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リレーエッセイ「私とFSTAGE」vol.22 粕羽 十二月 08.14.1999 |
「ジャンケンポン、キャーーやった!」盛岡劇作家大会「体験・リアルタイム会議室」でジャンケンに勝ち残った私は、シスオペ様から手渡しでいただいたニフティのメンバーズパックを胸に抱いて、帰りの新幹線に乗りました。あの会場には、なまちゃんを始めFSTAGERの皆さんがたくさんいたことや、ジャンケンで私に負けたのが (後の) 考えるアッシさんであることなど、その時の私には知るよしもなかったのです...。皆さん、こんにちは!なまちゃんからリレーされました、茨城在住の粕羽 十二月 (かすば じゅうにがつ) と申します。どうぞよろしくー。 学生時代は吹奏楽に命をかけていた私が演劇と出会ったのは、勤務先の何回目かの創立記念日でした。折角の平日のお休み、今年はどうしようかと考えていた時、NODA・MAP第1回公演『キル』の新聞記事を目にしたからです。いや、とてつもない衝撃でした。それまでの自分の人生の現実が揺らぐような体験でした。けれど、身近に演劇に詳しい友人がいる訳でもなく、地元の書店の数少ない「演劇コーナー」で少しずつ情報を集め、地図を片手に劇場を探しました。そうした中で見つけた大好きな役者さんが、コンピューターで何かやるらしいとわかり、たどり着いたのが盛岡劇作家大会だったのです。パソコン通信の説明を聞くのは初めてでしたが、リアルタイム会議室 (RT) もとても楽しそうで、すぐにも自分も参加してみたくなりました。 しかし何しろパソコンを持っていませんでしたから、帰った翌日から電気店を回り、NTTに電話し、いただいたメンバーズパックを生かすため勉強しました。やっとFSTAGEに入会できたのは、1ヶ月後ぐらいです。RTにもすぐ行くようになりましたが、当初の通信ソフトはニフティマネジャーの1.14で、とても苦労しました。自分の発言を書く所が別になっていないので書きかけの発言がどんどん流れてしまって、何だかわからなくなってしまうのです。あんな状態でよくやってたなぁと、我ながら感心します。今はニフマネも5.0になってRT機能も充実!大変便利です。 (いまだにニフマネだし ^^;) そして今日まで楽しく暮らしています。めでたしめでたし。FSTAGEの魅力は、まず雰囲気の温かさにあると思います。おそるおそる書き込んだ自己紹介にも歓迎レスつけてくださる方がいるし、初心者故のパソコントラブルも何度も助けてもらいました。 次に情報の速さです。1ヶ月先や隔月刊の情報誌を待たなくて良いのは、地方の孤立した演劇ファンにはとてもありがたいです。自分ではちっとも書けないのですが、皆さんの個性あふれる観劇レビューを読むのを、公演ごとに楽しみにしています。 オフ会も大きな魅力の一つです。観劇直後の感動もそのままに、思ったことを語り合える同じ背景を持った仲間がいるって、とてもうれしいことです。このステキな場を提供するために、チケットの確保や宴会場の手配に奔走してくださる幹事さんには、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。友人もたくさんできたので、今では自分一人でどこの劇場に行っても、たいてい何人かのFSTAGERと合流できます。「えーい、一生一度だ。」と思い切って出かけた『リレイヤーIII』の大阪公演でも、『朝日のような夕日をつれて97』の福岡公演でも、遊気舎の神戸公演でも (全然一度じゃなかったですね...^^;) 、全国どこに行っても仲間がいて出会いがありました。 かつては全く知らなかった演劇やパソコンとここまで仲良くなれたのも、あの時のジャンケンとFSTAGEのおかげです。自分にとって無縁なものなんて無いんだなと、つくづく思います。数年後にはまた、今は無縁な別のもの (囲碁とか釣りとか?) に夢中になっている可能性も捨て切れませんが (^^;) 、それまでは大好きなFSTに居続けようと思います。最後までおつきあいありがとう。ではこの辺で、入会した頃からの憧れのお姉さま、あおもりさんにバトンを渡したいと思います。今度は会議室かRTか劇場で、お会いしましょう! BR00776@nifty.ne.jp 粕羽 十二月 |
リレーエッセイ、次はあおもりさんです。 |
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