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(遅筆堂ネタふり亭 じべ since 1999.12)

■1月の結果と2月の予定■

芝居は昨年の余波もあり延べ14本とさほど減らなかったものの、他はゆるりとしたスタート

 【じべ 2005.1.31】

(1月の結果)

【芝居】

8日(土)M 『ツカエナイト』TEAM 発砲・B・ZIN@本多劇場
大半がドタバタ騒ぎで「以前に比べて面白みが減ったなぁ」と思いつつ観ていたが、クライマックスで見せた“技”によりやや挽回

9日(日)S・16日(日)M 『鬼と悪魔のファンタジー』X QUEST@ザ・ポケット
アニメネタも含めて様々な要素を加えて話を広げてから収束させるという“トクナガマジック”にしてやられた感じ

10日(月)M 『ソラリスの謎』キリンプロ@新宿文化センター 小ホール
芝居としては非常にユルく、突っ込みどころも満載だが、別の意味ではなかなか興味深かった

15日(土)M 『月の子供』秦建日子プロデュース@「劇」小劇場
ちょっとシュールというか、変幻自在なところが往年の小劇場系芝居のような印象で面白い

15日(土)S 『祈りのあとに 〜Resonances〜』La Compagnie“A-n”@アゴラ劇場
つごう3度目になるが、ジェストダンスと音楽だけでセリフがないために想像力を刺激され、新鮮に感じる

17日(月)S 『のるかそるか』WHATCOLOR@麻布die platze
全体的にコメディ・タッチなのに終盤で悲劇的になってしまうのが何とも木に竹を接いだようでアンバランスなのがひっかかる

22日(土)M 『ヒトリシズカ』東京タンバリン@駅前劇場
空き家に勝手に入りこんで昼休みを過ごす人々の人間模様。他人の内輪話を覗き見・盗み聞きしているような感覚が楽しい

22日(土)S 『狐の牡丹』東京タンバリン@駅前劇場
コメディ・タッチで始まるものの、やがてビター・テイストに転じ、重い展開になるので後味はあまり良くない

23日(日)M 『SANADA XI』劇団S.W.A.T!@青山円形劇場
真田十勇士を描いたコメディ・タッチの時代劇。劇中に現代の事柄等が(主にギャグとして)やたらに出てくるのには違和感を憶える

23日(日)S 『猪突するココロ』and Me presents@スタジオAR
登場する5人のキャラがキッチリと描き分けられていたり、会話にリアリティがあり、笑える部分もあったりで作家・笹峯あいに感心

28日(金)M 『絶叫 ホラーパーク!!』ボーナス・トラック@ウエストエンドスタジオ
ユルいコメディ風の前半と、ホラー“気味”の後半がチグハグで、一体何を演りたかったんだか理解に苦しむ

29日(土)M 『Brains』G−up presents@シアターVアカサカ
人間の脳内を、各機能を擬人化して描くという発想は良いのだが、各機能がキッチリ描き分けられていないためにユルいこと…

30日(日)M 『笑う女。笑われる男5 秘密の扉を開いたら…』BIGFACE@シアターX
ストーリーの流れが2つに分かれており、どこかで関連付くのかと思っていたが結局そのままだったのでちょっとガッカリ

【映画】

5日(水) 『月とチェリー』@渋谷シネ・ラ・セット
艶笑コメディに青春(性春?)モノの味わいを加えて、往年のにっかつロマンポルノの雰囲気も漂わせた佳作

24日(月) 『マイ・ボディガード』@T・ジョイ大泉 シアター2
やさぐれていた主人公が立ち直ってゆく前半は良かったが、後半での悪を憎むあまりの私刑の描写が凄惨で、引いてしまう

26日(水) 『パッチギ!』@アミューズCQN シアター1
若手・ベテランともに適材適所に配されてそれがみんな名演、さらに音楽の使い方が卑怯なまでに(笑)上手く、非常に満足

【LIVE】

18日(火) 日本フィルハーモニー交響楽団@品川区立総合区民会館 きゅりあん 大ホール
ベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」は初めて聴いたが、何箇所か聴き覚えがあり、改めてその有名さに気付く

28日(金) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団@東京オペラシティ コンサートホール
オルフのカルミナ・ブラーナのスケールの大きさと声の使い方の巧みさに加えて、高橋淳(テノール)の茶目っ気のあるパフォーマンスを楽しむ

29日(土) marsh−mallow@Shibuya O−West
メンバー3人が交代してからは初めて観るが、コンセプトは変わらず、あたたかみのある“手作り”のサウンドが良い

【CD】

アルバム
「伊福部昭/シンフォニア・タプカーラ、SF交響ファンタジー 他」「ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第2番、第5番」「ホルスト/組曲「惑星」、セントポール組曲」

シングル
「玉置成実/Fortune」「HIGH and MIGHTY COLOR/PRIDE」「AUDIO RULEZ/羅針盤」「T.M.Revolution/ignited」

【展覧会】

(な し)


【読書】

「おめでとう」川上弘美@新潮文庫
個人的好みから言えば“当たり外れ”の差がある短編集。中では「どうにもこうにも」にツボを突かれる

「バッテリーIII」あさのあつこ@角川文庫
3作目にして初めて試合が描かれているが、次の(他校との)試合の寸前で終わってしまうというのは何とも殺生な…

「パーク・ライフ」吉田修一@文春文庫
とりたててヤマ場がないままに進み、何かに片が付くのではなく、フェイド・アウトするような穏やかな終わり方なのが純文学の純文学たる所以か?

【その他】

「ジパング」(深夜アニメ)
いよいよ“もうひとつの過去”に突入して佳境。30分間が短く感じられる

(2月の予定)

【芝居】

3日M 『面接の人達2006』岡本貴也+デジタルハリウッド大学院プロデュース@劇場MOMO
6日M 『公務員★ドリーム −本気でドンペリ5秒前−』劇団ノーティーボーイズ@萬スタジオ
11日M 『DRAGON ROAD 臥龍頂上伝』カプセル兵団@萬スタジオ
18日S 『−ヘロヘロ黄金時代劇− 燃えろ戦国退魔伝 〜メラメラ☆ギューン〜』ヘロヘロQカムパニー@SPACE ZERO
19日M 『ラブコメ』スクエア@ザ・ポケット
19日S 『機械(メッキ仕上げ)』ペンギンプルペイルパイルズ@OFF・OFFシアター
20日S 『機械(鏡面仕上げ)』ペンギンプルペイルパイルズ@OFF・OFFシアター
26日M 『おスペな夜!!Vol.4』劇団方南ぐみ@みゆき館劇場
27日M 『TRUTH』演劇集団キャラメルボックス@サンシャイン劇場

【映画】

『レイクサイドマーダーケース』『オペラ座の怪人』『着信アリ2』『JamFilms S』『ラマン』『呪戒』『THE JUON/呪怨』『苺の破片』など

【LIVE】

13日 NHK交響楽団@NHKホール
20日 東京フィルハーモニー交響楽団@文京シビックホール 大ホール

【展覧会】

唐招提寺展@東京国立博物館 平成館

【読書】

「オー・マイ・ガァッ!」浅田次郎、「熱球」重松清 など