2005年1月第1週

 新年明けましておめでとうございます! 乾坤一滴も3回目の正月を迎えることが出来ました。福岡に来て2回目の正月、つまり、この乾坤も、福岡からお送りしている方が長くなっていたわけですね。う〜ん、全然、気がつきませんでした。ま、いつまで福岡にいられるかもわかりませんし、とりあえず、日々、乾坤一擲ならぬ、乾坤一滴で過ごしていきたいと思っています。

 さて、昨年末は、福岡から神奈川まで15時間かけて車で帰る(といっても、運転は妻ひとりでしたが)という大変なことがあったのですが、とりあえず、年末にまとめられなかった、毎年恒例の〈小松杏里の乾坤一的十大ニュース〉2004年版をお送りしたいと思います! ま、昨年は、激動の、という感じじゃなく(一昨年のように、福岡赴任という大事もなく)、個人的には、嫌なことがなかったのが幸いですが(いや、あったかもしれませんが、そういうことはすぐ忘れちゃう性格ですからね)、世間的には、直接影響を受けたことといえば、やはり台風が多かったことですね。そのおかげで二日も学院が休校になりましたし。

 というわけで、〈2004年/小松杏里の乾坤一的十大ニュース〉の発表です!

 まず、10位までに入らない次点として、〈乾坤一滴プラス、始まる!〉を、忙しさにかまけて、なかなか更新出来ないことを戒めて、上げておきたいと思います。これは、今年の異常とも思える韓流ブームとも関連していると思うんですが、例えブームが過ぎ去ろうとも続けていきたいですね。ていうか、最初のうちは、みんなが韓国に興味を持ってくれるようになったのを喜んでいたんですが、最近は、観たい韓国映画のチケットが取れなかったりするし、早く、この異常とも思える韓流ブームは過ぎ去って欲しいというのが、切なる願いです。でも、今年もしばらく続きそうですねぇ、韓流ブームは。乾坤一滴プラスも、今年中には韓国映画ベスト100ぐらいは紹介出来るようにしたいと思ってます!

 さて、第10位は、〈福岡のアジア映画祭を満喫!〉。昨年も福岡では、福岡アジア映画祭アジアフォーカス・福岡映画祭アジア太平洋映画祭があり、初めて、それぞれの映画祭で韓国映画をたくさん観ることが出来ました。ま、当然ながら、その分、東京のいろんな映画祭には全然行けなかったんですけどね。今年も、福岡にいるのであれば、映画祭中心のスケジュールを組みますよ!

 第9位〈北九州芸術劇場に行った!〉。昨年の1月に初めて観に行ってから、結局、3回しか行ってないんですが、行ける機会は多く(去年はスケジュール調整が出来ず、断念してしまったのが多かったんです)、おもしろいラインナップも揃っているし、福岡の劇場にはない、あの独特の芸術的な(?)雰囲気も好きなので、今年は小倉行きが増えそうな気がします。あ、小倉競馬場は別ですよ。開催は1月と8月の年に2回だけですから。

 第8位は〈何年ぶりに○○した、が多かった!〉ですね。まぁ、毎年、何かしらあるとは思うんですが、昨年は特に多かったような気がします。8年ぶりに携帯を変えたし、4年ぶりにボウリングをしたし、同じく4年ぶりに歯医者に行ったし、10年ぶりに門司港に行ったし、同じく10年ぶりに小堀さんと飲んだし、美加理とも10何年ぶりかに飲んだし、他にもあるんですが、それはこの後の上位に入っているので、そこで。

 第7位〈長崎・大分・佐世保へ行った!〉。学院の仕事でですけど、6月に長崎7月に大分9月に佐世保に行くことが出来ました。これも福岡にいられたからこそですね。日帰りだったので観光は出来ませんでしたが、それぞれの街の空気は感じることが出来ました。例によって食べ物の話になりますが、佐世保バーガーが一番印象に残ってますね。今年も何ヶ所か行くかもしれないので、何とか前乗りして、少しはのんびりしたいと思っています!

 第6位は〈嘉穂劇場、初見参!〉。いやぁ、念願の嘉穂劇場にようやく行くことが出来ました! 福岡に住むようになり、落ち着いたら行きたいと思っていたら、水害で冠水してしまい、一年待って復活なった嘉穂劇場に、しかもギンギラ太陽’sの公演で行くことが出来たわけで、二重の喜びでしたね! ギンギラ太陽’sという劇団に出会えたことも、このことにつながっているわけで、福岡で一番おもしろくて好きな劇団として、同じく第6位に〈ギンギラ太陽’sと出会った!〉をランクしたいと思います。おそらく、神奈川に戻ってもギンギラの公演を観に福岡に行くことでしょう!

