週刊FSTAGE
リレーエッセイ「私とFSTAGE」
リレーエッセイ「私とFSTAGE」vol.31
Latte 10.16.1999


ぷらねっとさんからバトンを受け取りました。Latteと申します。

FSATGE暦は意外と浅かったりするのですが、FSTAGEに対して感じてるいることをつらつらと書きなぐってみようかと思います。

【芝居とのつきあい、そしてFSTAGEへ】

芝居を見始めたのは東京に出てきたころですから、今から15年ほど前からになるでしょうか、だいたい年間20~30本ほど見てましたが、なんだか第三舞台ばかりに目が行っていたような気がします。それに、芝居を見る習慣を持った人って学校でも職場でも全くいなかったんですよねぇ。仕方なく友人たちを洗脳して劇場へ連れていったものです。

ところが、3年前にFSTAGEに入会してから事態は激変したのです。FSTAGEには「芝居を見る」人たちがわんさといるのです。以前はいい芝居を見たときでも、その感動の持って行き場がなく悲しい思いをしたものでした。ところが、ここには同じ公演を見ている人がいるのですよ。そして、そのことについて話ができるのです。衝撃的なことでした。これがどれだけ興奮をおぼえることか、同じ気持ちを味わってきた人にはきっとわかってもらえるのではないでしょうか。

そうやって、芝居の話をしていると、自然と他の公演の話も耳に入ってきます。どんどん見る芝居の領域も広がっていき、とうとう新劇やミュージカルまで見に行くようになってしまいました。

こうして、僕の観劇人生の第2ラウンドは始まったのです・・・

【FSTAGEって何?】

ところでこのエッセイのタイトルにもなっている「FSTAGE」ってなんでしょう?一言でいうと演劇に関する会議室ということになるのでしょうが、FSTAGEというと僕にはそれ自体よりもそこで知り合った人たちのことが思い浮ぶのです。そうFSTAGERと呼ばれている人たちのことです。もちろん、単なる情報伝達の場としてとらえている人も大勢いるかと思います。でも、一緒に演劇の話をできる方たちがいるからこそ、僕はFSTAGEに愛着を持つのです。

【道具としてのFSTAGE】

FSTAGEにはいろいろな側面があると思います。その一つがレヴューを中心とした感想を伝える場であったり、チケット救済の場であったり、道具として利用することです。演劇に関する情報って本当に限られていて、即時性に欠けていたりします。大体が公演期間が終わってしまってから情報が入ってきて悔しい思いをしたりするものです。でも、FSTAGEにいるとなんだか猛烈なスピードで情報がなだれ込んできますよね。

こうした公演情報には随分ありがたいと思ったものです。一方で、情報量の多さに比例して観劇量もヒートアップして行ってしまったのは諸刃の刃ですが (^_^;)

あと、観劇したあと自分なりの感想を毎回持ちますが、じゃあ他の人たちはどんな風に感じたんだろうかと興味を持つことがよくあります。そんな時、自分自身はレヴューを書いていなくても他の人のレヴューを読むことで、あぁこんな見方もあるんだなぁ~と、改めてお芝居を思い浮かべてしまうこともよくあります。

【集団としてのFSTAGE】

会議室を読んだり書き込みをしたりしているうちに、実際に観劇オフに出てみようと考えるかもしれません、最初は周囲の人たちが妙に仲がいいのを見てなんか疎外感を覚えるかもしれません。でも、実はそんな人たちでも、お互い住んでいる所どころか本名さえ知らないってことがよくあるのです。今まで僕が属してきたクラス、サークル、会社というような集団は名簿という形で参加者がリストアップされるようなものでしたが、ここでは名簿のような線引きはなく、出入り自由のゆるやかな集団です。

皆、ただ演劇が好きだという気持ちだけで結びついているわけで、個々のバックグラウンドなんてなにも関係ないのです。垣根など実はないのです。そんな仲間たちと同じお芝居を見て、わいわいがやがやと飲み語るのはとっても楽しいことです。そして、こうした味をしめてしまうともう抜け出せなくなっているかもしれません。

ところで、こうしてリレーエッセイ自体も途絶えることなく順調につながっていることを考えても、FSTAGEの広がりを実感せざるをえません。

【FSTAGEはらせんか?】

オフで話をする以外にも、RT (チャット) でFSTAGEにはまっていく人も結構みかけますRTでは同じ地域に住んでいる人ばかりでなく、日本各地の人たちと親しくなっていったりもします。こうなると、もう大変です。遠くに芝居を見に行っても知ってる人がいるということで、どんどん気軽に遠征してしまうようになってしまいます。そうするとさらに情報が入ってくるようになる。さて、この循環どこで止まるんでしょうか・・・

【最後に注意事項】

入会するとつい適当にハンドルをつけてしまいます。どうせフッターにつけるぐらいだけだからと、おもしろいものをつけてしまいがちです。ところが、これが意外と落とし穴なのです。まさか、街中で、その名前で呼ばれる日がやってきてしまうとは・・・声をかけるこちらも結構赤面してしまうことがよくあります。どうせ、オフになんかでないと思っているあなたも念のため、ハンドルは人前で呼ばれても恥ずかしくないものをなるべく選ばれることをおすすめします (^^;)

長々とお付き合いありがとうございました。さて、次回はAYAさんです。
AYAさんがオフを開くとホントよく人が集まるんですよ。



リレーエッセイ、次はAYAさんです。
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