いきなり競馬の話からで申し訳ないが、15日に行われた秋のG1第1戦、3歳牝馬3冠の最後、秋華賞で、凄い記録が生まれた! カワカミプリンセスが、今年2月のデビュー以来無敗で、春のオークスに続いて秋華賞も制したのだ! といっても、競馬に興味のある人にしかわからないかもしれないが、これは、競馬をよく知らない人でも知っているディープインパクト(無敗で牡馬3歳クラシック3冠達成!)に匹敵する偉業なのだ。何しろ、無敗でオークス、秋華賞(昔はエリザベス女王杯も3歳牝馬限定だったので、それを入れても)を勝ったのは、史上初なのだから! これはもう、11月12日に行われる、古馬との初対決になるエリザベス女王杯も勝ってもらって、史上最強牝馬(まぁ、まだまだだが……少なくとも、現役最強牝馬)の称号を手にして欲しい! そして、本当は来年、ディープインパクトと対決して欲しいと思うのだが、ディープは引退しちゃうしなぁ……まぁ、今週末の菊花賞で、おそらく牡馬3冠馬となるであろうメイショウサムソンとの対決を楽しむとしよう!
ところで、このカワカミプリンセスという馬名だが、これは生産者と馬主が北海道三石の川上牧場だったから付けられたのだ。しかし、この馬は、全国の「かわかみ」さんという名前の競馬ファンには確実に応援されているだろう。娘=プリンセスがいたら、尚更だ。馬名にはおもしろい名前も多いが、人の名前そのままの馬名の馬も、結構いる。最近も、ステキシンスケクンとか、ナミヘイとか、マコッチャンなんてのがいるし、タケユタカというのもいたそうだ(これは実況中継で、騎手だか馬だかわからなくなるんじゃないかな)。他にも、直接じゃないが、アヤパン(武幸四郎が乗ってたらおもしろい、ってちょっと前のネタね)とかヨバンマツイ、外人だけどシャラポワもいた。秋華賞で3着になったフサイチパンドラや、菊花賞に出走するフサイチジャンク(今度は構期待している)などの“フサイチ”は、オーナーの関口房朗氏の名前から取っているし。実は、馬名の名前を決めるには、いろいろ条件というか、規則があるのだが、人間の名前のようなものはいいようだ。となると、いずれ、カワカミプリンセスとステキシンスケクンが配合されてカワカミシンスケクンとか、スズキイチローとか(いたかもしれない)、ノダヒデキとか(なんかいそうだ)、コマツアンリなんてのも出てくるかもしれない。いや、コマツアンリはないだろうから、いつか私が馬主になったら付けようっと! ……いや、多分、付けないな。そうそう、人の名前じゃないのでおもしろい馬名はいっぱいあるようなので、興味がある人は、大日本珍名馬百科というサイトをどうぞ! しかし、ソレイケとかナーンチャッテなんて、ホント、実況泣かせだよなぁ(笑)。
ところで、秋華賞の馬券の方は、4着になった武豊のアドマイヤキッスを軸にしたので、全滅だった! しかし、終わってみれば、オークスの1〜3着馬が1〜3着になって(2着と3着は入れ替わったが)、4着もオークスと同じという、クラシック路線ではよくあるパターンという結果だった。こうなると、次の菊花賞も、前の何かのレースと同じ目を買いたくなる。ただし、それに気づくとダメになるケースも多い。一応、予想は、メイショウサムソンとドリームパスポートとアドマイヤメインとアドマイヤムーンとフサイチジャンクとフサイチリシャールの6頭に、名前が気に入っているソングオブウインドを加え、後は当日の気配を見て考える! そろそろ当てないとなぁ!
さて、先週の火曜、10月10日の夜には、7月末以来久しぶりに劇サロに顔を出した。横浜の相鉄本多劇場で開催されている、横浜近辺(東京からも来るが)の演劇関係者の自由な集まりだ。関係者といっても、観客も参加出来るところが、このサロンの良さだ。この日は特に誰に会うという予定もなかったのだが、なんと、じっちゃんこと寺十吾氏に会うことが出来た! 劇サロのまとめ役の大西一郎氏と昼間打ち合わせがあり、その後で寄ったのだという。実は、じっちゃんも、かつて劇サロの一番初期の頃のメンバーで(他に、岸田戯曲賞をもらったチェルフィッチュの岡田利規氏などもいた)、その縁もあり、彼が演出した舞台に大西氏と一緒に、役者として出たこともある。といっても、横浜演劇計画というイベントの中の寸劇だが(笑)。彼の舞台は、KUDAN Projectの2本は観ていて(本人の劇団、tsumazuki no ishiは観てない……すんません)、『くだんの件』は韓国の釜山で、『真夜中の弥次さん喜多さん』はシアター・グリーンと北九州芸術劇場でも観た! 2年前の11月の北九州芸術劇場での公演以来久しぶりに会ったじっちゃんとは、当時、代アニの学生で、その時に一緒に観て、飲み会にも行った酒井香奈子が、卒業後、東京で声優として活躍している話などもした。また、これまた古い付き合いの一宮均氏もいて、大西氏らと、23日にオープンする野毛山の“急な坂スタジオ”の運営団体選考に関する話や、22日に相鉄本多劇場で設立記念式典が行われる“演劇創造プロジェクト神奈川”の話などをして、10時に散会。その後、久しぶりだからと2次会にも参加した。そこでは、21日に関内ホールで旗揚げ公演がある、劇団「殴りすぎじゃない?」の嵐ヒカリ嬢と話が盛り上がった、というか、不思議な会話で楽しんだ。いやぁ、おもしろい、いや、魅力的な人だ! 21日の公演は観に行く予定。22日の設立記念式典は、本多一夫社長や山田太一氏、離風霊船の大橋泰彦氏らも来るそうなのだが、昼間なので学院の体験入学があり、残念ながら行けそうもない。
というわけで、この後、先週末の14日の土曜日に1本半の芝居を観に行き、実に久しぶりの顔に会ったり、代アニ・福岡校の今年の卒業生たちに会って、新宿西口の“しょんべん横丁”(今は“思い出横丁”といわれているらしい)に連れて行ってみんなで飲んだりした話を書いていたのだけど、例によって長くなり、まとまらなくなった上にアップが遅れているので、とりあえず、今週はここまでにする! 残りの話は、整理して、また来週! しかし、これから年末にかけて、学院祭だ、舞台発表会だと、またまた忙しい時期になって……そうそう、東京国際映画祭も今週末から始まるしなぁ! 2本は観に行く予定!
(2006.10.19)