2006年6月第2週

 梅雨入りだ。洗濯物がなかなか乾かない。ウチの洗濯機は乾燥機能もなく、それほど大きくもない、2槽式の10年以上も前から使っているやつだ。物持ちがいいのはいいのだが、家族が多いと大変だ。よくテレビで大家族のドキュメンタリーをやっているが、洗濯はホントに大変だと思う。まして梅雨時になると家の中に干さなくちゃならなくなるから、狭い部屋が余計狭くなる。あ、ウチの話。ウチみたいな5人家族でも大変なのだから、10人以上の家族なんて、とても“大変”などという言葉では処理出来ないほどだろう。子供が小さいうちはまだいいが、中学生や高校生になると、服が大きくなるし、クラブ活動のユニフォームなどで量も増えるから、さらに大変になる。折り畳むのも結構面倒くさいし。といっても、実際は私が洗うわけじゃないし、折り畳むわけじゃないんだけど。大変なのは、母親だ。大家族のドキュメンタリーを見ていると、お母さんの迫力ばかりが目に付き、お父さんは比較的おとなしい感じがする。大家族というのはどこも同じなのだろう。ウチも近いかな。母は強し。何しろ中学生1人に高校生2人の、男ばかり3人を相手に格闘しているのだから。そう、まさに朝から夜まで格闘している感じだ。頭が下がる。その点、父親、つまり私は、逆に相手が男ばかりだから、いいたいこといって、好き勝手やってる。すんません。これが女の子ばかりだったらそうもいかないだろう。何に感謝していいのやら。

 梅雨入り前の先々週の日曜は、次男の高校に、野球部の練習試合を観に行った。次男は1年生でまだ完全なレギュラーではないが、セカンドで先発出場だった。私は安田記念を観るために途中で帰ったが、その時の試合は残念ながら負けたらしい。で、先週の日曜も、雨にもかかわらず試合はあり(私は観に行かなかった)、その時の練習試合の相手は、次男が第一志望にしていた高校(もちろん目的は野球部)で、そこに勝ち、次男は今の高校に来てよかったぁ、といっていた。単純なやつなのだ(笑)。次男の高校も出場する夏の全国高校野球選手権の神奈川大会が7月8日の開会式から始まる。神奈川は全国最多の196校が参加する。次男の高校の第一戦は何と横浜スタジアムで行なわれる。仕事場(学院)のすぐ近くだ。やはり横浜スタジアムで行なわれる開会式では、次男は先頭で校旗を持つ係になったらしい。テレビに映ると喜んでいた。単純なやつなのだ(笑)。しかも、その第一戦に勝てば、第二戦は保土ヶ谷球場で行なわれ、保土ヶ谷球場の試合はテレビ放送されるんだと、気合が入っていた。1年生で、まだ出れるかどうかわからないのに、やる気だけはすごい。単純……もういいか(笑)。次男はともかく、次男の小学校時代からの親友で横浜高校野球部に入った松本幸一郎君(乾坤にも次男と一緒の写真が載っている)は、すでに高校野球界で注目されていて、神奈川新聞にも大きく載っていた。おそらく1年からレギュラーで出場してくるから、高校野球好きの方は御注目あれ! 将来はきっとプロとして活躍するだろう。

 12日の日曜の午前中は、雨の中、私は長男の吹奏楽の演奏を聴きに、本厚木の厚木市文化会館まで行った。東関東選抜吹奏楽大会に県央高校合同バンドの一員として出場したのだ。県央地区14校の吹奏楽部の選抜メンバーによって編成されたそのバンドは、120人編成というビッグバンドで、2曲演奏された。長男の(参加している)演奏を聴いたのは久しぶり(中学以来)だったが、やはり高校生ともなると技術的にも進歩していて(当然だが)、なかなか良く、素直に感動してしまった。私は、その演奏だけ聴いて帰ってしまったが(夕方の4時ぐらいまで全部で15組が出場する)、後で聞いたら、金賞(5組が選ばれた)を取ったということだった。やっぱりねぇ! ちなみに、中学時代はパーカッションをやっていた長男だが、高校に入ってからは人数の関係でチューバを演奏しているので、演奏中は顔が楽器に隠れていてほとんど見えない。目立ちたがり屋のあいつが……(笑)。

 本厚木を後にして相武台前に戻り、その足で三男の中学(長男も次男も同じ中学だけど)に行った。クラブ活動でバスケットボールをやっている三男の練習試合を観に行くためだ。体育館に入って行くと、ちょうど三男の出た試合が終わったばかりだったが、聞くと、次の次にまた試合があるというので、残ることにした。次の女子の試合を観ているうちに、懐かしさが蘇って来てワクワクした。生でバスケの試合を観るのは久しぶりだし、実は私も中学1年の時、バスケ部にいたことがあるのだ。ボール磨きばかりやらされたので嫌になり辞めてしまい、2年からは卓球部に入ったが(文化部は写真部で、そこで現像の仕方とか覚えた)。

