大江戸演芸捜査網
〜楽屋口と客席の間で〜

(15) 2001.12.01 ■SSwebの今まで、そしてこれから


12/3に演芸配信のSSweb、サイトリニューアル!

−−まず、現在の会員数はおおよそ何名でしょうか?

(サウンドシェルフ・森さん)
 現在、およそ2500人ぐらいの方にご利用いただいています。

−−現在までの番組へのアクセス状況を教えてください。

 今までのアクセス状況は圧倒的に落語に偏っていました。次いで朗読、講演の順です。これは純粋に番組の数に比例しています。

 会員の傾向としては、落語をメインに聴く会員の方で「落語しか聴かない(=アクセスの半分以上が落語)」という方が60%強、同じように朗読をメインに聴く会員の方で「朗読しか聴かない(=アクセスの半分以上が朗読)」と言う方が40%弱です。

 また、他のサイトと同様、深夜や休日はアクセス数が増える傾向にあります。

−−サイトがオープンした当初(2000年2月)に比べ、一般家庭でもISDN・ADSL等の常時接続がかなり容易になったことは、会員数の増加につながっていますか?

 リニューアルを決めた夏前から、諸々の準備もあり広告出稿を止めたにも関わらず、月単位の加入者は増加しています、大体10%増しぐらいですが。

−−10月に古今亭志ん朝師が亡くなられましたが、こちらの番組へのアクセスは増えましたか?

 実は、SSwebには志ん朝師の高座が無いのですが(*)、数日間、アクセス数が1.5倍ぐらいに増えました。やはり、皆落語が聴きたくなったんだと思います。

−−今回のサイトリニューアルの目玉番組は何でしょうか。

 何といっても朗読、落語、講演の新番組です。朗読では岸田今日子さんの宮沢賢治「銀河鉄道の夜」や、シャーロックホームズ10作品、落語では落語協会の新真打10人の披露興行が全員分、講演では小林秀雄の講演が新たに配信されます。

 今回のリニューアルで各コースごとの課金制度にしたので、より内容の深い番組を作れるようになりました。今までは幕の内弁当式で、900円で全コースを網羅していたため、どうしても最大公約数的な番組選びになっていたところがあります。これからは聴く方のニーズに応じたクオリティの高い番組を作っていくつもりです。落語も独演会なんかをもっと録りたいですね。新年には、林家正雀、林家たい平、柳家喬太郎の独演会を3つ同時に公開する予定です。

−−どうもありがとうございました。サイトリニューアル、期待しています。

(*)落語の高座はありませんが、林家たい平・柳家喬太郎真打昇進披露の口上にご出演なさっていらっしゃいます。(2000年3月収録分)



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