週刊FSTAGE
リレーエッセイ「私とFSTAGE」
リレーエッセイ「私とFSTAGE」vol.26
BOMBO 09.12.1999

アルバさんからバトンを受けました BOMBOです。今はFDANCEにいることが多いし、FSTAGEの中で目立つようなこともしてこなかったので、何でこんな人が出てくるのだろうと感じる人も多いかも知れませんが、それは本人が一番感じていますので、ごく普通の会員の話が有ってもいいのかなということでおつきあいください。

さて、私は今ここFSTAGEに顔を出しているのだけど、どうやってここにたどり着いたのか、どうして入会したのか思い出せないんです。ほかのフォーラムの場合は理由や動機をはっきりと覚えているのですけど、不思議ですね。古いログを引っ張り出し記憶をたどってみると、92年1月頃入ったようです。

当時は水戸に住んでいて水戸芸術館が出来たおかげでいろいろ面白いものを見る機会が出来たというのが関係しているのかもしれません。芸術館で上演される芝居は私の頭を混乱させてくれたので、いろいろ知るためにここに助けを求めたのかも。ほかにもフランスのヌーベルダンス等、芸術館の出し物にはかなり影響されてしまったようです。
学生時代は大阪市内に住んでいたのに、当時は芝居を観ると言ってもテレビで放映されたものを時々見るだけで、生で見ようなんてあまり考えず、強いて言うなら「ゴジラ」と「頭痛肩こり樋口一葉」だけは一度見てみたいと思っていたくらい。まさかコンテンポラリーダンスやバレエまでをこんなに見るようになるとは。

私自身はそれほど活動的でもないと思っているし、東京に出るのに往復4時間と7000円の交通費がかかるのは、ひとりでふら〜っと出かけて舞台をみれる環境ではなかったですね。観劇オフ、私にとってのここの存在意義はそんなところも大きかったのかもしれません。オフの幹事というのは苦労ばかりなのに、それでもオフを開催してくれるというのは相当の思い入れがあるはずで、そういうものなら (好き嫌いは別として) 悪いものは無いだろうと。知識も乏しく自分が好きなジャンルも固まっていないから、みなさんのオススメから見せていただこうということです。
当時はFSTAGEとFSHOWBIZだけで全てのジャンルをカバーしていましたので、初心者にはわかりやすかったとも言えます。今の5フォーラム体制も深く掘り下げるにはとてもいいと思うし、ホントに良い時期に入ったといえます。
さて初オフは遊気舎の「ラテンキング」だったようです。インパクトが有ったなぁ。オフで知ったのはほかにも、たとえばH.ARTカオス、広い意味ではスタダンもそうだし、ここに来なければ知らなかったすばらしいカンパニーがたくさんあります。

観劇オフといえば感想会を兼ねた宴会も忘れてはいけませんね。時々来るスペシャルゲストもさることながら、観劇後にいろんな人の意見を聞けるのは舞台の見方を広げるのに本当に役に立ちました。しかし田舎住まいの悲しさ、ソワレの観劇オフだと感想会は後ろ髪を引かれる思いで中座させてもらうことになってしまいました。何度か終電も逃してますが。
1年前に横須賀に転勤になって東京に出る交通費は1/3になったけどあい変わらす時間は同じくらいかかりますので、状況は改善されてませんね。
まぁ、遠いことにもメリットも有ります。ここにはすごい人が大勢いるから関わりすぎると感覚がマヒしてくる。深入りしてしまうことを避けられるというのは遠いことの最大のメリットではないでしょうか。これ以上引きずり込まれると全ての時間をとられてしまいますからね。今年の観劇本数はダンス系を含めても8月末までで22本、平均すれば週1本未満におさまっているのも遠いというメリットが生かされている証でしょう。これまだ大丈夫かな。まてよ、中毒してしまうと自分ではそれがわからないかもしれないから、危険だなぁ。
ここにこなければこんなことにならなかったのに。
ここにこなければ、離風霊船の公認ページなんて作っていなかっただろうし、
ここにこなければ、、、つまらなかったかもね。

なんでここに来たんだろう。結局本当の理由は思い出せなかった。
理由がわからないということは、それだけ自然なのかもしれません。

〜〜〜

実は最初に頭を悩ませたのが次は誰にお願いしようかということなのです。
RTに頻繁に出ていたり、「すかくらぶ」にいろいろ書いていたりすれば気軽に頼める人も増えるのでしょうけど。NIFTYというネットワークの中にいながらそれを100%活用しきっていないということにもなっているのですが、どうしてもオフ会で面識のある人の方が自然に頼めます。
それでも引き受けてもらえるかどうかはやはり心配で、原稿を書き始める前にまずお願いのメールを書いて、、、。お願いしたぴなさんが二つ返事で引き受けてくれましたのでほっと一息ついて、やっと書き上げたのが上の文章です。次の人が決まれば、このリレーの役割は半分以上果たしたようなものですからね。

というわけで次はぴなさん、お願いいたします。

この春ピナ・バウシュが来日したけど、 ぴなさんのハンドルとは関係あるのかなぁ。

/ PDE01176@nifty.ne.jp / BOMBO /


リレーエッセイ、次はびなさんです。 (上記リンクなどはBOMBOさんご自身によるものです)
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