帰って来ました、というか、無事、帰って来れました、沖縄から! いやぁ、月曜日の朝7時20分那覇空港発の飛行機だったんですが(その日の10時からの授業に間に合うためにはそれしかない)、なんと宿で目が覚めたのが6時45分! 何しろ前日は打ち上げで、オリオン(ビール)だ、久米仙(泡盛)だと、3時過ぎまで久しぶりに大人数でバカ飲みしてたもんで、5時半にセットしといた携帯目覚ましが鳴ったのにも気付かず寝入っていたわけです。で、「ウッソォー!」と叫び声を上げ、超特急で着替え、荷物をバッグにとにかく詰め込んで、顔も洗わず髪も梳かさず飛び出して、表通りまで痛い膝を引き摺りながら走って、逆方向に行こうとしていたタクシーを止めて飛び乗り、運ちゃんにカクカクシカジカ話したら、まぁ空いていた道だったんですが、フルスピードで飛ばしてくれて、空港に着いたら7時ちょい過ぎで、なんとか間に合いました。しかしまぁ、とにかく、大変でした!
もちろん、帰りの飛行機の中では爆睡で、席に着き、ベルトは締めたなと思った後の意識はなく、ふと気がつくと福岡に着いてた感じでしたね。素晴らしいのは、前夜かなり飲んだにもかかわらず、頭はスッキリしていて(眠いことは眠いけど)、二日酔いの兆候がまるっきりなかったってこと! これはもう、泡盛のおかげですね! さすが長寿県沖縄の酒だけあるなぁ、と改めて思いました。百薬の長とは泡盛のことではないでしょうか。おそらく、タクシーの運ちゃんや空港のカウンターの人とかは、かなり酒臭さを感じたと思うんですが、福岡に着いた頃には驚くほどスッキリしていました。もちろん授業も、訳あって3階と4階の教室を走り回らなきゃいけなくなったんですが、なぜか元気でしたねぇ。いやぁ、ほんと泡盛はいろんな意味で、すごい!
というわけで、いきなり沖縄から帰って来た時の話からになりましたが、金曜日の夕方、授業が終わってから沖縄に発ち、土曜日に朝から仕込みをして、日曜日にマチネ・ソワレと本番をして、月曜日の早朝に帰って来て、そのまま午前・午後と授業をして、ようやく家に帰って来てこれを書いてるわけですが、4年ぶりの沖縄は、「やっぱりいいなぁ!」というわけで、とても一週では話も収まりそうもないので、二週に渡って“沖縄編”をお送りします!
沖縄には、ここでも何度かお知らせしている、オキナワ月光舎の見えない芝居『KAZAOKI』の公演で行ったんですが(詳しくは次週)、実に4年ぶり! いろいろ変わりましたねぇ、沖縄も。まずは、ゆいレール。去年の8月に出来た、空港から国際通りなども経て、首里まで通っているモノレールです。開業当時には、戦後、沖縄初の鉄道ということで話題になりましたが、沖縄は移動手段に車を使う人が多いので、沖縄の人はあまり乗らないらしいんです。元・月光舎で、沖縄で一年ぶりに再会したよこだ真斗も、「まだ乗ったことがない」といってました。しかし、那覇市内を観光する観光客にとっては便利になりましたね。
他にも国立劇場おきなわが出来たり(今回は行けませんでしたが)、いろいろ変わったことは多いんですが、個人的なことでいえば、私が沖縄に行くと必ず食べに行く店がふたつあるんですが、そのひとつ、ジャッキーステーキハウスの場所が変わってました。でも、店の中は変わらず(以前の店より、客席数は減ったそうですが)、私のステーキというものに対するイメージを大きく変えてくれた味も、昔のままでした! ほんとに柔らかいステーキなんですよ! それにNO.1ソース(以前はよくおみやげで買って来ました)をかけて食べると、もう絶品! 今回は、とにかく時間がないと思い、着いた日の夜、最初の日だけ泊まったホテルの地下の食堂を借りて稽古をしてから、オキナワ月光舎の現地メンバーの二人を誘って、行ってきましたよ! 彼らは、ジャッキーステーキの名前は知っていましたが、行ったことはなかったといってました。店は夜中の1時半までやっていて、夜遅くまで観光客らしき人や、現地の人、外人さんなどで繁盛していました。しかし、夜中にステーキを食べるというのも、う〜ん、沖縄らしいといえば沖縄らしいですが……。
ちなみに、もう一軒の店は久茂地にあるCHAIHANAという、ジャズが流れているいい雰囲気の喫茶店で、そこで私はランチのチャコライスかオムチャコ(オムライスのライスがチャコライスになっている)というのをいつも食べます。ここには、仕込みの日の昼休憩の時に行くことが出来ました。ここも懐かしかったなぁ。チャコライスというのはタコライスのことですが、このタコライスのパックも沖縄みやげでよく買って来ましたねぇ。ただし、今回の沖縄行きでは、冒頭に書いたように、ギリギリの出発になってしまったため、何もおみやげを買うことが出来ませんでした。うみぶどうも買えなかった! ううっ、絶対また近いうちに、沖縄、行ってやるぞ!
(2004.2.24)