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(遅筆堂ネタふり亭 じべ since 1999.12)

■8月の結果と9月の予定■

相変わらずのハイペースで、芝居17本、映画8本、LIVE6本をこなし、月末時点で芝居は昨年1年の本数を超え、映画は昨年と同数、LIVEは昨年の本数にあと2本まで迫る

 【じべ 2004.8.31】

(8月の結果)

【芝居】

1日(日)M 『夢芝居』リーゼント@THEATER BRATS
ストーリーそのものはイマイチだったが、女優陣が魅力的なのはもちろん、男優陣もそれぞれ個性があって、そちらの面で満足

1日(日)S 『Ctrl Z』AchiTION!@高田馬場アートボックス
後から考えるとツジツマの合わないところもあるが、観ている間は充分ストーリーに引き込まれてワクワクする。また、映像のセンスが良いのには脱帽!

4日(水)S 『RENSA』WHATCOLOR@阿佐ヶ谷アルシェ
意外であるハズの犯人については早くから予想がついてしまったが、登場人物の誰もが犯人たりうるという伏線の張り方には感心

5日(木)S 『箱の中の8人の箱』ボーナス・トラック@ウエストエンドスタジオ
中盤の展開からオチのつけ方は非常に納得できるものであったが、それに対比して前半が騒がし過ぎる気がする

7日(土)M 『ブラック・フラッグ・ブルーズ(ヴィーナス・チーム)』演劇集団キャラメルボックス@サンシャイン劇場
97年の初演版の印象が強いために、初演と異なったキャストに違和感を覚えつつ、初演キャストを思い浮かべながら観る

8日(日)M 『虚飾の町に別れのキスを(黒いハンカチーフ L.A.バージョン)』劇団M.O.P.@紀伊國屋ホール
『黒いハンカチーフ』(01年)と舞台を変える必要があるのか?と思いつつも前回観たディティールが飛んでいるため、違いが判らず(とほほ)

14(土)日M 『ブラック・フラッグ・ブルーズ(マーズ・チーム)』演劇集団キャラメルボックス@サンシャイン劇場
ほぼ新メンバーによる“キャラメル・バージョン”と割り切って観られる分、余計な想いに囚われず、芝居そのものを楽しめた感じ

15日(日)M 『鈍獣』パルコ・プロデュース@PARCO劇場
失踪した凸川に関する証言が、過去から次第に現在に近づいてゆくさまはコメディタッチから不条理ホラーへと変貌するのと相俟って、なかなかスリリング

19日(木)S 『サ・マ・ン・サ vol.5』サ・マ・ン・サ制作委員会@ザ・ポケット
3本から成るオムニバス・コメディ。3本ともそれぞれ欠点はあったが、大いに笑えて楽しかった

20日(金)S 『おまがそれを愛というなら』淵野尚プロデュース@タイニイアリス
ユニークな1人芝居2本と『ラヴ・レターズ』タイプの2人芝居1本。それぞれ今まで観たことのなかった手法で、目からウロコ

21日(土)M 『寝覚町の旦那のオモチャ』tsumazuki no ishi@ザ・スズナリ
エピソードの羅列でストーリー性は希薄だが、休憩なし2時間25分を長く感じなかったのは、登場人物の個性の強さによるものか?

21日(土)S 『アーケード7』tea for two@「劇」小劇場
テーマが複数あるために焦点が絞りきれず、散漫な印象もあったが、笑えて、ちょっぴりシンミリして、考えさせられる

22日(日)M 『男性の好きなスポーツ』ナイロン100℃@本多劇場
セックスをテーマにしながら淫靡にはならず、健康的でカラッとしているのはイイが、風呂敷を広げすぎて結末に収拾しきれなかったのが難

22日(日)S 『じゃすみん・かふぇ』劇団SEIN@アイピット目白
ストーリーも重点が定まらず、あちこちに無理がある上に、時折セリフを噛んだりもして、あまり褒めるべきところが見当たらず

28日(土)M 『HYPER GO WEST』ACファクトリー@博品館劇場
プリンセス天功プロデュースの割には大ネタイリュージョンが少なく、小ネタマジックばかりでアテ外れな上に、ストーリーもイマイチ

29日(日)M 『FULLMETAL WIND』カプセル兵団@TACCS1179
スピーディーな展開のストーリーと迫力のアクションにギャグ、パロディでアクセントを付けた“ピスタチオ手法”を懐かしく感じる

29日(日)S 『ガムシャラ!』魔女の巣@シアター風姿花伝
よく練られたハートウォーミングなラブ・ストーリーにスピード感のあるアクションとダンスがスパイスとして効いており、大変満足

DVDにて『番外 池田屋・裏』(グワィニャオン)も鑑賞


【LIVE】

6日(金) ナニワエキスプレス@こまばエミナース
昨年のCROSSOVER JAPANの3〜4倍の時間があった上にゲストのデニス・チェンバースvs東原力哉のドラム競演まで見せてくれて大いに満足

7日(土) ZONE@戸田市文化会館
全員によるダンスナンバーがなくなったのは残念な感じもするが、曲によってはTOMOKAがキーボードを弾くなどというバリエーションもあり、結果的には満足

15日(日) 玉置成実@かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
一部の曲がショート・バージョンだったり、“STOMPもどき”のパフォーマンスがなくなったりと前回に比べややスケール・ダウンした感があるのは残念

24日(火) ZONE@渋谷公会堂
構成等は7日の戸田市文化会館と同一ながら、あちらがツアー初日だったのに対してこちらは終盤なので、観客の動き・振りが統一されて、より一体感が増した感じ

26日(木) ZONE@Zepp Tokyo
本ツアーと異なり、ダンスナンバーを一切排除してバンド形態に特化したために統一感は生まれたが、やはりダンスナンバーも入れて欲しいというのはファンの勝手というもの?

