ・リトル・ブライド』@シネ・リーブル池袋1 他愛無いエピソードをひたすら積み重ねただけでまとまりに欠けるきらいはあるが、ヒロインのムン・グニョンの愛らしさで許す!(爆)
衛星放送で『ビューティフル』『月のひつじ』も鑑賞
【LIVE】
1日(水) 大塚愛@東京国際フォーラム ホールA 3曲くらいしか知っている曲はなかったが、“浪花の元気娘”全開のパフォーマンスやアイデアを凝らした映像などで2時間半がアッという間に過ぎる
3日(金) 国本武春@PARCO劇場 後半は米国音楽留学時に組んでいたブルーグラスバンドのメンバーを招いての演奏。本格ブルーグラス(←初体験)に三味線が入ってもあまり違和感がないのが不思議
11日(土) 東京都交響楽団@東京文化会館大ホール 約30年ぶりに訪れるんだなぁ…と思ってよく考えてみたら、前に来たのは舞台に乗る側であって、客席に座るのはこれが初めてということに気付く
15日(水) シュトゥットガルト室内管弦楽団@府中の森芸術劇場 ウィーンホール 「調和の霊感(第11番)」は初めて聴いたが、「これって、コンチェルト・グロッソ(ニュー・トロルス)の元ネタ?」な部分もあり、面白かった
22日(水) プラハ交響楽団@東京オペラシティ コンサートホール 「皇帝」「新世界より」の2曲はもとより、日本初演という「伝説―「道成寺」による音詩」(柿沼唯)も面白く、開演前の指揮者(日本人)によるプレ・トークで曲の解説も聞けて大変満足
27日(月) <オーケストラの大宇宙>佐渡 裕 vs 山下洋輔 vs N響@東京オペラシティ コンサートホール 山下洋輔作曲のピアノ協奏曲第1番・即興演奏家のため“ENCOUNTER”は、協奏曲というよりはむしろ競奏曲もしくは競騒曲という感じ?(笑)
29日(水) 新イタリア合奏団 VS ラルテ・デッラルコ@東京オペラシティコンサートホール 新解釈のヴィヴァルディ「四季」が聴けただけではなく、アンコールで見事なカウンター・テノールの歌声を聴くことができて非常に満足
30日(木) 東京フィルハーモニー交響楽団@東京オペラシティ コンサートホール 中2日おいて「惑星」を2度(しかも同じ会場で)聴くことになったが、勇壮な「火星」から神秘的な「海王星」まで変化に富んでおり厭きない
【CD】
アルバム 「上野洋子/自然現象」「奥田美和子/二人」「長澤奈央/Trip Lip」「モーツァルト/交響曲第25・40・41番」
シングル 「木村カエラ/リルラ リルハ」「SINGER SONGER/初花凛々」「高田梢枝/秘密基地」「ナナムジカ/Ta-lila 〜僕を見つけて〜」「HIGHand MIGHTY COLOR/RUN☆RUN☆RUN」「FLOW/DAYS」「牧伊織/月のかけら」「牧伊織/約束の場所」
【展覧会】
3日(金) 入定310年 円空展 −庶民の信仰・慈愛の微笑み−@そごう美術館 素朴で無骨ないわゆる“円空仏”だけではなく、表面をなめらかに仕上げたものや170cmを超える大きなものがあったのは意外
【読書】
「吉原御免状」隆慶一郎@新潮文庫 前半は面白いが、後半は“一族”の歴史的足跡を駆け足で語るようになってしまい、そのトーンの変わり方に面食らう
「格闘する者に○」三浦しをん@新潮文庫 女子大生のマスコミ(出版社)就職奮戦記。自己をキチンと持って就職戦線に立つ主人公の姿が痛快
【その他】
「赤い疑惑」(TVドラマ) 内容や演出・演技はもとよりオープニング・クレジットまで時代がかっており、シリアスな内容なのにもかかわらず、つい笑いを誘われてしまう
(7月の予定)
【芝居】
1日S 『鬼泪 〜KIRUI〜』カプセル兵団@TACCS1179
2日M 『雨のにおい』東京タンバリン@駅前劇場
2日S 『マリリン☆マンション』劇団やったるDAY!@スタジオあくとれ
3日M 『THE WINDS OF GOD』エル・カンパニー@紀伊國屋サザンシアター
5日S 『夕』東京セレソンDX@ザ・ポケット
6日M 『騙っちゅーの!』劇団ノーティーボーイズ@ウッディーシアター中目黒
7日M 『BOAT 〜シーラカンス号漂流記』ランニングシアターダッシュ@シアターサンモール
7日S 『キレイ 神様と待ち合わせした女』Bunkamura@シアターコクーン
9日M 『黄昏エレジー!』イエロー・ドロップス@「劇」小劇場
9日S 『博多湾岸台風小僧』劇団桟敷童子@ザ・スズナリ
10日S 『雷電披露宴』雷電@駅前劇場
12日M 『うら騒ぎ/ノイゼズ・オフ』新国立劇場@新国立劇場 中劇場
16日M 『マンガ大戦』YANKEE STADIUM 20XX@シアターサンモール
17日M 『LAST SHOW ラストショウ』PARCOプロデュース@PARCO劇場
17日S 『新宿ブギウギ 〜戦後闇市興亡史〜』椿組@花園神社境内特設ステージ
18日M 『パリアッチ』クリオネプロデュース@SPACE ZERO
22日S 『Dalix -ダリの経験-』劇団カリフォルニアバカンス@東京芸術劇場 小ホール1
23日M 『水平線ホテル』劇団M.O.P.@紀伊國屋サザンシアター
23日S 『コーラスドロボー』AchiTION!@しもきた空間リバティ
24日S 『姫が愛したダニ小僧』Piper@アートスフィア
27日S 『ドンウォリビーハピィ♪ 〜ツッパレンジャー老人ホームへ行く〜』劇団ヨロタミ@萬スタジオ
28日S 『H〜i!Jack!! 〜やぁ!ジャックさん!!〜』劇団たいしゅう小説家@東京芸術劇場 小ホール2
30日S 『健康ランドで会いましょう』(劇)べっちん@「劇」小劇場
31日M 『贋作・アニメ店長 DESTINY!!』ヘロヘロQカムパニー@シアターサンモール
31日S 『伝説の若大将』劇団S.W.A.T!@新国立劇場 小劇場
【映画】
『大いなる休暇』『姑獲鳥の夏』『樹の海 JYUKAI』『8.1[“hattenichi”]』『逆境ナイン』『亀は意外と速く泳ぐ』『夢の中へ』『いつか読書する日』『宇宙戦争』『FLY,DADDY,FLY』『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』『HINOKIO』『兜王ビートル』『運命じゃない人』『アインシュタインガール』『リンダ リンダ リンダ』『アイランド』『メノット』など
【LIVE】
10日 読売日本交響楽団@東京芸術劇場 大ホール
16日 UA@日比谷野外大音楽堂
18日 矢野真紀@品川プリンス ステラボール
20日 西本智実ハーモニアスコンサート@紀尾井ホール
21日 aiko@日本武道館
24日 bird@日比谷野外大音楽堂
29日 玉置成実@Zepp Tokyo
30日 ローマ弦楽合奏団@東京オペラシティ コンサートホール
【展覧会】
(予定なし)
【読書】
「龍時 01−02」野沢尚、「きのう、火星に行った。」笹生陽子、「8年」堂場瞬一 など
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