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リレーエッセイ「私とFSTAGE」vol.20 はち 07.28.1999 |
みなさん、こんにちは。 アタシがFSTAGEに来たのは94年の夏頃でしょうか。芝居が好きとは言っても、春に1本、夏に1本というくらいのペースでしたので、大の演劇ファンというわけではなかったんですけれど、なんとなく居着いて5年ほどになります。 【FSTAGEにたどり着くまで】 他のフォーラムもいくつか見てたんですが、まぁどこもかしこも毎日エライ数の書き込みで一晩経つと未読の山。山上遥かかなたから怒涛の勢いで押し寄せるコメントチェーンの川。 その頃、アタシは、ふるーいワープロに1200のモデムカードを載っけて通信してまして、基本的にみんなONで読み書きしてましたので、ペースについていけずに挫折→幽霊会員というのを繰り返してました。 【その頃のFSTAGE】 そんなこんなでたどり着いたFSTAGEですが、その頃の発言量は割と控え目。それに、これは当時の「ちょまち」の発言タイトル一覧なんてのをご覧になるとおわかりになると思うんですが、レビューは独立したモンっていう感覚があったんでしょうかね、コメントがついてる記事は少なくて、コメント無しの書き込みがずらっと並んでました。 今にして思えば、ちょっと冷たい感じもするし、同じ公演の記事が一気に読める今のやり方の方がずっとスマートだと思います。でも、他所の会議室での、ほとんど常連さん達にしかわかんないようなコメントの応酬にいい加減ウンザリしてたということもあって、FSTAGEの公演レビューはとても新鮮でオモシロかったです。 それぞれの記事が独立してるので、複数の記事を行きつ戻りつする必要がありませんでしたし、ある意味で書き手の個性がストレートに伝わるカタチでしたから、単に舞台の情報を手に入れるという以上に、読物としての魅力を感じていました。 まねきねこさんのは、いろんな意味で別格としても、冒頭の3つのキーワードで引きつけるおとーたまさんのとか、座談会形式みたいのを書いてた亮さんのとか、気持ちよく言い切っちゃう小丸さんのとか、ちょいと曲者なキヨスクさんのとか、楽しみにしてたですね。 当時のアタシの通信環境じゃ、未読記事のタイトル一覧でハンドルが出なかったんですが、そのうちどのIDが誰のだか覚えちゃって、「この公演は観てないけど、『TBDxxxxx』だからとりあえずチェック。」とか、そういう感じで読んでました。 今は雰囲気もメンバーもちょっと変わってきてますけど、それでも「すかくらぶ」 (雑談部屋) なんかも含めて、それぞれの会議室に「アナタがなにか書いてくれるのを楽しみに待ってるワ」ってヒトが居ることに変わりはありませんです、はい。 【私とFSTAGE】 FSTAGEに来た頃と今とで、アタシ自身の観劇スタイルみたいなモンになにか変化はないだろうかと、この5年間の記録を引っ張り出して調べてみました。なんか一つくらいはオモシロいネタがあるんじゃないかと期待してたんですが、毎年40〜50回劇場に足を運び、そのうち10回ほどはオフで、20〜30本について「ちょまち」か「かべす」になんか書くっつうのが、まるで判で押したように続いてました。山無し谷無しで平穏無事にだらだら〜っとココまで来てるみたいです。 【これからのアタナに】 仕方ないんで、そういうヤツの立場から、これからFSTAGEのぞいてみようかなとか、今は見てるだけよという方々に向けて、ちょこっとお節介なぞ書いてみることにします。 FSTAGEでデビューしたら年間観劇数が3桁になるとか、RTで慢性睡眠不足になるとか聞いて不安なアナタ。そういうコトはありません。どうか安心して遊びにいらして下さい。中には急性で重篤な中毒症状を呈する方もいらっしゃるんですが、目立つだけで実は少数です。ただまぁ、フォーラムをより刺激的にしているのは、他ならぬこのようなジャンキーな方々ですんで、自ら進んで修羅の道をと言う方には何も申しますまい。存分になさりませ。 あと、オフは楽しいですね〜。アタシは、宴会でアカデミックな演劇論が展開されていたりしたらどうしようかなんて思ってたんですが、これは要らぬ心配で、基本的には芝居好きの飲み助が酔って与太話をしているというようなアレです。気楽なもんです。 あと、集まるのがご贔屓さんばっかりかと言えば、その劇団の芝居はオフで初めて見るという方も多いです。つうわけで是非ね、オフにもおいで下さいませ。お待ちしております。 ま、初日から劇場に通い詰めた挙げ句、オフの当日には、すっかりセリフが入ってしまい、宴会場の奥の方で日替わりネタまで織り込んで舞台を再現してるなんつう濃ゆい方もいらっしゃるんですが、目立つだけで実は少数です (以下くりかえし) 。 ときには、役者さんをはじめ、もろもろの劇団スタッフの方が宴会に顔を出して下さることもあるんで、そんなときには、また別の楽しみもございますです。ご贔屓の俳優さんを前にしてぐずぐずになるもよし、演出家の方に神をも恐れぬダメ出しをするもよしですね。 ***************************************************** おっと、もうお時間のようでございます。では最後に「私とFSTAGE」というをお題で一句。
「ちょっと愛してなが〜く愛して」あ、全然一句じゃないですね。失礼しました。あっ、石はイケマセン、石は。さて、アタシからは、「なまちゃん」を紹介させていただきます。アタシは東京在住で、なまちゃんは名古屋なんですが、よく見かけるんですわ、東京で。というわけで、アタシなんかとは桁違いに強力なFSTAGERの登場です。お楽しみに。 |
リレーエッセイ、次はなまちゃんです。 |
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