 さて、第5位は、〈『KAZAOKI』公演で4年ぶりに沖縄に!〉です。いやぁ、沖縄はいいですよねぇ。8年前に初めて沖縄に行った時から、晩年はここで暮らしたいと思ったもんですが、今もその気持ちは変わっていません。去年は公演のためだけの沖縄行きだったので、ゆっくり出来ませんでしたが、それでも、民宿に泊まったり、なぜか沖縄でおいしいおでんを食べられたりと、新しい経験が出来て楽しかったです! 今年は行けるかなぁ。

 続いて、第4位〈20年ぶりの『聖ミカエラ学園漂流記』演出!〉。ついこの間のことですが、とにかくいろいろ大変でした。でも、それだけ頑張ったおかげで、みんなでいい打ち上げが出来ました。ま、20年ぶりということで、観てもらった人たちの感想も含め、いろいろ時代の変化を感じることが出来ましたし、演劇をやろうとしている若者たちのパワーは、今も昔も変わらないということもわかりましたけど。しかし、今年の発表会はどうなるんでしょう……って、他人事じゃないんですけど。

 さぁ、いよいよ、ベストスリーの発表です!

 第3位は、〈福岡演劇のひろばをはじめとして、福岡の演劇人との出会いが広がる!〉ですね。昨年は、ほんと、福岡演劇のひろばの薙野さんのお誘いからオフ会に参加することになり(忘年会を含め、5回も参加させていただきました)、そこで出会った人や、西鉄ホールの中村さんを介して紹介してもらった人や、ぽんプラザホールで会った人など、多くの福岡の演劇人と出会うことが出来ました。この出会いをさらに今年につなげ、出来れば、福岡にいる間に、何かしたい(公演ですけど)と思っています。

 続いて第2位は、やはり昨年末の〈福岡から車で神奈川へ!〉ですね。といっても、私は車の免許は持っていないので(若かりし頃、仮免一歩手前まで通ったんですが、結局、やめてしまいました)、運転は妻だけでした。一緒に行った次男と三男は、まだ中2と小6ですし。ほんと、妻には感謝というか、ご苦労さんという言葉しかないんですが、途中、宝塚ICで下りて伊丹市に住む私の弟の家に1時間ほど寄り、姪っ子と甥っ子にも会い、結局、朝7時45分に福岡の家を出て、夜の10時半に神奈川の家に着くという、約15時間、2.200キロの車の旅でした。これが12月30日だったんですが、翌日の大晦日は、御存知のように全国的に大雪で、名神や東名も通行止めになったので、天候が一日ずれてたら大変なことになりました。ていうか、チェーンも積み忘れていたので、帰って来れませんでしたね。子供たちはいろんな県を通ることが出来て勉強になったし、高速のサービスエリアでも各地の名産品や名物料理を見ることが出来て、いろいろおもしろかったんですが、高速代やガソリン代を考えると、3人で行くんだったら、飛行機の早割りで行くのとトントンで(年末年始の料金は違いますが)、運転手の労力や車に乗りっ放しのみんなの疲労度を考えると、4人や5人以上じゃないと(余計狭くなりますが)、明らかに損だと思います。まぁ、小松家としても、これが最初で最後の、車での神奈川・福岡往復行でしょう。

 さて、第1位は、完全に個人的なことで、もうおわかりかと思いますが、8月の〈ペ・ドゥナと乾杯[コンベ]!〉です! 「ペ・ドゥナ記念日」について書いた週の乾坤は、私のミーハーぶりが如実に現れていた、とみんなにいわれましたが、あれから5ヶ月、残念ながらペ・ドゥナにはまだ再会していません。彼女自身は、その後、何回か日本に来たんですけどね。福岡からじゃ、そう簡単に会いにいけないんですよぉ。でも、おそらく、今年中には何回か会うことになると思うので、詳しい話は、また乾坤でお知らせします! 韓国との関係は、ペ・ドゥナと会った、いえ、ただ会ったというだけじゃありませんけど、それだけじゃなく、新たな出会いの輪がいろいろ広がった昨年でもありました。これも今年につなげていきたいと思っています。昨年は結局2回、韓国に行くことが出来たので、今年も何とか、春と夏、うまくいけば秋にも行きたいと思っています。ぜひ福岡から船で釜山にも行きたいですね。今年は日韓国交正常化40周年ということで、「日韓友情年2005」になり、記念事業も多いし、本来なら、月光舎の韓国公演もやっていると思うんですけどね。ま、韓国との関わりは、今年も当然、続いていきます!

 というわけで、〈2004年/小松杏里の乾坤一的十大ニュース〉は以上です。他にも、細かい動きはいろいろありましたが、それは乾坤でも伝えてきましたからね。

 さてさて、今年はどんなことが起きるんでしょうか? 正月3日に、初めて座間の地元の鈴鹿明神社という神社に初詣に行ってきた時に引いたおみくじは「末吉」でした。今年は、あまり自分から行動せず、控え目にしておいた方がいいということなので、ちょっと受身で、おとなしくしてようかなとも思ってるんですが、酉年の年男ということもあり、何かせずにはいられなくなるかもしれないので、そこら辺はまぁ、周りを見ながら適当にやっていくつもりです。今年こそは、と毎年思っているハングルの勉強は、本当に今年こそ、しっかりやりたいんですけどね。

 ということで、乾坤一滴、今年もよろしくです!

【今週は写真はありません】

(2005.1.4)
(つづく)


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