 女子の試合が終わり、男子の試合が始まったが、3年生が中心なので三男は先発メンバーには入っていなかった。だが、相手の中学はなかなか強く、どんどん点を入れられ差が開く一方になった時、メンバーチェンジで三男が入った。一応、コーチには期待されているという話だったし、やはりメンバーが変わると気分が変わるのか、みんなの動きが早くなった。三男も大きな声で指示を出している。だが、いいポジションでボールが来ても、なぜかシュートしないでパスを回してしまう。後で聞いたら、3年生に遠慮していたということだったが、コーチにも「シュートしていいんだぞ!」と怒鳴られていたし、家に戻ってから、その話をしたら、中学時代、バスケット部の選手で活躍していた妻にも、「点が入りゃ喜ぶんだからいいんだよ、遠慮なんかしないで!」といわれていた。気が優しい三男の性格が見えた試合だった。結局、三男の中学は大差で負けた。

 その後、私はひと足先に家に戻り、春の東京競馬の最終週を即PATで楽しんだ。先週も話した通り、最近は予想の調子がよく、この日もちょっと浮いて、春競馬を終えた。来週からは福島、函館のローカルシリーズが始まるが、ディープインパクトの出る宝塚記念まではちょっとお休み。

 以上のように、先週末は、考えていたラスト開催の東京競馬場行きは止めて、子供たちの行事を観に行ったのだが、実は、先週の火曜日、ちょっと腰を痛めてしまったのだ。そのため、パドックだ馬券売り場だコース前だと、とにかく歩き回る競馬場行きは止めたのだが、結局、あっちこっち行くことになってしまった。

 腰を痛めたというのは、いわゆる“ぎっくり腰”ってやつだ。学院の授業では、レッスンの前に必ずストレッチや筋トレ、発声練習をさせるのだが、その日、学生の人数の関係で、私が一人の学生のストレッチの相手をしてやることになった。まず、背筋を伸ばすため、脚を伸ばして座った相手の身体を上に持ち上げてやるのだが、その時、学生同士では持ち上がらないという重めの子を私が持ち上げてやることになり、一回目は持ち上がったのだが、もう一回持ち上げようとした時、ビシッという音と共に、激しい痺れが背中の下の方に走り、そのまま、イタタタタッとなってしまったのだ。実は、今までも時々ぎっくり腰になったことがあるので、すぐにそれだとわかった。幸い午後クラスだったので、激しい痺れを腰に感じながらも何とか授業は続け、授業が終わり、ミーティング終了後、早めに帰らせてもらい、家の近くにある、以前次男が行って良かったという接骨院に行った。そこで診てもらうと、先生に、こんなに骨盤が開いている人も珍しい、といわれ、ぎっくり腰もなるべくしてなったといわれてしまった。

 いや、どういうことなのかまったくわからないが。そして、電気治療とマッサージ(というか、整体治療?)と冷湿布をされ、温めないように今日はシャワー程度にして下さい、といわれて治療を終えた。整体治療は、ギューギューやられている時はかなり痛い思いもしたが(ぎっくり腰とは違う痛み)、終わったら、びっくりするほど、ぎっくり腰の痛みが消えて楽になった。

 結局、翌日も通い、やばいかなぁと思っていた腰の痺れは、ほとんど感じなくなってきた。恐るべし、整体術! いや、実際、姿勢もよくなったような気がしたし、他のところの痛みも取れたような気がする。私は右肩が下がり気味だし、猫背気味なのだが、それも身体の骨格のバランスが悪いからだと思うので、それも治してもらえないかと思っている。とにかく、年を取ると、いろんなところにガタが出て来るのだ。前にも書いたかな。整体術で治るかどうかわからないが、いい接骨院を見つけたので、しばらく通おうと思っている。

 さて、今週は、平日の木曜日が学院の創立記念日で休みなのだ。福岡にいた時もそうだったはずなのだが、なんかの行事があったりしたのか、あまり休んだ記憶がない。まぁ、ともかく、平日にしか出来ないことをやろうと思っているのだが、今のところ、何をしようか思いつかない。土日は混んでて避けた方がいいようなこととなると、東京ディズニーランドへ行くとか、コストコへ行くとか考えられるのだが、どうなるかわからない。いや、ディズニーランドには一人で行ってもつまらないので行かないと思うが。

 今週末の土曜日には6月の体験入学があり、日曜日の予定はまだない。競馬は休むので、芝居か映画でも観に行こうかな。そうそう、来週の25日の日曜日には、代アニ福岡校出身(2年間教えた)で、声優やオリジナルDVDで活躍している酒井香奈子の出演する舞台を観に行く。小川輝晃さんも出る芝居(作・演出も)だ。久しぶりに小川さんや酒井香奈子と会えるので楽しみだ!

(2006.6.14)
(つづく)


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