週刊FSTAGE
リレーエッセイ「私とFSTAGE」
リレーエッセイ「私とFSTAGE」vol.17
ちょちょら 07.11.1999

こんにちは。ちょちょらと申します。
小次郎さんにお褒めにあずかりすぎて、光栄を通り越してその重圧に慄いております。しかも私のような若輩者が、何故このような晴れがましい場所に・・Fステでお世話になっているお兄様お姉様方に申し訳なく、恥ずかしい気持ちで一杯です。許してください・・・。

えー・・・おかしなハンドルだとよく言われます。「ちょちょら」とは「おっちょこちょい」「粗忽者」「お調子者」という意味らしく、子どもの頃父にこう呼ばれていたのです。これ以上私を端的に表す名詞を、他に知りません。

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私が FSTAGE に入会したのは、恥ずかしいくらい不純な動機からです。

昔、「 IQ エンジン」という深夜番組の出演者に一目惚れしました。私、あそこの出演者の方はみんな「お笑い関係」の人だと勝手に思いこんでいたのです。たぶん新人の漫才師の方だと・・・本当に失礼な話です。

ある日のエンディングで「劇団第三舞台」と出ていたのに気付き、「演劇関係」の方々だと知りました。それで「 IQ エンジン」の出演者の芝居を片っ端から見てみよう、と思ったのです。今から思えばあの番組は、いろんな劇団の方々が出演なさっていて、随分豪華な番組でしたね。第三舞台はもちろんの事、自転車キンクリート、ザズゥ・シアター、山の手事情社、他の芝居に出演なさっていればそれまでも・・・もう、どんどん1人で観に行きました。それまで観劇の経験はまったくなかったのに、この行動力はいったい何でしょう?とにかく、一目惚れした方がいらっしゃる「演劇の世界」というものがどんなものか知りたい一心でした。愛は人を強くするものです。こんな恥ずかしいきっかけで見始めた芝居ですが、1年もたたないうちにそのきっかけを忘れてしまうほどどっぷりと「演劇の世界」にはまってしまいました。

数年後、その方が FSTAGE に入会なさっているとの情報を得まして、それで「私も!」となったわけです。「あの方は、パソコンでどんなお話をなさっているのかしら・・・」と乙女 (?) 心に火がついたのです。

それまでパソコンなんてさわった事もありませんでしたが、友達から2万円でパソコンを譲り受けました。その友達にパソコン通信のやりかたを教えてもらったのですが私のあまりの覚えの悪さに、毎日彼のこめかみには、怒りのあまり血管で四つ角ができていました。私は毎日、顔にどんよりと斜線がおりていました。それでもがんばって FSTAGE に入会する事ができました。愛は人を強くするものです。ついでに友達も我慢強くなりました。

そんな風でしたので、 FSTAGE で初めての発言は、「すかくらぶ」に書いた「パソコンがうまく扱えない」というグチでした。書いた後冷静になってみたらとても後味が悪く、書かなければよかった・・・と落ち込みました。ですが私の発言に、コメントがついたのです。しかも3つも!しかもしかも励ましの!! その3人のことは、一生忘れないでしょう。門さん、上杉さん、かわひらさん、皆さんお元気なんでしょうか?かわひらさんは、よく劇場でお見かけするんですが (笑) 。

初オフは5年前の「新シスオペ就任オフ」です。ここでこの3人の方に会え、また「まあ、あなたが○○さん!?」という方ともたくさん出会えて、とても幸せでした。友達もたくさんできました。

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私は「Fステの箱入り娘」 (笑) なので、他のフォーラムを知りません。インターネットだって、今回の原稿依頼で初めてつなぎました。ですから他と比べることができないんですけど、それにしても FSTAGE はずいぶん優しい人の集まったところだなあ・・・、といつも思います。何せ私は「ちょちょら」なわけですから、たまにする発言もとんちんかんなわけですよ。オフに出ても、迷子になったり、とんちんかんなことをしたり、言ったりするわけですよ。なのに、どなたも親切にコメントをくださったり、フォローしてくださったりするわけです。「こんなに愛されていいのかっ!!」・・・というくらい、私はいつも優しくしてもらっています。きっとみんなが誰に対してもそうなのでしょう。

だって、オフひとつとってみてもそうです。ただ「みんなで芝居を観たい」それだけのために、幹事さんは奔走するのです。そうして集まる人々。芝居を観て、おいしいお酒を飲んで、幹事さんの労をねぎらい、そして誰からともなく芝居の感想を・・・。初めての人は質問したりする、それに答える詳しい人がいる。情報交換をし、そして話はふくらんでいく・・・。 FSTAGE のオフはどこもこんな感じの「優しい空間」ではないでしょうか。私にとって FSTAGE は「愛しい人達が集まる愛しい場所」です。

芝居や落語の好きなたくさんの人が、早く FSTAGE を見つけてくださればいいな、と思います。たぶん、とても居心地のいい場所だと思いますよ。たまたまこれを読んでしまった方が、 FSTAGE に遊びに来てくださるのを楽しみに待っています。

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・・・もしかして、死ぬほど長いですか?・・・申し訳ございませんっ!!
次の方は、たぶん今1番私がお世話になっているであろう優しいお兄様YUTAさんです。YUTAさんの優しいお話で、優しい気持ちになってください。

それでは皆様、またどこかの劇場で、どこかの寄席で、そして FSTAGE でお会いしましょう。

jzm00777@nifty.ne.jp  ちょちょら


リレーエッセイ、次はYUTAさんです。
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