(10) 1999.8.01 「博多座に行ってみた」友達のおばさんが行けなくなったから、というわけでS席12,000円也のチケットをタダで手に入れて、博多座こけら落とし公演「ローマの休日」を観て参りました。 劇場の入り口は2階なのですが、1階の紀伊国屋書店前で待ち合わせ。店内は狭いですが、演劇・歌舞伎・宝塚・ミュージカル関係の書籍・ビデオ等がずらり。片隅にはチラシ置きもあり、福岡近郊の芝居にチラシが並んでいます。掲示板にはここでしか見られない「漂流画報(*)」。店員のお姉さんに「チラシを持ってきたら置いてもらえますか?」と聞いてみたところ、「博多座事務所のKさんが担当されています」とのこと。なるほど、Kさんは福岡市内で劇団を主宰していた(今は解散して、秋のKIN-DO芝居で新しい劇団を旗揚げするらしい)人で、博多座の社員。ちなみにFSTAGER。これで来年のFSTAGEのフライヤー(あるのか?)置き場が一つ増えました。 さて、入り口から中へはいると、なんだか高級な作り。木壁に、床は絨毯敷き。福岡にはこれまで存在していなかった、帝劇とか日生劇場とか歌舞伎座のような雰囲気。ハートビル法に基づいて作られているらしく、劇場内の通路も広いです。キャパは最高で1492席ということですが、そんなに広くは感じられませんでした。ミュージカルだったので、オーケストラピットがあったせいかな?1階は帝劇と同じくらいに思われました。親子観劇室もあります。 音は、どこから出ているのでしょう、自然に聞こえてきます。福岡シティー劇場(*)と大違い・・・。 あ、トイレはチェックしませんでした。失敗、失敗。 それにしても、客が遅れてくること遅れてくること! ほぼ6時きっかりに始まり、その後約30分に渡って、ぞろぞろと遅刻者が私の前を横切っていきました。福岡には「博多時間(*)」というのがあるそうですが、ちょっと参りました。さらに、携帯が鳴ること2回、静かな場面で咳をする人等、観客の年齢層はかなり高かったですが、悲しくなるようなマナーの悪さでした。 あ、芝居ですか? 良かったです。隣の友人と2人、あくびをかみ殺すのも大変でしたが。 注 (*)「漂流画報」・・・ マヤ北島さんという方が不定期に出している・・・なんだろう、演劇批評チラシ? 地元劇団の公演に行くと時々折り込まれている。ホームページもある http://theatre.cup.com/ (*)「福岡シティー劇場」・・・ キャナルシティー博多内にある劇団四季の持ち小屋。座席の見やすさやトイレの造りなど、観客の目から見てかなりいい小屋ですが、真ん中で人が歌っているのに左右のスピーカーからしか聞こえてこない音には何度行っても不満。 (*)「博多時間」・・・ 鴻上尚史氏も「博多時間」には泣いた?(「ドンキホーテのリボン」参照) |
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