福岡演劇事情

(9) 1999.7.25 「KIN-DO芝居」

「KIN-DO芝居」とは何か?

それは、福岡県大野城市にある大野城まどかぴあというホールを使って、「地域で演劇の創造活動をしているアマチュア劇団の皆さんに「作品発表の機会」、「作品批評の機会」及「作品顕彰の機会」という3つの機会を提供することで、「エネルギッシュな演劇創造力」を応援するものです。これからの活動が期待できる地域劇団の可能性を広く紹介すると同時に、創造者としての劇団に批評と顕彰という刺激を与え、地域演劇活動活性化のカンフル剤とすることをねらいとしています(チラシより)」


 昨年から始まり、昨年は5劇団が参加しました。今年は、9月から2000年1月までの金曜・土曜に、6劇団が公演を予定しており、週間FSTAGEで東京公演を取材した「座" K2T3」も12月に登場する予定です。

 今、参加要項を必死で探したのですが、見つからないのでうろ覚えで書かせていただくと、「参加劇団から小屋代は取らない」「稽古場としてまどかぴあを提供する」といった、条件が付いていたような気がします。

 また、「KIN-DO芝居」はプロの劇作家・演出家であるドラマドクター(昨年は芝居アドバザーと呼んでいましたが)が直に鑑賞し、上演劇団に対する劇評、アドバイスを行います。ドラマドクターは竹内銃一郎氏といのうえひでのり氏。昨年のKIN-DO芝居でいのうえ氏がアドバイザーだったというとある劇団の演出は「いのうえさんとはラーメン屋で一緒にラーメン食いましたが、特になんも言われませんでしたねえ」などと言っておりましたが・・・。

 FSTAGEのフライヤーを折り込みに行ったときに、この企画をされた方と少しお話ししたのですが、本当に演劇を愛して、何かしようという気持ちにあふれた方でした。まどかぴあのホールは、舞台芸術を愛する人間の気持ちにあふれたホールだと思っています。私はまどかぴあが大好きです。福岡市の都心から遠いとか、何とか、このKIN-DO芝居に対してもいろんな意見を聞きますが、この試みが成功して、いつまでも続いていって欲しいと思っています。

大野城まどかぴあホームページ



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