ちょっと遅れたが、「セヘ ポン マニ パドゥセヨ!」。新年 福を たくさん 受けて下さい! 毎度おなじみ、韓国の新年の挨拶で2008年の幕開けだ。毎年、実際に韓国でこれをいいたい、つまり、正月を韓国で過ごしたいと思っているのだが、なかなか実現出来ない。もっと詳しくいうなら、釜山の海雲台[ヘウンデ]で初日の出を観て、東莱[トンネ]の温泉でちょっとのんびりしてからソウルに行って……まぁ、いつのことになるやら。
さて、2008年最初の乾坤だが、今年でこの乾坤も6年目を迎え、始まった年に生まれた子が小学校に入る年になった。年取るわけだ。2月で51歳になる。物覚えは悪くなったし、耳は遠くなったし、近眼の上に老眼になったし、酒はあまり飲めなくなったし、疲れがなかなか取れなくなったし、好奇心の範囲が狭くなったし、にぎやかなのが苦手になったし、あまり怒りたくなくなったし……どう考えても悪いことばかりだ。いろいろ支障が出ると思うので、あと何年かしたら今の仕事は引退したい。その後はどうしよう。デスクワークならなんとか出来るか。いや、動き回らないのは自分じゃないような気もする。ま、川の流れのように、そして、時の流れに身を任せて、生きていくことにしよう。
しかし、年といえば、日本人はどうして年を隠したがるのか。特に女性。まぁ、年があってないような芸能人ならともかく、一般人でも年を隠したがる。それは、年齢によって判断されてしまうという先入観があるからなのか。いや、実際に年齢を聞いただけで自分勝手にいろいろ決めつけてしまう人間が、まだまだ多いことが起因していると思う。なかなかその人の本質を見ようとしない。それは見る側に問題がある。見極める力がないということだ。それなりの年を経てきた人間には、若さとは違う良さがあるのだから、そこを見るべきだ。もっとも、いい年の取り方をしていないと、その良さも発揮されないが。
さて、去年の暮はクリスマス会の逆で、義妹一家が我が家に来て年越しをした。義母が入院していることもあって、ちょっと寂しい気もしたが、『やれんのか!』を観ながら義父からもらったカニをたらふく食べ、次男の沖縄修学旅行みやげの泡盛を飲み、例年通りジャニーズで新年を迎えた。姪や甥っ子はウチの子供たちが相手をしていた。男の子用のおもちゃはたくさんあるので(何しろウチは男の子3人だったから)、甥っ子ははしゃぎ回っていた。
去年は年が明けた夜中のうちに次男と地元の鈴鹿明神社に初詣に行ったが、今年はそのまま酔いどれて寝てしまい、元旦もどこにも出なかった。何をしてたかというと、テレビのお笑い芸人のためのつまらない正月番組はあまり見ず、韓流大好き仲間の道学先生のかんのひとみから借りた『グリーンローズ』を続けて観ていた。いやぁ、このドラマはすごい。前に予告編をチラッと観て、これはおもしろいだろうと思い、早く観たかったのだが、見事にはまってしまった。とにかく展開が早い上に、前半はこれでもかという不幸の連続で、さらに笑ってしまうぐらいものすごい展開になってゆく(まだ最後まで観ていないが)。サスペンス風でもあって、毎回、ラストは次の回がすぐに観たくなる。それでついつい続けて観てしまうのだ。韓国ドラマファンならすでに観てる人も多いだろうが、このドラマは、今年、私に韓国映画のみならず、韓国ドラマにも本格的にはまりそうな予感を感じさせてくれた。
で、その予感通り、さっそく次に(『グリーンローズ』と同時進行で)はまったのが、『ファンタスティック・カップル』だ。これは以前、韓国の女優のコ・スヒと新宿のコリアプラザに行った時にお薦めのドラマとして教えてくれたもので、これも早く観たかったのだが、やはりはまってしまった。こっちの方はコメディなのだが、主人公のセレブでワガママな女を演じているハン・イェスルにすっかり魅せられてしまった。しかも、映画は佳作『狐怪談』にしか出ていない、私の大好きなパク・ハンビョルも出演している。さらにこのドラマの魅力は、吹き替え版にある。台本に書いてあるのかアドリブなのかわからない、ハチャメチャな、とまではいかないが、とにかく楽しい吹き替えなのだ。まぁ、かつての『ダンディ2』にはとても適わないが、最近の吹き替えドラマでは珍しい。こっちもまだ途中までしか観ていないが(DVDもまだ8話までしか出ていない)、続けて観たくなるおもしろさだ。
