
(from FDENTOU)
〜1999年11月〜
<霜月の伝統芸能館>1999.11
- ※ 中座のお狸さん
- 10月末に閉鎖となった大阪中座。この中座の花道の下に祀られていた「お狸さん」。芝居好きが高じて芝右衛門という名の武士に化けて中座に見物に行ったところ化生であることが露顕して殺されたのを祀ったとか。中座の舞台裏がTVなどの映像で伝えられるときには、必ず神妙な面持ちで祠に手を合わせる役者さんの姿が写し出され劇場の守り本尊のような存在。この「芝右衛門タヌキ」が分祀され、半分はタヌキの故郷である淡路島に帰りもう片方は大阪に残って生国魂神社の狸を祭る祠(源九郎神社)に合祀されたそうです。
- ※ 深夜バスで辿り着いて何しよう
- 経費節減のためにも深夜バスで大阪の文楽劇場へ。さて到着時刻から開演まで何をして過ごしたらいいんでしょう? ホテルのトイレで歯を磨いて顔を洗う?黒門市場を散歩したり竹本義太夫や近松門左衛門のお墓参りをするとか...文楽劇場に近い銭湯で朝湯に浸かり、地元の人と触れ合うのはいかが? さっぱりしたとこで着物に着替えて劇場へ。わざわざ夜行バスで大阪まで行って 朝湯して 義太夫節聞きながら心地良く朝寝。朝酒抜きでも身上潰す日は近い……
[歌]あ〜もっともだぁ もっともだぁ〜
独断ピックアップPR
- ☆ 「富士市文化センター 古典芸能入門シリーズ 文楽の世界」
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日 時:入門1/平成12年1月29日(土) 14:00〜
水落 潔 氏による文楽講座
ビデオを使って「文楽」をわかりやすくひもときます。
日 時:入門2/平成12年2月26日(土) 14:00〜
実演とお話を交えた楽しいレクチャー
講師:豊竹 咲大夫(浄瑠璃)
竹澤 宗助 (三味線)
吉田 蓑太郎(人形)
料 金:各¥1,000(全席自由)
会 場:富士市文化会館 ロゼ・シアター 小ホール
予 約:ロゼ・シアター チケットセンター
(Tel. 0545−60−2500)
問 合:富士市文化振興財団
Tel. 0545−60−2510〜14
Fax 0545−60−2505
ホームページhttp://www.city.fuji.shizuoka.jp/~rose/
文楽初心者にオススメ企画。なんせお手頃。入門講座にしては2の講師陣が凄いです。こんな企画を全国でやってもらえたらいいな。
- ☆ 新春国立能楽堂公開講座
〜3月公演・月間特集「源氏物語」と新作能「夢浮橋」に因み
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日 時:1回目 平成12年1月29日(土)午後2時より
- 定員=約500名
- 一部 源氏物語の装束「かさねの色」
女房装束(十二単)の装束付けの実演
高田倭男(高田装束研究所所長)ゲスト野村萬斎
二部 新作能「夢浮橋」のこと
瀬戸内寂聴(作家)
日 時:2回目 平成12年2月5日(土)午後2時より
- 定員=約200名
- 一部 源氏物語の薫りの世界
尾崎左永子(作家)
二部 薫物(練香)の薫りを実際に楽しみます
山田眞裕(香雅堂主人)
会 場:国立能楽堂
料 金:無料(応募者多数の場合は抽選)
申込方法:12月25日(消印有効)までに往復葉書にて応募
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・「公開講座・源氏1・装束」¥」または「公開講座・源氏2・香」と希望講座を明記
・住所・氏名・年齢・職業・電話番号および返信用の住所氏名を記入。
・葉書1枚に1人の申込みに限ります。
申込先:〒151-0051 渋谷区千駄ヶ谷4-18-1 国立能楽堂公開講座係
問 合:国立能楽堂 TEL03(3423)1331 公開講座係
来年3月、国立能楽堂では月間特集として「源氏物語」を取り上げ、併せて瀬戸内寂聴さんによる新作能「夢浮橋」が上演されるので、関連の公開講座が催されるとのこと。お能ファンに限らずとも楽しめる企画ですね。
- 劇場の命運
- 吉例顔見世大歌舞伎@歌舞伎座
- 松竹大歌舞伎@三鷹いちょうホール
- 国立劇場11月歌舞伎公演「本朝廿四孝」@国立劇場
- 市川猿之助公演@八尾プリズムホール
- 新派古典勉強会
- 南座 顔見世 まねき上げ
- 上方歌舞伎塾一期生に芸名
- 開場15周年記念文楽十一月公演@国立文楽劇場
- 第二回文楽若手義太夫節の会@紀尾井小ホール
- 文楽小道具制作にバック ステージ賞
- 開場までの過ごし方あれこれ
- 結城座の義太夫竹本素京さん文化庁長官表彰を受賞
- 国立能楽堂特別公演@国立能楽堂
- 摺り足の疑問と効用
- 分野實師七回忌追善御能@アステールプラザ能舞台/広島市
- 「紅葉狩」詞章考
- 名古屋金春会@名古屋能楽堂
- 「茂山千作 狂言の会」@三越劇場
- 第19回学生能楽鑑賞会@宝生能楽堂
- 猿若会@ 国立劇場大劇場
- 国立能楽堂の舞台修理
- 「華麗なる能装束の美」@宇和島
- 「蝉丸」をめぐる冒険
- 利き足はどちら?
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