週刊StagePowerTopPage
日刊StagePower

乾坤一滴
NYの日本人俳優
西山水木の使い方

野平総研!!
テレビ文芸時評

レコメンの殿堂
お気楽鑑賞記
目撃者
TheStageTribune
特集:さいたまGT
特集:小劇場史
週刊SP企画室

NEWSバックナンバー
過去の連載・記事
取材のお願い
Onlineインタビュー
このサイトは?
月刊お気楽鑑賞記
(遅筆堂ネタふり亭 じべ since 1999.12)

■5月の結果と6月の予定■

芝居15本、映画9本、LIVE4本と合計28本、平均すればほぼ毎日何らかのイベントに足を運んでいたという大忙しの1ヶ月。なお、来月もこの傾向は継続の予定

 【じべ 2004.5.31】

(5月の結果)

【芝居】

1日(土)M 『風雲天狗 妖乱』BQMAP@シアターサンモール
新感線やTEAM 発砲・B・ZINなど、同系統の作品(伝奇アクション時代劇)を観慣れているためにあまり新鮮味を感じず、むしろ一本調子なのが気になる

3日(月)M 『ヒトミ』演劇集団キャラメルボックス@シアターアプル
キャラメルだけに全体を優しさでくるんではいるが、ストーリーの基本設定としてかなり重いものがあるので、そちらが気になって今一つ感情移入できず

5日(水)M 『髑髏城の七人』劇団☆新感線@新国立劇場中劇場
基本的にはかなり満足だが、97年版を観た身としては“歌いながらの殺陣”がないのがちょっと残念で、また一部キャストに違和感を憶えたりもする

9日(日)M 『母の桜が散った夜』“STRAYDOG”@シアターモリエール
前半のドタバタ系ギャグの多用と終盤のしっとりした感じには違和感を感じたりもするが、歌をも使った終盤の優しさに免じて合格(笑)

14日(金)S 『女豹遊戯』女豹プロデュース@アイピット目白
笑いとサスペンスの組み合わせ方がアンバランスでどっちつかずな上に終盤の展開はご都合主義的で呆れる

15日(土)M 『第五陣 戦う戦』グワィニャオン@SPACE107
「平和のための戦」を主張する“戦をする側”とその犠牲になる“民”の哀しさを描くところなど非常にタイムリー

16日(日)M 『ニールトーキツ』猫田家プロデュース@サンモールスタジオ
見た目には普通でありながらどこか微妙にオカしい世界に迷い込んだような感覚。主宰の猫田直がちょっとアブない役で秀逸

20日(木)M 『どってんかばなし』パーマ企画プロデュース@萬スタジオ
期待していた「ほわん」とする感覚よりはむしろ古き佳き時代の人情噺系で、可もなし不可もなしといったところ

22日(土)M 『バナナが好きな人』劇団ダンダンブエノ@青山円形劇場
当初、「何と強引な!」と思った配役も、実際に観てみたらほとんど抵抗なく受け入れられて…というよりピッタリとハマっていることにオドロキ

22日(土)S 『CHILDREN』JOE Company@本多劇場
27年前に戻り、当時の父親と触れ合うことにより、現在に戻ってギクシャクしていた父親との関係が修復するエピソードは類型的ではあるが、ホロリ

23日(日)M 『ダム・ウェイター(Aバージョン)』シス・カンパニー@シアタートラム
結末はちょっと意味不明ではあるが、当初の情報から予想していたほどに難解ではなく、むしろ笑える部分などもありかなり楽しめた

23日(日)M 『ダム・ウェイター(Bバージョン)』シス・カンパニー@シアタートラム
役者・演出が違うのみならず、装置・小道具がかなり抽象的になっており、同じ作品でもこれほどまでに印象が異なるかとビックリ

28日(金)M 『アンフォーゲッタブル』イエロー・ドロップス@OFF・OFFシアター
チラシの謳い文句とギャップがあって、のどかな感じを予想していたら、けっこうドロドロしており、アテが外れた感じ

