![]() ![]() |
リレーエッセイ「私とFSTAGE」vol.38 おーきひろこ 12.05.1999 |
|
「あちら側からこちら側への扉」ども。おーきひろこです。エッセイのバトンをなんだかよく知りもしない自らを社長とか名乗る人に渡されてしまいました。しかもお題は「私とFSTAGE」 私にとってのFSTAGEとはなんぞや?なんて考えたこともありません。ゴメンナサイ。まあ、そんな小難しい事を考えなくてもFSTAGEは楽しい所で何かと利用できる所であります。え?そうかな?う〜ん。たぶん、どんどん自信なくなってきました。ここ最近めっきり物忘れが激しくなってきているので、私がFSTAGEにいつ入会したのかなんてことは全く覚えていません。たぶん12年ぐらい前、いやいや10年ぐらいかな? またしてもそんなことはどうでもいいのですが、私にとってどうでも良くないことが1つだけあります。 今私は大阪にある「遊気舎」という劇団の制作をしています。ここの会員さんが「遊気舎」のお芝居に誘ってくれ、それではまってしまい、別の会員さんに「遊気舎」プロデューサを紹介してもらい入団する運びとなったのです。いち観客だったあちら側の世界から、芝居を作るこちら側の世界に足をつっこんでしまったわけです。それが地獄絵巻の始まりだとも気づかずに……。 こちら側の世界はそれはそれはおもしろい世界です。いろんな人に知り合う事もできましたし、今までやったことないような事もたくさん経験しました。でも、ホント大変なお仕事です。 先日RTにちょこっと顔を出したら、ある会員さんが少しでも劇団のお手伝いをしたいので、演劇講座を受講し制作の勉強をすると言ってました。また別の会員さんは劇団に入団してしまいました。こんな話を聞いていると、「ああ、みんなどんどん地獄に堕ちるのねぇ。」とひとりほほえんでしまいます。こんな人たちに支えられて、演劇界というのは成り立っているような気がしています。 私もいつまでこちら側の世界に居られるか解りませんが、少なくともこちら側の世界を垣間見れたことはとても良い思い出のひとつとなるでしょう。いやいや、思い出にしている場合ではないし、私の人生が終わる訳でもない。このエッセイを書いている今日も来年の公演のための準備をしています。そんなバタバタな私が大変な時にいつも快く仕事を手伝ってくれるFSTAGEのお友達もいます。今もエッセイを書いている横で彼女がいろいろと手伝ってくれたりしています。そんな大事なお友達に「共に苦労しよう」というメッセージ付きでエッセイのバトンタッチをします。 そりでは皆様 次は劇場でお目にかかりましょう。 おーき ひろこ |
リレーエッセイ、次はMORRYさんです。 |
![]() |
![]() |
|
|
![]() |
![]() |