年明けそうそう韓国ドラマの紹介みたいになってしまったが、これまでも観てなかったわけではなく、福岡にいる時はちょうど『冬ソナ』からの韓国ドラマブームの幕開けで、テレビで『真実』や『秘密』や『ハッピートゥギャザー』とか観ていた。『波乱万丈ミス・キムの10億作り』には思いっきりはまってしまった。それが、ここしばらくは時間が取れないということもあって観てなかったのだが(日本のドラマも)、久しぶりにDVDで観出したら、好きな時間にいい画質で観られるということもあり、観続けるようになってしまったというわけだ。暇な韓流大好き主婦のようにベッタリというわけじゃないが。ま、とりあえず紹介した2本は韓国ドラマファンでなくとも楽しめると思うので、時間があったら観てほしい。つまらない作品は紹介しないから。
さて、正月2日には、地元相模の国の一之宮である寒川神社に初詣に行った。昔は毎年必ず、義父や義母たちも一緒に家族みんなで初詣に行き、子供たちの七五三のお祝いもここでやった。福岡に行ってからは御無沙汰だったので、7、8年ぶりぐらいだ。今年は妻と次男との3人だけだった。相変わらずの人混みで砂埃もすごく、こんなところの屋台で食べ物は買うもんじゃないな、と思っていたにもかかわらず、大阪焼と地鳥の唐揚げを買って食べてしまった。そのせいかどうか、確かに腹具合がちょっと悪くなった。すぐ治ったが。おみくじは吉だった。なぜかいつも小吉や中吉や吉だ。大吉なんて出た試しがない。凶もだが。無難な人生ってことなのかな。
翌3日には下高井戸にある菩提寺に、小松家の墓参りに行った。暮は忙しくて行けなかったので、年を越してしまったが、去年も3日に行った。毎年恒例になるかもしれない。去年は義母と妻と長男も一緒に行き、帰りに横浜に出て、野毛の三陽に寄ったのだが、今年は妻と二人だけだった。東名が混んでそうだったので246で行ったらものすごく空いていて、午前中に墓参りは終わってしまった。で、どこかに行こうということになり、競馬に行くことにした。といっても、中央競馬は5日の金杯からなので、元旦から開催している川崎競馬だ。久しぶりに馬を見ることが出来る。川崎競馬は昔ナイターに行ったことがあるが、ここも7、8年ぶりぐらいだろう。環八を下って蒲田まで行き、第一京浜から川崎に出た。第一京浜は箱根駅伝のコースになっていて、ちょうど復路の走者が来ってくるような時間だったが、ちょっと時間が早くて見ることは出来なかった。沿道には多くの人が出て旗を振っていたが、老人が多かったのが不思議だった。若い人たちの走りを見て元気づけられているのだろうか。いや、きっと暇なのだろう。
川崎競馬場は楽しかった。結局、去年もおととしも開催中の(つまり、馬が走っている)競馬場には行けず、生で馬を見たのは久しぶりだ。やっぱり馬はいい。かっこいい。早く乗馬をやりたい。川崎競馬は地方競馬で、南関東には他に大井、船橋、浦和に競馬場がある。で、土日以外は毎日どこかで開催している。私は船橋と浦和には行ったことはない。中央競馬[JRA]の競馬場とは違って、地方競馬場には独特の雰囲気がある。昔ながらの予想屋がいるし、売店で売っているものもチープで、しかも量が多い。お正月だったので、お雑煮も売っていた。私が買う馬券は最近は3連複ばかりで、地方競馬の場合は軸馬の狙いはいいが紐がダメというケースが多いが、今回もそのセオリー通りで、7レースやって1勝のみと惨敗。妻の方はワイドで少し遊んでいたが、3頭のボックスで選んだ馬が1〜3着になって3つとも当たり。しかも1頭が人気薄で意外に配当が高くて大幅プラス。ま、今年の初競馬は久しぶりに生で馬を見ることが出来たし、ウチパク(内田博幸)や的場文男も見れたし、なんと7000勝ジョッキーの鉄人・佐々木竹見も見ることが出来た(ついでに目黒貴子も)ので、良しとしよう。いつもこんなのばかりだが。
