週刊FSTAGE
リレーエッセイ「私とFSTAGE」
リレーエッセイ「私とFSTAGE」vol.25
アルバトロス 09.05.1999

 セレステさんからバトンを引き継いだアルバトロスです。好き放題の書散らしですけれど、暫しお付合い下さいませ。

 演劇系のフォーラムは現在でこそFSTAGEですが、私が入会した頃はFTHEATERのみだったのでFTHEATERの事を書いてみます。

*観劇パターン

 セレステさんのご紹介にもある通り、芝居系、身体系のパフォーマンス、コンテンポラリーダンス,小劇場芝居 (FSTAGE系、FDANCE系) がメインですが、惹かれるものがあればジャンルにこだわらずに劇場に足を運びます。 それこそ、客席数20の小スペース〜2000以上の東京文化会館でもどこへでも行きます。

 マチネに小劇場とソワレにバレエ等、異なるジャンルの梯子観劇もたまにあります。 何処でもと言っても (ネットワークと違い) 距離的な制約はありますが。。。

*主に観るジャンル:

 小劇場 (青い鳥,第三舞台,トリのマーク (通称) 等) 、寺山系、アングラ系、コンテンポラリーダンス (H.ART CHAOS,イデビアン・クルー,ピナ・バウシュ等) 、舞踏 (山海塾,枇杷系,白桃房など) 、バレエ (ロイヤル,キーロフ等) 芝居系パフォーマンス (維新派,東京懐古旅団,解体社など) 身体系パフォーマンス (フィリップ・ジャンティ,パパ・タラフマラ等) 、パントマイム (マルソー,汎マイム工房など) 、文楽? (結城座など)

 他に年1〜2本ペースでオペラ,宝塚,ミュージカル等も。FTHEATER系の全ジャンルに足を突っ込んでいる気が。。。します。

*初観劇からFSTAGEに入るまで:

 1987夏、たまたまの平日休み。 未体験のジャンルという事で試しに手を出した観劇。 その時は長続きするとは思いもしませんでした。舞台の観初めは劇団青い鳥公演@シアター・モリエール。

〜〜〜 受付「当日券の4?番。。。 立見・・・」 私「構いません」

場内の椅子席は全て埋まり、舞台を3方、”コ”の字型に場内の壁に段つき3列ずつの立見の列に入る。 暑い中、集合写真の姿勢で約2時間。 三人姉妹とゴドー待ちの他人丼風な作品に笑い、納戸のジャンヌダルクに目を見張り気がつくと終。 〜〜〜

観劇生活の入場券にもなった「ある日せっせ、せっせと兎に角編」の記憶はこんな風でした。

*見方に影響を受けた作品とか

 最初に影響を受けた (原体験かな) 作品はタデウシュカントール (故人) +クリコット2の「わたしは二度ともどらない」。 見ていて涙が止まらない。 台詞、巧拙等とは別のところで自分の中にズシンときました。

 他には同時期に転形劇場解散公演「水の駅」でマイム、無言劇、パパタラフマラの「海の動物園」で身体系パフォーマンスへの興味の下地がが出来た気がします。

 台詞無し、饒舌な身体と空間構成で見せるパフォーマンスやマイムを観ていたのにダンスやバレエを観はじめたのは順からすると何故か後の方です。今は無きSEED−HALLのPERFO−MIXという企画のトリでCHAOSの作品に出くわしてからはコンテンポラリーダンスも積極的にあれこれ観る様になりました。

*FSTAGEに入ったきっかけ:

 入会の理由は周囲に舞台を観る人がいなかったから。劇評は雑誌の新劇、PS、テアトロ等。 インターネットは今の様に普及しておらず、ネットワークと言えばパソ通。 芝居の部屋がある草の根とNIFTYに入会しましたが、当時はFTHEATERはまだ無く、書込みは草の根の方に細々と。 雑誌「演劇ぶっく」が創刊されたのもこの頃。 ある日、NIFTYを検索したらFTHEATERが既に開店。 迷わず入会。現在に至ります。

そのFTHEATERも枝分れして今はFMUSICAL,FKAGEKI,FDENTOU、FDANCEの構成に。

*書込みとか:

 高校時代の友人が出るアマチュア演劇の公演のインフォメをフォーラムの掲示板に書いたのが初書込み。 自己紹介が未だな事に気付き、自己紹介も会議室に。 緊張して書いた自己紹介に暖かなレスをもらい、初RTの時に声をかけられたりして気がつけばフォーラムにも馴染み、舞台の感想も書込む様になっていました。ARIさん、なかし!さん、CLARISさん、GPXさん、オオタコさんにはお世話になりっぱなしでした。

 それからは小劇場の感想をたまに書き、RTにも混ぜてもらい、気がつくとオフにも。性別を逆に思われていた事が何度も。 (^_^;)  天井桟敷のビデオソフトを探していた時も会議室でフォーラムの皆さんに助けて頂いたり、その後、メディア部屋を作ってもらったり、とか色々お騒がせしてばかりの入会初期でした。

*オフとかFSTAGEに入って変った事:

 当時のFTHEATERは各ジャンルの寄せ集め状態で、ストレートプレイもミュージカルの観劇オフも同じFTHEATERで行われていました。オフが無ければ一度も観に行かなかったであろう宝塚、能、ミュージカルも人の後ろにくっついて観に行きました。そして観劇の幅と深み (節操の無さと濃さ) に拍車が。。。 (嗚呼)

 初OFFは第三舞台の「朝日のような夕日をつれて」。 チケット争奪戦で共同戦線を関東、関西ではり、結果報告は会議室に。 私は惨敗。 他の方の戦利品のチケットからおすそ分けに肖りました。 当日37名が紀伊國屋ホールに集結。 少々緊張しながらの初OFFでしたが普通の人達で安心。 その頃は人の後ろをついて行った私が今では自分でオフ幹事とかもやったりするのですから、一寸先は闇、じゃなかった判ったもんじゃありません。

 書込み、RT等の情報交換のおかげで観る数もジャンルも増えました。劇場への行きも帰りもFSTAGEに入るまでは一人でしたが、入ってからは (オフで無くても) 行きは一人でも帰りは誰かしら知った人に出くわす様になり見終った直後に感想の言いたい放題、もする様になった事ですね。

それでは、どこかの劇場で。

お次はBOMBOさんにお願いします。


リレーエッセイ、次はBOMBOさんです。
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