先週も子供たちや家族のためにいろいろ動き回った! もちろん、仕事はちゃんとやっているし(当たり前だ!)、自分も夜中には好きな映画をDVDで観ているし(なかなか映画館に行けないのはつらいが)、子供たちのためにといっても、自分も楽しんでいるんだからいいんだけど(笑)。しかし、もう、完全にテレビのドラマは観れなくなったな。結局、観たいと思ってビデオに録っといても、借りてきた映画(DVD)の方を観ちゃうんで、ドラマの予約録画も最近は全然していない。ま、なんか観たいと思うようなドラマもないしな。最近のドラマは、その時はおもしろいと思っても、記憶に残らないのが多い気がする。なぜか? 理由は明らかだけど、いわない(笑)。
その答えといえるかもしれないけど、昔の日本映画を観ている方が、断然おもしろい。特に最近、50〜60年代のモノクロ映画時代の作品を観るようになった。TSUTAYAの半額セールで借りたり、家にあった、昔録ったビデオを観たりしている。まぁ、私は、松竹でプロデューサーをしていた父親の影響もあって、元々は映画の世界の方に進みたいと思っていたし、中学・高校時代は8ミリ映画ばかり撮っていたし、映画監督になりたいという思いは今でもあるし(笑)、ていうか、とにかく映画を撮りたいなぁ、という感じだけど、その思いは、6年前にちょっとだけ叶えられた。満足はしてないけど(笑)。
ブロードバンドムービーという、インターネットのNTT−BROBAでしか観れない映画を撮ったのだ。ま、小松杏里史の中では幻の作品だな(笑)。いや、私の場合、そんなのばかりだ。伝説の、とか、あの、とか(笑)。監督・原作・脚本に、撮影までやってしまったその作品は、『BE MY SELF』という。主演は有輝りんちゃんという、『未来戦隊タイムレンジャー』でカメラマンの森山ホナミ役を演じていた女の子。その後、どうしているんだろう? 名前を変えて活動しているとも聞いたけど。この原作は『ニューハーフが決めた「私」らしい生き方』というルポルタージュの本。写真の撮影も全部、私。7年前に出した本だが、まだ売ってる(笑)。そういや、最近、ニューハーフの人とも会ってないなぁ。取材した彼女たちは元気かな。本の表紙にもなって、『BE MY SELF』にも出てくれたチェリーは、性転換手術をして完全に女性として働いているというのは聞いたけど。最近のニューハーフ業界はどうなんだろう。ま、芸能界での扱いは相変わらずだけど。私が撮るなら、やはりニューハーフを主人公にした映画かな。でも、一般の人にはわからないだろうな、彼女たちの気持ち。だから、一般受けはしないと思う。ま、私らしくていいかもな(笑)。
で、なんで50〜60年代の日本映画を観たくなったかというと、当時の女優や男優について書かれた、ある本を読んだからなのだが、今週はいろいろ報告があるので、それについては、またの機会に!
さて、先週末の土曜日、すっかり忘れてたけど、七夕の日、土曜クラスの授業(といっても、この日は私は担当ではなかったが)の後、新宿の花園神社に寄って、椿組につまみを差し入れした(酒は初日!)。何しろ、長男がお世話になってるもんで(笑)。でも、まぁ、みんなから「よくやってくれてるよ」といわれ、親心としては、ちょっとホッとした。しかし、昔から知ってるメンバーが結構いるのに、小松杏里としてじゃなく、「ミントのお父さんが来たよ!」といわれると、照れるというか、なんか勝手が違って変な感じだった(笑)。まったく演劇を知らない親が、劇団に入った子供の芝居を観に来て、劇団員たちに挨拶されて、なんか肩身が狭い思いをしている感じ。でも、トバさんやたかえ(岡村多加江)がビールを勧めてくれて(みんな、仕込みが終わって食事をしていた)、飲みながら、3ヶ月前に生まれた赤ちゃんをつれて来ていた鳥居しのぶ(彼女との付き合いも古い!)や、手伝いに来ていた沖田乱や、ダミアンの伊藤新(会ったのは初めてだったが、実は彼は昔、螳螂の旗上げメンバーで、その後、天井桟敷に入った福士恵二や、やはり螳螂が演劇デビューだった渡辺敬彦[現・渡辺潮]たちと一緒に活動していた)とかと話し始めたら、いつもの私に戻ったけど(笑)。
伊藤新とはいろいろ話した。瀧川英次は桐朋の後輩だというし、たかえもダミアンに出ていたし(福岡にいて全然観れなかったが)、新宿のシアターPOO(ここが出来た頃、私も御茶ノ水での稽古の帰り、よく寄っていた)に出入りしていたというし、中野光座のことも聞いた。で、今度、月光舎が何年ぶりか(2002年以来やっていない)でやるとしたら、中野光座だなと思った。光つながりだし。いや、ここしかないだろう。誰か制作やってくれ! そんな話で盛り上がったが、その日は花園神社で上々颱風のライブがあり、椿組のみんなはそれを観に行く、というか、そこで観るというので、私はライブが始まってすぐに失礼した。帰り道、『一天地六』(これは観た)に続いて今回も椿組に出ている元・宝塚の麻乃佳世嬢とちょっと話をした。ミントの父親として(笑)。