4日の夜は、例によって家族で近くの天然温泉・ここち湯に行った。今年は次男が彼女とのデートがあって行かなかった。これもそのうち、妻と二人だけになったりするのだろう。
5日はJRAの2008年開幕日。東西で金杯だ。昔、月光舎にいた佐藤誠(同姓同名は多い)と3年ぐらい続けて中山競馬場に行ったこともあった。今年、久しぶりに行こうかとも思ったが、3日に川崎競馬に行ったので、昼過ぎからIPATでやることにした。最初の方はダメだったが、10レースで3連複7.230円を取ってトントンに戻した。そして、11レースの中山金杯。去年まで相性の悪かった横山典弘だが、今年は変えたいと思い、1番人気の横山の6番サイレントプライドを軸にして、2番シルクネクサス(5番人気)、3番メイショウレガーロ(9番人気)、8番アサカディフィート(7番人気)、13番アドマイヤフジ(3番人気)、15番エアシェイディ(2番人気)、16番トウショウヴォイス(12番人気)の6頭への3連複15点買い。結果は、紐のアドマイヤフジ、エアシェイディ、メイショウレガーロの順で入り、3連複16.930円のおいしい馬券。横山は6着。今年もやっぱり横山との相性は悪いかと思ったが、実はこれだけじゃない。翌日のメインレース初富士ステークスも、性懲りもなく横山に期待して、やはり1番人気の3番トップディアマンテから、4番ワイルドファイアー(9番人気)、6番トップオブツヨシ(4番人気)、8番ホクレレ(7番人気)、11番ゲイルスパーキー(2番人気)、13番カイシュウタキオン(3番人気)、14番ゼットフラッシュ(5番人気)、15番マッハジュウクン(11番人気)の7頭への3連複21点買い。これがなんと、またしても横山のトップディアマンテは6着で、紐の人気薄ワイルドファイアー、マッハジュウクン、カイシュウタキオンの順で入り、3連複は82.720円の大万馬券。3連単は88万円。せめて軸を蛯名のカイシュウタキオンにしてたら取れたのに、と悔いても仕方がない。もう買わないぞ、人気になった横山は。それにしても、中央競馬は地方競馬とは逆で、紐はいいのだが軸馬の選び方がダメで取り逃がしていることが多く、今年もそのセオリー通りになっている。何とか二つを融合したいものだ。
5日の夜は、1月にやるドワンゴクリエイティブスクールの声優科とボーカル科の卒業公演&ライブの劇場、新宿シアターミラクルの下見。舞台監督をやってくれる清水ベンちゃんととりいちえ夫妻も来るので、その後、飲みに行こうということになり、新大久保ならと妻も一緒に行くことになった。シアターミラクルはキャパ100人のホントに小劇場で、タイニイアリスよりも小さい。こういうところでやるのは久しぶりだが、やはり小劇場は楽しい。これぐらいのところでもいいから、自分の小屋を持ちたいと思う。実際は運営とかいろいろ大変だろうけど。
劇場下見の後、歌舞伎町から新大久保方面に歩き、以前、演劇ライターの上野さんたちとのオフ会で行った『おんどる』に行く。ここの人気メニューのコチュジャン豚の盛り合わせは絶品なのだ。他にキムチチーズチヂミやジャガイモチヂミ、野菜キンパなどを食べながら、チャミスルと黒豆マッコリをグイグイ飲む。〆にはパッピンス。ここに行くと、いつも写真を撮るのを忘れて食べることと話すことに集中してしまう。ま、いずれまた行くと思うので、おいしい料理の写真はその時に。『カントンの思い出』もいいけど、ここもお薦め。若者が多く、ソウルの大学路[テハンノ]にある店のようだ。
正月休み最後の6日は家でのんびり。というか、いろいろ片付けやら準備やら。とはいえ、私の部屋は全然片付かない。大掃除も出来ていない。逆に他の部屋からの荷物が増えている。ま、本格的な片付けは、3月の年度が切り替わる時だな。4月からどうなるかわからないし。
というわけで、いろいろあるかもしれないが、今年も乾坤一滴[けんこんいってき]、よろしく!
(2008.1.10)