19日の冠水(といわれてるけど、やはり“水没”という感じなんだけど、まぁ、完全に沈んだわけじゃないので、やっぱり“冠水”なのかな)の名残りの乾いた泥が、まだ道路のあちこちにこびりつき、店の前には「復旧しました」という看板も見かける博多駅周辺ですが、福岡に来て3ケ月、相変わらずの昼夜、おっと、それに土日も加わっての休みなし労働が続いております(職員が夏休みになる8月12日まで休みなし!)。
しかしまぁ、先週はこっちに来て初めて東京からいろんなお客人がいらして、実に久しぶりに中州に、そして初めて警固(“けご”と読みます)や大名に行きました。
まずは、22日の火曜日。代々木アニメーション学院の学院長であられるマルチ・クリエイターの和田卓也氏が福岡校に特別ゼミでいらっしゃり、福岡校の7月からの新入社員Y君の歓迎会も兼ねて総勢16人で飲みに行きました。一次会は博多駅近くのこじゃれた居酒屋(おいしかったけど名前は忘れた!)だったんですけど、そこでも結構飲みましたねぇ、焼酎。もう福岡だと、冬でもビール大好きの私でも、すぐ焼酎に行っちゃいますねぇ! そこに、黒白波という芋焼酎があったんですけど、要するに白波の黒(黒麹仕込み)でした。うまかったですよ。まぁ、芋焼酎ですから多少クセはあるんですけど、最近私はほとんど芋焼酎ばっかりですね。部屋にあるのは黒霧(黒霧島)だし。
で、二次会で中州の「ふとっぱら」という、私も以前から福岡に来る度によく来ていた屋台風の居酒屋に行きました。「ふとっぱら」は福岡に何店かあり、私がよく行くのは中洲店なんですが、そこのメニューがいいんですよ。名物のラーソーメンや焼ラーメン、タコの唐揚げや刺身もうまいし、そこでも焼酎グイッグイッで、結局、朝の4時過ぎまでお付き合いしてしまいました。もちろん次の日、というか一眠りしてシャワーを浴びた5時間後にはしっかり授業をしてましたよ。その日の夜はさすがに付き合えずに早めに家に帰ってバタングーでしたが、和田学院長は連日いろんな科の先生方と飲みに行かれたようで、すごい! やっぱりそのパワーがないと、あれだけの学校の学院長は務まらないんでしょうねぇ。
お次は26日の土曜。この土日は学院でスペシャル体験入学というのがあり、私も入学希望の子たちに基本的な発声練習や演技を丁寧に教えてあげたんですが、それが終わって、夜、一緒に飲みに行ったのは、学院とは関係ない、女優の南谷朝子。私が去年、韓国現代戯曲ドラマリーディングでチャン・ジンの『無駄骨』の演出をさせてもらった時に出てくれた、私も大好きな女優さんで、最近は歌手(?)としても活躍してます。親類縁者が多くいる福岡に早い夏休みで来たということで、彼女の案内で警固にある「A Bao A Qu」というバーに行きました。ここがまたカウンターだけの隠れ家チックなバーで、私もお気に入りになってしまいました。そこではさすがに焼酎ではなく、カルヴァドスをソーダ割りにして2杯ほど飲みました。その日は、スペシャル体験入学の準備が連日遅くまで続いて疲れていたということもあり、翌日もまだスペシャル体験入学はあるし、彼女も明日早いということで、12時前にはお開きにしました。彼女の話によると、10月に二兎社の『萩家の三姉妹』の再演があり、11月には福岡公演もあるそうなので、久しぶりに大鷹明良とも、それも福岡で飲めそうなので楽しみです。
さて、翌日の27日には、その日の学院のスペシャル体験入学のゲストで、翌日から声優科の特別講義にも入っていただく、カクレンジャーのサスケやギンガマンのヒュウガでおなじみ(ていうか、私としては最近はよく流山児★事務所の公演にも出ている役者として紹介したいんだけど)の小川輝晃さんと飲みに行きました。福岡校の責任者である吉田先生と声優科の棚原先生も一緒(長谷川は連日の疲労でギブアップ)で、大名というところにある「Daddie's Farm」という楽しい店に行きました。ここでは飯物中心だったので結構生ビールを飲んで、でも結局、最後は焼酎(黒霧)になりましたね。
……なんか、飲んでる話ばっかり書いていると、今日は久しぶりに飲んでないんですが、飲んでる気分というか、飲み疲れがぶり返して来るような感じです。
というわけで、もう飲み話はやめようっと……実は、翌日も小川さんを迎えて学院の先生方ほとんどみんなで「地球屋」という、これまた福岡でお気に入りの店に行ったんですけどね。ああ、ほんと、思い起こすと、飲み疲れが蘇ってくるぅ……今週末もスペシャル体験と“未来を育てるオーディション”があり、東京から審査員のゲストの先生(去年、私がやったやつですよ)がいらっしゃるので、当然……う〜ん、気持ち的にはうれしいんですけど、身体が……心配だぁ。
(2003.7.30)