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リレーエッセイ「私とFSTAGE」vol.9 兼松 孝行 05.16.1999 |
御指名いただきましてやって参りました、兼松です。 オイラは劇団 Beans という地方弱小素人劇団の主宰なんぞをやらせていただいております。ふとがみさんの御紹介には「名古屋」とありましたが、正確には名古屋から電車で20分ほどの愛知県丹羽郡扶桑町というところです。ですが、われわれ、旅行先で出身を訪ねられると「愛知県」と答えず「名古屋」と答えてしまいます。なぜでしょう、見栄っ張りだからなんですかね。 さてさて、それでは本題へ。 オイラが FSTAGE に接触したのはパソコンを買ってすぐ、4年ほど前のことです。そんなころ、オイラは自分で劇団を作ったばっかりの頃で、右も左も分からずに FSTAGE の門を叩きました。そこで行われているお話を読んで、「あーこりゃだめだ。オイラのようなズブズブのド素人が割って入る隙間がないや。」・・・思ってしまいまして、ちょいと敬遠ぎみにおつき合いさせていただいてました。 そんな中にもありながら、ぼちぼちとコミュニケーションは成立してまして、地元劇団ばかりでなく、地方劇団の方ともおつきあいさせていただけるようになったり、第一線でバリバリにやってる方と一緒にお酒を飲む機会に恵まれたりと、なかなか幸せなネット生活を送っていました。 そのうちに、はじめに感じていた距離というのは時間が解決してくれるもので、劇団 Beans の活動が安定期にはいってくると、それなりに芝居に対して自信が出てきた振りくらいはできるもので、なんとなくこのフォーラムに真剣に飛び込んでみようかなと思い、年末に行われている「演劇ベストテン」のスタッフなんぞをやってみたりもしました。 そんな中で感じたことは、このコミュニケーションはやめられないということですね。何人もの人といろんな意見をかわし、そして出た結論に対して向かっていく・・・そんなコミュニケーションが成立する場所なんて仕事場以外ではなかなか、いや、仕事場のそれ以上のものがあるかも知れない。 もちろん芝居のフォーラムなので芝居の情報もオイラにとっては大切なのですが、それよりもオイラ自身が自分自身の表現の場を求めて、いろんなところを彷徨う質なので、そう言うオイラにはこの場はとても居心地のいい環境を提供してくれます。ここは、ただ単に芝居の話題のみを井戸端会議的に進行していくだけの場所ではなく、目的を持った何らかの目標に向かって、みんなで一緒になってやっていける、そんなフォーラムです。 そして、活動の場はネットワークを越えていく。 ネットワークで知り合った人たちと、ネットワークを越えてコミュニケーションの方法を模索すべく、現在FSTAGEの中で「NIFTY SERVE シアターフォーラム10周年記念 全国縦断 FSTAGE 演劇祭」として思案中です。 ここを訪れたみなさんも、FSTAGE の一員としてみんなでわいわいやってみる気はないですか?そして、この企みに参加してみる気はないですか? お待ちしています。 次は元青森で今浜松の森山さんにお願いします。 |
リレーエッセイ、次は森山さんです。 |
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