大江戸演芸捜査網
〜楽屋口と客席の間で〜

(11) 2001.01.14 2ちゃんねる@伝統芸能板立ち上げまでの経緯

以下は、2ちゃんねる(日本一有名な掲示板サイト)の落語関係のスレッドなどで発言されている「ゆめすけ」さんからいただいた、「2ちゃんねる@伝統芸能板」立ち上げに至るまでの経緯です。なお、これは2ちゃんねる本体からの公式コメントではなく、あくまでゆめすけさん個人の見解であることをご了承ください。
(なお、この文章についての最終的な文責はとりばかまにあります)


御周知の通り、「2ちゃんねる」が「あめぞう」からひろゆき管理人のもと独立したのは一昨年の5月でした。当時はもちろんまだあまり参加者もなく、カテゴリーも少なかった為、非常にのほほんとした掲示板でした。

当時はお笑い関連板も「お笑い小話」一つしかなく、その中で芸人論・ネタ・歌舞伎・芝居に至るまでが論議(というよりは仲良しの集まりでしたが)されていました。落語の話題に至っては、わずか4〜5人の常連固定のみでやり取りをしていたに過ぎませんでした。

やがて東芝問題・バスジャック事件などの事件が起こる度に飛躍的に住人が増えていき、お笑い板へも業界関係の方やマニアの方々がいらっしゃるようになり、必要に応じてカテゴリーも増加・細分化されていきました。その間、落語関係のスレッドが立っては消え立っては消えしましたが、いずれも長く続くものではありませんでした。

以下はその一部です。

(参考スレッド及び過去ログ)

「寄席の楽しみ方」
「やっぱり爆笑王林家三平」
「円楽だいじょうぶか?」
「八代目笑福亭松鶴は誰がいい?」
「古今東西落語家について語ろう!」
「談志はやく氏ね 罵倒スレッド」
「立川談志の直弟子は何人破門になったのか」
「寄席芸人伝スレッド」
「風とマンダラ 立川志加吾について」

そして、落語関係のスレッドとしては初めて盛り上がりを見せた「落語家ってつまんなくない?」の誕生、その住人有志による「落語は語る」の誕生とあいなったわけです。

「伝統芸能板」については、以前から設置希望の声はあったのですが、やはり独立板として立ち上げるには時期尚早と言うこともあり、見送られていました。なによりも、落語・歌舞伎関係のスレッドには、2ちゃんねるに付き物の「煽り・荒らし」が少なかったということもあります。

しかし今回の三木助師の自殺問題などで、他のスレッド同様、落語スレッドにも煽り・荒らしが入りこんできた状況を鑑み、古典芸能・大衆芸能のマスコミ的側面は例えば芸能TV板、お笑い的側面はお笑い芸人板、というように細分化し、芸その物やマニア的側面についてじっくり語り合える場として「伝統芸能板」を立ち上げたわけです。

「伝統芸能@2ch掲示板」


以上、「ゆめすけ」さんからの2ちゃんねる「伝統芸能板」設立の経緯でした。もっとも、ネット上での話題の流れは日に日に早くなり、「伝統芸能板」が、いや、「2ちゃんねる」本体が、そして各種インターネット掲示板などでの話題の流れがどう展開するかは、正直いって見当がつきません。上記の話も、一年たらず、特に盛り上がったのはここ数ヶ月あまりの話なんですよね。



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