翌日曜日は、まずは横浜スタジアムへ行った。次男のシオンが出場する、神奈川県の夏の高校野球大会の開会式を観るためだ。午前中、ちょっと一仕事済ませ、12時過ぎに久しぶりの関内に着いた。そこから、今年の3月まで1年間通っていた南口に出て、スタジアム方面に行くと、すでに入場の準備をしている高校球児たちがいっぱいいた。応援の父兄たちは、すでにみんな中に入ってしまっている。私もあわてて教えてもらった入口から中に入った。入場料は500円。入ってすぐ、トイレでみんなとお揃いの濃紺のTシャツに着替え、これまたお揃いの野球帽を被った。なんかすっかり、どこにでもいる野球好きのおじさん、という感じになった。いや、実際もうおじさんだけど(笑)。客席に入って藤沢総合高校ののぼりを目指して行くと、真ん中辺りの見やすい場所にお父さんやお母さんたちがいて手招きしてくれたので、すぐわかった。その場所を取るために、何人かのお父さんたちは前日の夜中の3時から入場口に並んでいたという。御苦労様です! 観客席は、各校それぞれの父兄たちが着ている色とりどりのTシャツやのぼりで、なかなかカラフルな色合いになっていたが、のぼりは、開会式が始まる30分前になるとアナウンスがあり、すべて片付けられた。
そして、午後1時、いよいよ開会式が始まった! 横須賀学院のマネージャーという女の子の司会進行で次々と学校名がアナウンスされ、球児たちが行進しながらグラウンドに現れる。最初はシード校が1校ずつ。シード校が終わると、2校ずつ並んで行進してくる。とにかく、出場校の数は全国最多の196校! 部員が足りなくて合同チームになったところがあるので、全部で194チームが行進してくるのだ。当然、時間もかかる。トップバッターは去年の優勝校で甲子園に出た横浜高校。次男の親友で、去年、1年生ながら甲子園に出た松本幸一郎君がいた。背番号は4番。セカンドで次男と同じだ。続いて準優勝校の東海大相模。さらにシード校が続き、始まって15分ほどして、ようやく次男の藤沢総合高校が出て来た。次男は、去年はプラカード係を務めたが、今年は3列目ぐらいにいて、爽やかな笑顔で行進して来た。やはり生で観ると感動する(去年はtvkのテレビ中継のビデオで観た)。45分ぐらいで全チームが登場し(その間、交代するとはいえ、ずっと行進曲を演奏し続ける、何校か合同の吹奏楽部も大変だ!)、横浜スタジアムのグラウンドに整列した。壮観だった! この中の1校だけしか、甲子園に行けないのだ。準優勝でも3位でもダメなのだ。その後、去年の優勝旗返還があり、県の高野連会長の長〜い話や県知事らの祝辞があり、89回大会なので89番のクジを引いた市ケ尾高校の主将の選手宣誓があった。彼はなかなかいい声をしていた。この選手宣誓が一番拍手が大きかったのは、当然だ(笑)。あの長い話、ていうか、間の長いしゃべり方は何とかならないのかな。今年は曇りだったからよかったが、去年は暑くて何人か倒れたそうだ。なんかいった後に、もう終わりかと思ってみんなが拍手をすると、また、「さて」といい出す(笑)。観客からは、呆れて失笑が起きていた。いいたいことはわかるのだが、もっと簡潔にまとめて、しゃべり方も考えた方がいい。県知事は、さすがにしゃべりのプロで、うまくまとめていたが。
最後に全員で高校野球大会の歌『栄冠は君に輝く』を歌い、開会式は終わった。その後、功労者の表彰などがあったらしいが、私は先に失礼して、三男のバスケットボールの試合へと向かった。久しぶりの関内だったが、ゆっくりしている暇はなかった。しかし、来年は次男も3年で最後だし、また来るぞ! その時は、帰りに関内で、感動に浸って一杯やりたいなぁ。誰か一緒に来ない? 一見の価値あり!
三男のライチのバスケの試合は、ホームの座間中でだった。先に行っていた妻からのメールで第1試合は勝ったと聞いていたが、問題は、これまで勝ったことがない西中との第2試合だ。私は間に合わないかもしれないと思ったが(横浜スタジアムを出られたのが2時過ぎで、試合は3時15分からの予定だった)、前の試合が延長で伸びて、何とか間に合った。しかし、行ってすぐに試合は始まった。残念ながら、最初から先行され、10点以上の差がついた。途中でひと桁代の差まで詰めたが、また離され、結局20点近い大差で負けてしまった。どうも、西中には勝てない。西中相手だと萎縮するというか、攻撃的な面がなくなってしまうのだ。苦手意識だろうか。三男は3ポイントシュートなども決めていたが、パスワークがうまくいかず、ボールが回ってくる機会も少なく、あまり得点出来なかった。家に帰って来ても不機嫌で、「早く高校行ってバスケやりてぇ!」と叫んでいた。私は、「まだ3試合あるんだし、中学生活最後の公式戦なんだから悔いのないようにやれよ」といったが、バスケは一人で出来るわけではないので、なかなか難しいかな。まぁ、高望みをしてもしょうがないので、与えられた環境の中で出来る限りのことをやればいいと、そんな話も三男にした。15日の日曜は、前に私も行った、因縁の西中での試合が2試合ある。それは朝から行く。次男も第1戦の県立川崎戦に勝てば、手強い私立の光明相模原との試合があるのだが、そっちには今度は妻が行く。そして、夜は、椿組の芝居だ! う〜ん、心配なのは雨だな。バスケの試合はともかく、野球はどうなるか。椿組は雨でも盛り上がりそうだからいいが!
追伸:11日に行われた次男の第1戦は、11対0の6回コールド勝ちでした! 夏の大会初勝利! ただ、12日に雨で中止になった試合があったので、15日の試合はどうなるかわかりません。
(2007.7.12)