29日(土)M 『ヒミズ』Oi−SCALE/僕 AREA←Spectators[B.A.S.]PRODUCE@LAFORET MUSEUM 原宿
原作(未読)の断片を連ねたような構成で、1本の芝居としての流れには欠けるが、2時間余を長くは感じなかった

29日(土)S 『ハイレゾ』少年社中@青山円形劇場
2つのストーリーが併行して(時に交差しながら)進み、最後に時空を超えて邂逅するというツクリがなかなか面白く、ラストは感動的ですらあった

衛星放送にて『スター誕生(ダイジェスト版)』、TV放映にて『ディアーフレンズ,ジェントルハーツ』(演劇集団キャラメルボックス)、DVDにて『闇一族』(座・芝居屋さん)、『NOBITA −猫型的便利機械−』(燃えよDTフィール)、『精しき神様。』(同)も鑑賞


【LIVE】

5日(水) 玉置成実@NHKホール
何曲かで稀に音程が不安定だったり、高音をファルセットで逃げていたりしたのは気になるが、MCとダンスはしっかりしており、15歳の1stコンサートとしては上出来?

7日(金) Sony Music Fes.2004@渋谷公会堂
8アーティスト競演によるイベント。中では平井堅が群を抜いて巧い。その巧さたるや卑怯なくらい…(笑)

21日(金) 矢野真紀@SHIBUYA−AX
シンプルに徹して歌とバックバンド(4人編成)のみで勝負、といういかにも実力派なオトナのLIVE。派手な玉置成実とは対照的で別な魅力があった

30日(日) 上々颱風@世田谷パブリックシアター
前半は寸劇という新たなアプローチも試みていたが今までのここでのLIVEのように音楽面(アレンジ)でもっと遊んで欲しかったというのが正直な感想

【CD】

アルバム
「VITA NOVA/Laulu」「VITA NOVA/SHIAWASE」「上野洋子/SSS Simply Sing Song」「梯郁夫/PRECUSSIVE GRAPHICS」「六三四/宮本武蔵」「ルネッサンス/ライヴ&ダイレクト」「ルネッサンス/マザー・ロシア」

シングル
「機動戦士ガンダムSEED SUIT CD vol.3 LACUS × HARO」「機動戦士ガンダムSEED SUIT CD vol.4 MIGUEL ×NICOL」「O.S.T./ハイレゾ」

【映画】

3日(月) 『チルソクの夏』@シネマミラノ
ラストが甘いという感じがしないでもないが、全体的には決して嫌いではない

7日(金) 『CASSHERN』@新宿ピカデリー1
重い・暗い・長いの三拍子。凝りすぎの映像もPVならばいざ知らず、大スクリーンで141分も観るのはツライ

10日(月) 『スクール・オブ・ロック』@テアトルダイヤ
話が出来すぎというかうまく行きすぎのきらいはあるが、カタいこと抜きで観る分には十分楽しい

12日(水) 『ジャンプ』@テアトル新宿
げに恐ろしきは女性の一念、理解不能なるはその行動…。キャスティングは細かい役に至るまで気に入る

13日(木)『マッチスティック・メン』/『ラスト・サムライ』@三軒茶屋シネマ
『マッチ』:キャッチコピーで「だまされる」と謳っていた割にはネタが読めてしまい期待ハズレ
『ラスト』:「ありゃりゃ?」な部分もありつつ、クライマックスの戦闘シーンを筆頭に観応えがあった

19日(水) 『SUPPINぶるうす ザ・ムービー』@テアトル池袋
前半のコメディ調と後半のシリアス調がアンマッチで木に竹を継いだような上に、決着のつけ方の後味が良くない

24日(月) 『世界の中心で、愛をさけぶ』@T・ジョイ大泉 シアター1
確かにマジメに作られており、好感は持てるけれども、ちょっと冗長な印象アリ。長澤まさみの声による演技と頭を丸めた女優魂に対しては脱帽

24日(月) 『フォーチュン・クッキー』@T・ジョイ大泉 シアター9
『スクール・オブ・ロック』と類似点がいくつかあるが、終盤でホロリとさせる分、こちらの方がより良くできている感じ

