週刊FSTAGE
リレーエッセイ「私とFSTAGE」
リレーエッセイ「私とFSTAGE」vol.30
ぷらねっと 10.05.1999


皆さん、こんにちは。

花組芝居のオフで一緒に幹事をした睦月さんから指名を受けました。しかし、タイトルが「私とFSTAGE」ですか・・・。私は何せ観劇歴そのものが1年余り。たぶんリレーエッセイを書いた人々の中でも一番短いことでしょう。去年の夏には花組芝居という劇団を知らなかったぐらいです。もちろん、これといってお話しできることはありません。手短にしたためましょう。

【FSTAGEとの出会い】

 Niftyに入会したのはかれこれもう5年ぐらい前です。しばらくは競馬の会議室に住み着いていました。FSTAGEの巡回を始めたのが昨年の6月頃。知人に勧められて観に行ったNODA・MAPの「ローリング・ストーン」がきっかけです。自分でも何か面白い芝居を探そうと、自己紹介もすることもなくROMを始めました。

 最初にレビューを書いたのが7月初め。たまたま、当日券で観に行った芝居が初日だったので、他の方の書式を真似しながら書いてみました。かなり生意気なことを書いたこともあり、様々なレスをもらった記憶があります。それがかえって面白く、しばらくはレビューを書いていました。会議室でいろいろやりとりしているうちに、興味を持ったのが、「いったいこの癖のある書き込みをしている人たちはどんな人なんだろうか」ということでした。そう考えた私はおそるおそる、オフの場へと足を踏み入れることにしました。

【オフ・マニアへの道】

 今でこそFSTAGEをはじめとするシアターフォーラムの醍醐味は観劇オフにあると断言できます。何といっても年齢や性別を問わず、ただ芝居をキーワードに楽しく会話できるのですから。しかも長時間。そうは言っても、私も最初はおそるおそるでしたけど。

 最初にオフへ参加表明したのは9月の紀伊国屋ホールのカクスコでした。が、実際に参加したのはお盆の浅草演芸ホールにおける住吉踊りオフが最初になりました。

 朝早く集まっての席取り。長い長い公演時間。どじょう屋での宴会に続いて小雨混じりの河原での二次会。後から考えると、とんでもない初オフでしたが、とんでもなく面白かったのです。

 また、当時私は急激に観劇本数が増えていましたので、「果たして、こんなことでいいのか」という疑問を持っていました。しかし、オフの参加者から「それが普通の芝居好きだよ」と諭されたのです。その結果、その後もひたすら観劇本数を増やしていくことになりました。

 ただ、そうは言っても、観劇初心者なので何を観ていいのか分かりません。そこで多数のオフに参加しました。人が勧める芝居ならそれなりに面白かろうという訳です。これはFSTAGEに限りません。シアターフォーラムのFDANCE、FDENTOU、FMUSICALでも参加しました。それらも含めると1年間で20回近くは参加したでしょうか。残るは・・・。

 オフがオフを呼び、様々に顔なじみが増えていきました。そのうちにオフを手伝って欲しいと言われ、いつ間にか幹事として名を連ねるように。ミニオフも多数やりました。もう思い残すことはありませんと言いたいところですが、大好きな三谷幸喜作品の公式オフをいつかやりたいと思っています。

【そして・・・】

 何でも観てみよう、たくさん観てみよう、という訳で怒濤の1年間を過ごしました。その間の観劇本数は200本をはるかに超えています。さすがに最近はペースダウンしましたが、それでも一般の方からすれば“超演劇マニア”ということになるのでしょうね。ま、“普通の芝居好き”なのですが。

 1年前に比べた時の明らかな変化は座席です。良い席にこだわり、ともすればかぶりつきで見るようになりました。初日や千穐楽にもよく観ます。当然、そういうチケットは入手困難なことも多いのですが、なぜか必ず手に入ります。FSTAGEの方々からチケット取りの様々な“こつ”を教えてもらいましたし、自分でもいろいろ研究しました。

 本当に入手するのが難しいチケットは共同戦線を張ることもあります。先日、発売されたNODA・MAP「パンドラの鐘」がそうでした。複数のメンバーが協力してチケットを確保しました。初日、千穐楽、もちろんオフ会のチケットも。オフ会のチケットに関しては、幹事団でたくさんの枚数を確保しました。本当に凄いパワーです。いったい、その幹事団とはどんな人々なのか?

 という訳で、私の次は幹事団の1人であるLatteさんにお願いします。パンドラで共同戦線を張った人でもあり、私が劇場で一番多く会う人でもあります。マチソワで一緒だったこともあるぐらい。私とはケタ違いの観劇歴ですから、きっと中身の濃い話になることでしょう。



リレーエッセイ、次はLatteさんです。
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