28日(土) 東京交響楽団@東京オペラシティ コンサートホール
「アランフェス協奏曲」のオリジナルを初めて聴き、あのメロディが第2楽章だったことを知ってビックリ

【CD】

アルバム
「ZABADAK/Wonderful live 2004.3.5@clubcitta」

シングル
(購入せず)

【映画】

10日(火) 『うめく排水管』@バウスシアター2
狙いが定まらず非常に中途半端な上に、テンポが悪く、しかも画質・音質まで良くないという、全く褒めどころの見当たらない映画

17日(火) 『スパイダーマン2』@T・ジョイ大泉 シアター7
アクションはもとより、ストーリーもドラマ性があってなかなか良いが、モロに「CGアニメでござい!」なシーンが数ヶ所あるのが玉に瑕

18日(水) 『D.P』@テアトル池袋
不条理・非現実的アクション・サスペンス。アラは多いが、好きか嫌いかで分ければ好きな部類。ただし、ヒロインが魅力に乏しいのは致命的

23日(月) 『マインド・ゲーム』@シネクイント
様々な手法による映像と音響を“感じる”映画。しかし、せっかくの個性的な映像を予告で先出ししすぎ、という気もする

23日(月) 『ユダ』@ユーロスペース1
途中から時制が倒錯したりするためにストーリーはやや難解だが、岡元夕紀子を堪能できたので、その意味では満足

25日(水) 『誰も知らない』@テアトルタイムズスクエア
淡々と事象を描写するのみでなく、ラストにせめて“その後の方向”のようなものでも示して欲しかった、というのは観客の甘えか?

27日(金) 『サンダーバード』@T・ジョイ大泉 シアター8
家族向けな内容はいかにもサンダーバードだが、CGによるメカの描写は往年のミニチュア・モデルによるそれに比べて重量感・存在感に欠けるのが残念

31日(火) 『MASK DE 41』@K’s cinema
テンポが悪く、後半で主人公が大活躍するでもなく、バラバラだった家族がまとまるでもなく、全体的に締まりのない感じでガッカリ

衛星放送で『メトロポリス』も鑑賞


【展覧会】

31日(火) よみがえる四川文明〜三星堆と金砂遺跡の秘宝〜@東京都美術館
人頭像は、かつて「中国国宝展」「中国文明展」などでも見たが、そのユニークなデザインは何度見ても飽きない

【読書】

「800 TWO LAP RUNNERS」川島誠@角川文庫
800mランナーである2人の高校生が交互にモノローグで語るスタイルなので読みやすく、その語り口にそれぞれの個性が出ていて面白い

「嫁洗い池」芦原すなお@創元推理文庫
終盤で一気に解かれる謎もさることながら、そこに至るまでの主人公とその友人の刑事(ともに探偵役に非ず)の凸凹コンビ風の会話が楽しい

「裏庭」梨木香歩@新潮文庫
「不思議の国のアリス」的なファンタジー作品。がしかし、アリスよりも暗く重く、暗喩が多かったりするために正直しんどい感じ

「紅天蛾」太田忠司@講談社文庫
スピード感があるのでスイスイと読めたが、後に何も残らないという、現代版「少年探偵団」的活劇。ま、たまにはこんなのもイイかも

「口笛吹いて」重松清@文春文庫
5編のうちの大半が“負け組”を描いたもので、読んでいてけっこう“イタイ”感覚を味わう(特に表題作)

【その他】

「ZABADAK/signal live 2001.1.11@nakanozero」(DVD)
都合で行けなかったコンサートがDVDでリリースされ、しかもLive CD(上記)と2枚組みというのが嬉しい

(9月の予定)

【芝居】

2日M 『インテル入ってない』ヨーロッパ企画@駅前劇場
2日S 『THE GREAT QUIZ SHOW 2004』劇団S.W.A.T!@シアターサンモール
4日M 『民宿 〜6つの怖い話〜』JACROW × ブラジル@スタジオあくとれ
4日S 『応援団・談』劇団ヨロタミ@新宿サニーサイドシアター
10日S 『SHOW ONE’S FEELINGS 4th』KOZO PRESENTS@丸の内カフェease
11日M 『痛くなるまで目に入れろ』G2プロデュース@紀伊國屋ホール
11日S 『轟天 vs 港カヲル』大人計画 ウーマンリブ@サンシャイン劇場
12日M 『七人のドッペル』Playng unit 4989@ウッディシアター中目黒
19日M 『も〜たまらんッ!』劇団方南ぐみ企画公演@東京芸術劇場 小ホール2
23日S 『悟空伝説2004』ワイルド・ライフ・メーカーズ@東京芸術劇場小ホール1
25日S 『ママがわたしに言ったこと』シス・カンパニー@青山円形劇場

【LIVE】

3日 アース、ウインド&ファイアー@日本武道館
5日 東京都交響楽団@サントリーホール大ホール
5日 祈りの聲と「第九」@東京芸術劇場大ホール
13日 としまコミュニティコンサート@東京芸術劇場大ホール
17日 国本武春@カメリアプラザ カメリアホール
28日 橘いずみ@Shibuya O−West

【映画】

『片目だけの恋』『き・れ・い?』『父と暮せば』『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』『スウィング・ガールズ』『ガチャポン』『仮面ライダー剣 MISSING ACE』『特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション』など

【展覧会】

RIMPA展@東京国立近代美術館

【読書】

「ドミノ」恩田陸、「バッテリーII」あさのあつこ、「無病息災エージェント」大沢在昌、「セカンド・ショット」川島誠、「神様」川上弘美 など