夏の高校野球大会決勝、37年ぶりの引き分け再試合! これだよ、これ! 何がってつまり、最終的には早実が優勝した、なんてことより(もちろんそれも、悲願の夏の大会初優勝ってことで喜ばしいことだし、その試合もいろいろ見応え充分だったけど)、まさに高校野球史に残る20日の日曜のこの試合には、本当に、本当に感動した! もちろん、両校のナイン全員に! いや、実際は、その日は学院の体験入学で、テレビ中継を見ることは出来ず、机上のパソコンにYahoo!のライブ情報をつないだまま、時々チラチラと結果のみ見ることが出来ただけなのだけど(それでも、両校の凄い駆け引きに興奮していた!)、いつになっても決着が付かず、結局、体験入学のイベントも終わる頃になって、引き分け再試合に決まったという次第! 家に帰って、ニュースや熱闘甲子園でしっかり見直したのだけど、最終回の15回でも147キロのストレートを出す斎藤には、感動を通り越して、脅威を感じてしまった! いや、駒大苫小牧の田中も、あのいかつい顔での笑顔が大好きなのだけど、こりゃ斎藤はタダモノではないな、と思ったのだ。
しかし、この乾坤でも何回か書いている、あの37年前の、私が中学1年の時に見た、6試合64イニングを一人で投げ抜いた三沢高校の悲劇の太田幸治投手のことが脳裏に浮かび、明日は斎藤もやばいかもなぁ、と思ったのも確かだ。ところが、斎藤は決勝の再試合も一人で投げ抜き(結局、7試合69イニング!)、見事、早実は優勝した! クールダウンをしながら涙を流している斎藤は可愛かったし、思わずもらい泣きをしてしまった! あ、実は、この斎藤佑樹君、親バカでも何でもなく、ウチの次男に似ていて、次男も、今年の高校野球で早実の試合が盛り上がって来てから、周りによくいわれるらしい。そんな縁(?)もあって、斎藤に対しては厳しく見守っていたのだが、最後のバッターになった田中との対決には、痺れた! いやもう、日曜と月曜の2試合に関して、いろいろ細かいことはいくらいってもいい足りないのだが(わかる人は、わかってくれると思う!)、とにかく、早実も駒大苫小牧も、ホントによくやった! 終わった時、ほとんどの人が、両校に拍手を送ったと思う! 駒大苫小牧の、3連覇は確かに大変だけど、優勝、優勝、準優勝なんだから、凄いことだ! かつて、清原や桑田がいた時のPL学園も、優勝、準優勝、優勝というのもあったが! 試合終了後、やるだけのことはやったから悔いはない、と決して涙を見せなかった(むしろ、笑顔が爽やかだった)、田中投手も偉い! これから、斎藤も田中もプロに行ってからの対決も、楽しみだ!
いやぁ、ホント、今年の夏、神奈川に戻って来てから初めての夏は、次男が高校野球を始め、横浜高校に、小さい頃から知っている松本君が入ってレギュラーになったというのもあって、高校野球を神奈川の地区予選から見ていて、久しぶりに燃えていたが、最後の最後まで、こんなに劇的な結末になるなんて、何といったらいいのだろう……直接私がやってるわけではないので関係ないにしても、確実に私の今年のベストテンに入るニュースといえるだろう! 「ありがとう、高校野球!」と声を大にしていいたい! 次男に、そして、次男の野球の活動を小さい頃からしっかり支えてきてくれた妻にも、感謝したい! まぁ、私自身が野球が好き、ってのが一番なのだが(笑)。ところで、神奈川の秋の大会の公式戦は、もう今週から始まる! こちらもまた、しばらく目が離せなくなりそうだ。
さて、先週のお盆休みからの一週間はいろいろあったのだが(東京大停電とか、パソコンのリカバリのことは先週書いたが)、それらについて、そして、今週のことも、来週、今年の夏のまとめということで報告する。NHKで『思い出のメロディー』を見て楽しかったことも書き忘れていたし、先週は韓国映画『グエムル―漢江の怪物―』の試写会に行ったし、今週は『セカチュー』の韓国版で、チャ・テヒョンとソン・ヘギョの『僕の、世界の中心は、君だ。』をお台場に観に行くし! あぁ、2006年の夏も、そろそろ終わりだなぁ……
【今週は写真はありません】
(2006.8.22)