他に衛星放送にて『冒険者たち』『三匹の侍』も鑑賞


【展覧会】

(なし)


【読書】

「69 sixty nine」村上龍@集英社文庫
著者自身も書いていて楽しかったそうで、読んでいる側にもそれが伝わってくるかのように楽しい

「波のうえの魔術師」石田衣良@文春文庫
先に連ドラ『ビッグマネー!』を観ていたので、脚色によりふくらませたり創作したり、あるいは省略した部分などが判って面白かった

「天国の本屋」松久淳+田中渉@新潮文庫
大人のための童話…というよりは年齢層を選ばないファンタジー作品。どこか懐かしく、優しい雰囲気がイイ

「天国の本屋〜恋火」松久淳+田中渉@小学館文庫
天国と地上とで(多少の接点はあるが)別々のストーリーが進み、最後に結実するというツクリが巧い

「下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん」嶽本野ばら@小学館文庫
独特のユーモラスな文体で語られるロリータ少女とヤンキー娘の友情物語が楽しくスイスイ読めた

【その他】

「問題のない私たち」木村文@マーガレット・コミックス(コミックス:全3巻)
原作・牛田麻希と銘打っているが、第1巻が原作小説を“ベースにしている程度”で、第2巻以降は創作。映画はこのコミックス版(2巻まで)をかなり忠実に映像化していたことに改めて感心

「猫田一金五郎の冒険」とり・みき@講談社(コミックス)
横溝正史作品などのタイトルをもじったナンセンス短編集。元ネタのパロディはほとんどないが、本当にバカバカしくて笑える

「トニーたけざきのガンダム漫画」トニーたけざき@角川コミックス・エース(コミックス)
確かにガンダムのパロディとして楽しいが、笑える度合いから言えば先に読んだ「猫田一…」の方が数段上

「vodafone V301D」(携帯電話)
6年使った初代携帯を機種変更。漢字変換が楽になった(ATOK搭載!)のをはじめとして、スケジュール管理などもできて大変便利

(6月の予定)

【芝居】

3日M 『ウィンター・ソルジャー』パニック・シアター フリンジ公演@OFF・OFFシアター
3日S 『5』OFFICE BLUE PRESENTS@「劇」小劇場
4日M 『ハートに火をつけて』東京ハートブレイカーズ@ザ・ポケット
4日S 『信号戦隊シグナルレンジャー 〜地球の危機〜』50cc@ウェストエンドスタジオ
5日M 『髑髏城の七人』劇団☆新感線@東京厚生年金会館大ホール
6日M 『恋の片道切符』鈴置洋孝プロデュース@シアターサンモール
7日S 『シェル』ストレンジガーデン@新宿タイニイアリス
12日M 『可愛い千里眼』劇団桟敷童子@鈴木興産株式会社31号倉庫内特設劇場
13日M 『続殺人狂時代』流山児★事務所@本多劇場
17日S 『ラ・メン 〜愛麺〜』劇団ヨロタミ@萬スタジオ
19日M 『新浄瑠璃 百鬼丸 〜手塚治虫「どろろ」より〜』手塚プロダクション・扉座プロデュース@紀伊國屋ホール
19日S 『千年忍者 〜GET BACK〜』楽天舞隊@サンモールスタジオ
20日M 『渚家にて』劇団離風霊船@ザ・ポケット
26日M 『Hotel van-van-pu』ACファクトリー@萬スタジオ
26日S 『受付の女たち '04』ハラホロシャングリラ@紀伊國屋ホール
27日M 『8ぴい』方南ぴぃぐみ@OFF・OFFシアター

【LIVE】

18日 谷村有美@シアターコクーン

【映画】

『キューティーハニー』『下妻物語』『十三通目の手紙』『天国の本屋〜恋火』『深呼吸の必要』『クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち』『デイ・アフター・トゥモロー』など

【展覧会】

(予定なし)

【読書】

「きょうのできごと」柴崎友香、「MAZE」恩田陸、「物語が、始まる」川上弘美、「ビタミンF」重松清 など