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リレーエッセイ「私とFSTAGE」vol.21 なまちゃん 08.08.1999 |
はじめまして。 はちさんからリレーのバトンを受け取りました、なまちゃんと申します。うっかり「ちゃん」付けのハンドルネームなぞ付けてしまったので、どうも自己紹介しづらいです。名古屋在住です。なのに何故か、はちさんとも東京で顔を合わせることが多いんですよね (^^;) 。 ●芝居との出会い 私と芝居との衝撃の出会いは、今を去ること10ウン年前。実は私はもともと東京者でして、友人に誘われて「第三舞台」と「夢の遊眠社」を観に行ったんです。そしてイキナリ、夢中になっちゃいました。頭の中で鐘がギ〜ンゴ〜ンって・・・本当に鳴ったんですよ! で、それからはもう、明るい小劇場系からアングラから新劇系から、とにかく観まくりました。週2ステージ、年間100ステージくらい観てたかなぁ。 ●Fstageを知る そんな風に劇場通いしてた頃。ニフティに演劇フォーラム (Fstage) ってのがあるらしい、そこには私の好きな劇団の役者さんも参加してたりするらしい、という情報を得ました。でも、自分で参加しようなんて思わなかった。だって私、機械オンチなんだもん! その頃の私にとってパソコンなんて、ものすごく敷居の高いものだったんです。インターネットなんてものが世の中に氾濫するようになる、だ〜いぶ前のことです。 ●Fstageに入会したわけ 5年ほど前のこと。突然、行ったこともない知り合いの一人もいない名古屋へ引っ越すことになりました。で、急に芝居も観なくなりました。だって今まで観てた劇団は名古屋公演なんてやらないし、名古屋の劇団は知らないし。 それだけじゃなくて。数ヶ月経った頃ふと気が付いたんです。最近、誰ともまともに話をしていないってことに。だって友達はみぃんな東京だし、こちらでは友達が出来るような環境じゃありませんでした。始めの頃はしょっちゅう上京したり東京へ電話してたのに、そういう欲求さえ薄れて来ている・・・。これはひょっとしてかなりマズイ状況かも知れない?! 何とかしないといけないんじゃないか。 そんな時、Fstageに入会してる友人から引越通知の返事が届いたのです。その葉書を読んで私は思い立ちました。これだ! パソコン通信なら地方在住のハンデもないハズだ。突然立ち上がった私は、モデムを買って来てワープロに取り付け、悪戦苦闘の末 (だって私、機械オンチなんだもん) ニフティへ繋いだのです。そしてアドレスを持ってる友人にメールを出しまくり、次にFstageへとやって来たのです。 ●Fstageに参加してみた ドキドキしながら初めて会議室へ書き込んだ自己紹介に、ARIさんがウェルカムのレスをつけて下さった時の嬉しかったこと。RT (チャット) もやってみました。初めてRTに行った時、そこに居た人達が、ディズニーランドに行こうという話をしていて。うわ、みんな知り合いなんだ、私なんかが参加していいのかしら・・・と、かなり怖かったです (^^;) 。でも実際は皆さん顔見知りだった訳じゃなかったみたい。何度かRTで逢ってると、昔からの友人みたいなノリになって来たりするんですよね。そういうことは、しばらくしたら分かって来ました。 オフにも参加してみました。初めて参加する時はやっぱり怖かったなぁ。どういう人達が来るのかって。でも勇気を出して参加してみたのが、95年のシスオペ就任披露オフ。集合場所で所在なげに立っていると、向こうの人達が聞き覚えのあるハンドルで呼び合っている・・・思い切って声をかけてみました。そしたらその人、ななせさんは「貴方が、なまちゃんさん?」と、私のハンドル名をご存じで、他の人達に紹介してくれました。とってもほっとしました。そして会場で顔を合わせたシスオペ殿から「来ましたね〜」と声をかけていただいたこと。忘れないです。 ●Fstageに入って変わったこと 何より、名古屋には友達も居ない芝居も観れない、なんて言ってないで、どんどんあちこちへ出掛けるようになりました。東京や大阪のオフへどんどん参加するようになったのが、やはり大きい。それにFstageにはそんな人が何人もいるんですもの、私も行こう〜って気になるじゃぁありませんか。 (あ、もちろん、そんな人ばかりじゃありませんので、誤解のないように (^^;) ) 。 ●名古屋で友達が出来た そしてもう一つ。名古屋で友達を見つける手段を見つけたことです。その頃ちょうどFstageに地方会議室が出来て、そこへ名古屋の話題を書き込むと、地元の人からレスがつき話題の輪が広がり始めたんです。地元劇団の情報も入り、観に行くようにもなりました。さらに思い切って自分で名古屋オフを開いてみて、それに人が集まってくれた! 芝居という共通の話題があるし、オンライン上で会話を交わしたことがある人もいて、会うなり旧知の知り合いのように話が出来たんです。 ●そして今に至る 気が付いたらいつの間にか、毎日をとっても楽しむようになっていました。名古屋だけでなく東京や大阪でもオフを開いたり (^^;) 、イベントに参加したりして。 その後世の中はインターネット時代になり、私も今では色んなHPの掲示板に書き込んだりしていますが、やはりHPはまず主催者ありきっていうイメ−ジなのに対して、Fstageはフォーラムという箱だけがあって、参加者が中身を作って行くという感じがするんです。もちろん読んでるだけでも全然OKですけど、何かしようと思えば何でも出来る。そこから人と人の繋がりが出来ていく。なんていうか、顔が見える空間 (実際は見えないんだけどね) って感じなんですね。 今までお世話になった方々に感謝して、いつまでもこの繋がりを大事にしたいと思うと共に、これからも色んな人達が参加して下さるといいなぁと思っています。 長文になってしまいました。しかも「私とFstage」というより「私とニフティ」みたいになっちゃったかな (^^;) 。どうも申し訳ないです。このへんで、次の「粕羽 十二月」さんへバトンタッチしたいと思います。実はこないだ、粕羽さんのFstage入会のきっかけをうかがって、ちょっと感激しちゃたんですよ。では粕羽さん、よろしくお願いいたしま〜す。 |
リレーエッセイ、次は粕羽十二月さんです。 |
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