2006年5月第2週

 ゴールデンウィーク明けの先週は、あっという間に過ぎてしまった感じがする。平日は特にどこに行ったということもなく(もちろん、毎日仕事で横浜経由で関内には通っていたが)、土日も雨にたたられ、土曜に中学2年の三男の授業参観にちょこっと行っただけで、ほとんど部屋に引きこもりのおばちゃまだった! おっとこれは先週もいってたっけ。しかし、わかる人は30代以上だろうなぁ。小森のオバ、オバ、オバケ……鶴太郎も今じゃ画伯で、偉くなっちゃって。大昔は江古田(だったっけかな?)のライブハウスというか演芸場みたいなところで、つまらない漫談やってたのに。出世したもんだ。

 子供の授業参観というのは、4年ぶりぐらいだ。3年間、福岡にいたわけだから。それはちょうど、長男の高校生活(なぜか今も行ってるけど)、次男の中学生活と重なるわけで、その間は当然授業参観にも行けなかった。まぁ、行ける環境にあっても行かない人もいるだろうけど、私ゃ子供大好き人間なので、行ける時には行ってやりたいと思う。授業参観は、高校はあまりないが、次男の中学時代に見に行ってやれなかったのは、ちょっとかわいそうだったかなと悔やむ。ま、その分、神奈川に戻ってきた時、よく次男の野球は観に行ってたから、よしとしてもらおう。乾坤にもいっぱい書いたし。

 しかし、中学はいい! 長男や次男も通った、このZ中学がいいってこともあるのかもしれないが(生徒たちが元気に来訪者に「こんにちは!」と挨拶してくれる! いや、他の中学でもそういうところもあるだろうが)、中学生を見ていると、なんかうれしくなってくる。小学生ではまだ幼くて何も感じないし、高校生になると青春の苦悩が見え隠れしてきて重く感じる。中学生ももちろんいろいろあるとは思うが、何でも許してやりたくなるかわいさが残っているのだ。それはきっと、純粋に夢や目標に向かって生きようとしているからだろう。もちろん、いい環境での場合だ。環境が悪いと、夢どころか犯罪に走ってしまう場合もある。

 子供の犯罪について、いろいろ取り沙汰されているが、子供が犯罪を犯すのは、絶対親が悪いに決まってる。親を含めた周りの環境だ。それは、今の社会がどうだとか、政治がどうだなんてことじゃない。世の中がどうであれ、一番小さな社会である“家庭”がうまくいってなきゃ、子供だってストレスが溜まるんだ。ダメだよ、子供にストレスを感じさせるような環境を作っちゃ! そういったことが犯罪に結びついていくんだ。教育云々の問題じゃない。環境、環境! おじいちゃんやおばあちゃんがいたり、隣近所の人と付き合いがあったり、そんな環境の中で育っていけば、犯罪なんか犯そうと思わない。まぁ、最近は、隣近所との付き合いがストレスになって、犯罪に至るケースもあるようだけど、それは大人の問題で、それ以前の人間形成が出来てないってことだ。子供はすぐに誰とでも仲良くなる。それを大人が規制しちゃったりしてるんだろうな。誰々さんちの子と遊んじゃダメ、とか。隣近所の人の悪口を子供の前で平気でいったり。無神経な親の行動や言動が、子供に悪影響やストレスを与えてるんだってことをわかって欲しい。ま、少なくとも、子供が成人するまでは、子供が何をしたかってのは、親の責任だと思う。しかし、こういうのが嫌で、子供なんか作りたくないという若い人たちが増えて、少子化になっているんだろう。それ以前に、結婚しない人も増えているようだし。どんどん社会が崩壊していくわけだ!

 ……突然、話が脱線して熱くなってしまったが、中学の話に戻る。もし過去に戻ることが出来るならば、私は中学時代に戻りたいと思う。いや何も、母校の世田谷区立富士中学校でなくてもいい。中学生になりたいのだ。あ、でも、学校も関係あるかな。とにかく、改めて、中学生っていいなぁ、中学時代に戻りたいなぁ、と思った、土曜の授業参観だった。もちろん、あんなに小さかった三男坊がここまで成長したかぁ、という感慨深いものもあり、たかが授業参観なのに、最初のみんなの挨拶からホロリとしてしまい、涙がこぼれないように上を向いたりしていたが(これじゃ卒業式が思いやられる)。それと、授業参観が行われた音楽室(珍しく音楽の授業参観だった!)の後ろの壁に、中学在学中は吹奏楽部で活躍し、いろいろな大会に出場した長男の写真のパネルや賞状が飾ってあって、それを見てまたホロリ。さらに、今年の3月に卒業したばかりの次男の卒業式の写真が廊下に張ってあり、野球の試合や練習ではいつも元気な次男と親友の松本君(横浜高校野球部に入った期待の星!)が号泣している姿を見つけて、またホロリ。これまた、改めて父親、というか、親バカを自覚した授業参観でもあった。

