大江戸演芸捜査網
〜楽屋口と客席の間で〜

(8) 2000.10.2 落語をインターネットで(7)
 〜落語協会の場合(5)〜

(5)落語協会ホームページ、オープン

落語協会ホームページは、2000年1月22日にオープンしました。

そして―――

 社団法人落語協会は、同協会の公式サイト開設記念として、インターネット初の落語生中継を1月31日に行なうと発表した。
 ライブ中継はインプレス及びテクノネットの協力で実施され、上野・鈴本演芸場での公演を生中継する。出演は三遊亭圓歌、三遊亭圓窓ほかベテランの落語家らで、途中「インターネットと落語の未来」と題する座談会も含め、約2時間30分に渡って行なわれる。視聴は無料で、Real PlayerかWindows Media Player(*)が必要になる。
 目標アクセス数は10万ページビュー、約1万人の視聴者を見込んでいる。また今回の模様を追ってMP3などの形式でオンデマンド配信する計画もあるという」

(Impress Watch、 00/01/28)

インプレスが流したニュースリリースが各媒体に流れ、取り上げられ、そして第一回インターネット落語会当日。

−−インターネットで落語中継−−

(略)  落語協会が企画したこの試み、場所は東京・上野の鈴本演芸場。古典落語が中心です。パソコン好きで知られる五街道雲助さんや、自らホームページを持っているという古今亭菊千代さんらが一席伺いました。客席には2台のデジタルビデオカメラが据え付けられ、2時間半にわたる落語会の模様がパソコンを通じて生中継されました。また、噺の間には「インターネットと落語の未来」というテーマで、座談会も行われました。

 「今まで我々の感覚では、落語通と称している方々を、ある程度対象にしていたし、またそういう方々に来ていただくように努力してた。今度は門戸を広げてね、どんどんお客さまに、(例えば)『インターネットで見たよっ!』というそういうお客さまでいいんですよ、来ていただきたい、それが我々落語家の本当の気持ちじゃないですかね」(落語協会・三遊亭円歌会長)」

(NHK総合テレビ「首都圏ネットワーク」00/1/31)

関東ローカルですが、ニュースとして取り上げられたりもしていました。ただ、出演者の「古今亭」をアナウンサーが「こきんてい」(正しくはもちろん「ここんてい」)と読み間違えてました。この文を書く上でVTRを見直しましたから間違いありません、確かに若い男性アナウンサーは間違えて読んでます^^;。もちろん、訂正は番組中でなされました…が。

(*)現在はWindows Media Playerでの視聴はできません。

(参考)インプレス・ニュースリリース(2000/01/27)

(続く)

落語協会



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