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(遅筆堂ネタふり亭 じべ since 1999.12)

じべ編 ■6月の結果と7月の予定■


(6月の結果)

【芝居】

16日S『夏の魔球 FINAL』ランニングシアターダッシュ@シアターアプル
スポーツに親子の和解(?)のようなものまで絡ませるなんて卑怯!(笑)また、いつもながら照明効果と選曲が見事

17日M『贋作・桜の森の満開の下』@新国立劇場 中劇場
今までに観た野田作品の中では判りにくい部類に入るが、異様なほどに奥深い舞台と客席壁面まで使った舞台美術に目を見張る

23日M『Vamp show』@PARCO劇場
ストーリーにはアラがあり演出はやや間延びするも、豪華男優陣の顔合わせと松尾れい子の出演によりどうにか及第点

24日M『水神抄』演劇実験室∴紅王国@中野MOMO
過去に観た2作品よりも抽象的で判りにくかったが、音楽・照明も含めて描く幻想的な世界はこの劇団独特

30日M『あたっくbP』方南ぐみ@東京芸術劇場小ホール2
後半の反戦メッセージは良いのだが、前半のハメ外し爆笑部分とのギャップが大きすぎるのはちょっと困りもの。希望を残す終わり方は巧い

【ライブ】

17日(日)上々颱風@世田谷パブリックシアター
ここでのコンサートの恒例となった“裏芸大会”のような前半がメチャクチャ楽しく、後半の定番曲にはノリノリ!

【CD】

アルバム
「O.S.T./あしたはきっと…」「鈴木あみ/FUN for FAN」「−タンポポ・プッチ・ミニ・ゆうこ−/Togather」「谷村有美/マイ・プレジャー」

シングル
「カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)/初めてのハッピーバースディ」「中谷美紀/エアーポケット」「奈良沙緒理/HAPPY FLOWER」「平井堅/KISS OF LIFE」「福原裕美子/What wouldI do」「松浦亜弥/トロピカ〜ル恋して〜る」

【映画】

2日(土) 『JSA』@吉祥寺オデヲン座
粗削りな部分もあるが、事件の真相究明というサスペンスの中に南北分断の哀しさを巧みに織り込んで表現したのが見事

2日(土) 『降霊』@バウスシアター2
いわば物語の基礎となるところに不自然な点がありそれが致命傷。結果“救いのないストーリーの救いようのない映画”

2日(土) 『あしたはきっと…』@シネマ・カリテ2
どこか懐かしい雰囲気の漂うファンタジー。何回か“やり直し”のできるヒロインはちょっとズルいような気もするが…

3日(日) 『非・バランス』@シネセゾン渋谷
ありがちな物語ながらオカマの菊ちゃん役の小日向文世の演技が素晴らしい。新人の派谷恵美も好演

3日(日) 『メトロポリス』@シネ フロント
ストーリーはさすがに古臭い観があるが、進歩したアニメ表現と数々の手塚キャラの共演を楽しむ

9日(土) 『天使の火遊び』@中野武蔵野ホール
生きがい・居場所をテーマにちょっと哲学的な雰囲気も持つ独特の作品。非現実的な色使いのデジタルビデオ映像も効果的

9日(日) 『みんなのいえ』@新宿コマ東宝
笑いだけでなく、文明批判的なものまでチラリと入れている分、前作『ラヂオの時間』よりも深みを感じる

10日(日) 『ディスタンス』@シネマライズ
淡々としていながらも飽きさせずに、それどころか観る者を惹きつけてしまうのは是枝監督の演出マジックか出演者の演技力か?

23日(土) 『ココニイルコト』@シネスイッチ銀座
“仕事モノ”映画として佳作。ただ、終盤の展開はちょっと気に入らないような気も。小劇場系の役者がチョコチョコ顔を出すのは楽しい

24日(日) 『完全なる飼育 愛の40日』@中野武蔵野ホール
“事件”から4年を経てなおそれを忘れることができないヒロイン、というところから始まる設定と、切ない終盤がなかなか

24日(日) 『Stereo Future』@テアトル新宿
複数のストーリーが併行するスタイルが功を奏することなくバラバラに集まっただけという印象

25日(月) 『案山子』@渋谷シネパレス
B級ホラーながら、怖さではなく哀しみが残る結末と音楽がイイ

【読書】

「光の帝国 常野物語」恩田陸@集英社文庫
特殊能力者たちを描いた連作短編集。各編それぞれ主人公や時代、そしてスタイルが違い変化があって面白い

「お受験」一色伸幸@角川文庫
矢沢永吉主演映画のノベライズ。最後のマラソンに賭けるランナーの姿と家族の絆が描かれたクライマックスにホロリ

「アメリカの夜」阿部和重@講談社文庫
書店にあった時は面白そうに見えたのにいざ読んでみたら性に合わず4分の1を読んだところで挫折

「名探偵の掟」東野圭吾@講談社文庫
推理小説の“お約束”をパロディ化した短編連作。登場人物が“素”になって作者・読者を揶揄したり、自分の立場にボヤいたりするのも面白い

「シャドー・エコー」鳴海章@講談社文庫
先月読んだ「ナイト・ダンサー」に全体的なツクリは似ているものの、早い段階から中心となる具体的な“事件”が発生する分、ストーリーにまとまりがあるように感じる

「puzzle」恩田陸@祥伝社文庫
一見不可能な3つの死因を2人の検事が解明するという中編。しかしラストの“種明かし”は、かなり反則のような気もする

「名探偵の呪縛」東野圭吾@講談社文庫
「…掟」の主人公を使った長編。いわゆる“本格推理”的な部分も入れつつ、小説という虚構世界そのものをネタにするという発想がイイ


(7月の予定)

【芝居】

1日M 『ジャック・スパイラル』激弾BKYU@ザ・ポケット
7日M 『室温 〜夜の音楽〜』@青山円形劇場
15日M 『ペーパーマリッジ』サードステージ@紀伊國屋ホール
20日M 『ロス・トレス・クアルトス』リブレプロデュース@
21日M 『THE WINDS OF GOD』エル・カンパニー@三鷹市芸術文化センター 星のホール
28日M 『路地裏の優しい猫(Ver.00)』“STRAYDOG”@SPACE ZERO
29日M 『路地裏の優しい猫(Ver.01)』“STRAYDOG”@SPACE ZERO

【LIVE】

14日(土) 谷村有美@ZeppTOKYO

【映画】

『生霊 −いきすだま−』『千と千尋の神隠し』『忘れられぬ人々』『贅沢な骨』『A.I.』など


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