 ところで、先週、JRの車内吊り広告で、不思議、というか、意外なものを見つけた。大阪芸術大学の案内広告だ。大阪ならともかく、東京を走るJR(京浜東北線だった)の中に広告を出すとは。単に学生が少なくなっているからなのか、優秀な人材を発掘しようという目論見なのか(いや、東京の学生が優秀なのかどうかはわからないが)、それともシャレのつもりなのか、その理由はわからないが、なんか大阪っぽくて、というか、大阪芸大っぽくて、うれしくなった。大阪芸大といえば、演劇界でも優秀な人材をたくさん輩出しているしなぁ。代アニ・大阪校の声優タレント科の先生も大阪芸大出身者が多いし。東京から行く人がいるのかどうか、効果のほども知りたい。

 そうそう、4月第4週の乾坤に書いた、関内にあるレトロなレストランの梅香亭がテレビで紹介されていた。やはり、矢沢永吉が2階で練習をしたということでだ。もちろん、カレーも絶賛されていて、テレビで見たらますます食べに行きたくなった。今週、行って来ようかな。最近、食べ物関係の報告してないし。その番組では、他にも関内近くにあるいろんな店が紹介されていた。いずれ、いろいろ行ってみよう。

 最後に、例によって(とりあえず、あと3週、すみません)、競馬のお話。先週予想した、第1回ヴィクトリアマイルの結果は、残念ながらまたしても完敗! 何しろ、中心に推した1番人気のラインクラフトが、あろうことか9着! 敗因はいろいろあると思うけど、やはり3月に1200メートルの高松宮記念を使ったからだろう(2着)。で、次の阪神牝馬で勝っちゃってぇ。阪神牝馬はGUなんだから勝たなくていいから、そこを叩き台にして、次のヴィクトリアマイルに合わせて調整すればよかったのに、と思う。ベストコンディションになっていなかったんだろう。確かにスタートも悪かったが、負けたのは福永騎手のせいじゃない。行きっぷりも悪かったし。しかし、ダンスインザムード(1着)ももちろん買ってたし、エアメサイア(2着)もディアデラノビア(3着)も買ってたのに、ラインのみを軸にしたもんだから、3連複も3連単もダメ。これで春のGT戦は1勝4敗と、残り3戦、トントンにするには後がなくなってしまったぁ!

 というわけで、今週末のGTは、3歳牝馬の春の頂点を決める第67回オークス! 牝馬3冠の第1弾、桜花賞はバッチリだったし、昔はよく当たっていたオークスだから(東京競馬場にもよく行った!)、ここら辺で調子を取り戻したい!

 さて、オークスの上位馬になるには、ある力が必要で、それはオークス前のレースで、上がり3ハロン(600メートル)34秒台という記録を持っているかどうかということ。つまり、オークスでは、どうしても上りの勝負になるので、それだけの脚がないとダメ、ということで、選んだのが、桜花賞馬キストゥヘヴン、前川清のコイウタ、オークス2勝の吉田豊騎乗のブロンコーネ、3連勝中のカワカミプリンセス、34秒台を4回も出す凄い脚を持っているマイネサンサン(名前もいい!)、34秒台はないけど2着以下のない桜花賞2着馬アドマイヤキッスの6頭に、大穴で、キープユアスマイルとシークレットコードの2頭! シークレットコードは5ヶ月ぶりなので、当日の気配を見てね。決して、今週末公開の『ダ・ヴィンチ・コード』に引っ掛けたわけではない! いや、サイン馬券であるかも。中心をどれにするかとか、どう買うかは、当日の気配とオッズを見て! う〜ん、今回は自信あるなぁ! あと、5月21日で第67回だから、5、2、1、6、7にも注意! 一応、買っとこうっと。みなさんも、ぜひ当てて下さいな!

(2006.5.16)
(つづく)


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