2005年8月第2週

 世間はお盆休みの時期でしょうが、私の方は、先週の火曜日で変則的な夏休みは終わり。といっても、学生は8月いっぱい夏休みだから授業はない。しかし、我々職員は、夏のオープンキャンパスやらスペシャル体験入学やらと、来期入学者獲得のためのイベントが目白押しで、普段の授業の時より忙しい時期に入るわけで、しっかり体調を整えて臨まなくてはならない! というわけで、釜山行の最後で崩した体調の復活と、溜まりに溜まった疲れを癒そうと、先週火曜日の夜には、久しぶりに天神・ゆの華の天然温泉に行って参りました!

 一時間ぐらい露天風呂やジェットバスやサウナや水風呂にの〜んびり入ってから一度フロアに出て、酢モツをつまみに生ビールをグィ〜ッと飲み、200円のマッサージ機を満喫し(いやぁ、最近のはとにかく凄い!)、一時間半ゴロリと横になってひと眠りし、再びゆったりとお湯に浸かり、締めは手打ちおろしそばで、また生ビールを一杯! 心も身体もたっぷり癒されましたぁ!

 で、翌水曜日から3日間、学院のオープンキャンパス。私の主な担当は、木曜の演劇ワークショップだったんですけどね。で、土曜日は学院の待機当番で、日曜日は声優の飯塚雅弓さんを迎えてのスペシャル体験入学。その後、今年の卒業生のHが福岡に帰省して、学院に遊びに来てたので、体験入学を手伝ってくれた学生たちも誘って、久しぶりに中洲のふとっぱらへ。東京でやたら芝居を観てるHに、逆に東京の演劇状況を聞いたり、東京で劇団を作りたいといっているHに「やれ、やれ!」と発破をかけたりと、楽しく盛り上がった3時間。で、月曜日は例によって参加者への後フォローの手紙書き。この2年半で何百人と出したことか。みんな直筆、手書きですよぉ。価値が出るかどうかは……わかりません(笑)。あ、今、気がつきましたが、今週の土日は未来オーディション2005とスペシャル体験入学だし……ということは、来週の27日の土曜日まで休みがないってことだ! 10日の水曜日から(実際は9日の火曜日も、翌日の準備で学院に行ってたんですけど)、26日まで17日間連続休みなし! ま、釜山にも行けたし、頑張ります!

 というわけで、釜山二日目の報告をしときましょうね! また長くなりそうだけど……。

 おっとその前に、前回書いた初日の夜遅く、私は一人で映画を観に行きました。『JSA』『オールド・ボーイ』『復讐者に憐れみを』のパク・チャヌク監督、イ・ヨンエ主演で、7月末に公開されたばかりの新作、『親切なクムジャさん』です。それに関しては、ここで詳しく書くとさらに長くなっちゃうので、いずれプラスの掲示板の方にでも書きますが、“復讐三部作”の完結編というこの作品、確かにイ・ヨンエは悲しくて美しいし、チェ・ミンシクは相変わらず凄いけど、私はやっぱり、『復讐者に憐れみを』の衝撃には及ばないと思います。ただ、イ・ヨンエがチェ・ミンシクの○○○に×××を※※※※た後、客席の一部から拍手が起きましたし、映画が終わった時も一部から拍手が起きました。でも、ほとんどの観客たち(アベックが多かったですが)は、観終わって「う〜ん」というような顔をしてましたね。グッタリしている女の人もいました。ま、ハードな映画であることは確かです。題材が、子供の誘拐殺人ですしね。ベネチア国際映画祭のコンペ部門に出品されるようですが、どうなんでしょうか。

 さて、二日目は朝昼兼用でチャガルチ市場で食事をしようということで、10時にホテルのロビーでみんなと待ち合わせ。近くの釜山鎮[プサンジン]駅から地下鉄に乗って、チャガルチ市場[シジャン]駅へ。駅を出て、前の晩にヤンゴプチャンを食べた店のある路地の横を通って、チャガルチ市場へ行き、元気なおばちゃんたちの売り声を聞きながら、市場を探索。私はもう何回も行ってるから慣れてるけど、女性の先生方は、その活気と、そこに並べられている日本では見たことのないような魚や貝類にかなり驚き、興奮してました。

 その後、そのすぐ前にある新東亜水産物総合市場の3階に上がり、近くの食堂に入りました。日本からの観光客には、1階で好きな魚を買って、3階に持っていって料理してもらう、と伝えられているようですが、直接3階の食堂に行って注文した方が、仲買を介さない分、安いんですよ! この食堂が、窓から港も見えるし、潮の匂いはするし、まるで海の家のようにゴロリと横にもなれる感じで、なんかのんびりしてしまいました。で、どうせならと、60.000ウォンの一番大きな刺身の盛り合わせを頼みました。日本円で約6.500円ぐらいですが、これで大きなヒラメ(もちろん天然物)一匹を4人で、刺身はもとより、アラを使った最後のメウンタン(魚でダシをとった辛いスープ)まで食べられるんですから、安いと思いますよぉ。だいたい日本の店で食べると、天然物のヒラメなんか、ちょっと皿に盛ってあるだけで、2.000円ぐらいしますからね。とても食べられません。しかも、ヒラメだけじゃなく、メバルの焼き魚や他にもいろいろ出て来ました。メバルがまた香ばしくて美味でした。そうそう、韓国の刺身は、ただしょうゆをつけて食べるんじゃなく、肉と同じように葉っぱにのせ、いろいろ入れて巻いて食べるんです。これがまたおいしいんですけど、まぁ、それぞれ好みで、私は日本のしょうゆ(ちゃんと置いてあります)とわさびでも食べました。何しろ、日本じゃとても、ガバッ! なんて、刺身は食べられませんからね。そして、締めはヒラメのアラが入ったメウンタン。辛さは調整してもらえます。骨をしゃぶって残っている身を食べた後、そのスープを白い御飯にかけて食べるんですけど、女性陣はこれだけでも満足といってました。いや、メインはあくまでも刺身なんですよ!

 全員、昼間から満腹状態で(もったいないけど、食べ切れなくて、結構、残してしまいました)、韓国初上陸の女性陣も、覚えたての「マシッソヨ!(おいしいです!)」を連発し、店のおばちゃんとみんなで仲良く記念写真を撮って、新東亜水産物総合市場を出ました。

 それから、地下鉄で西面[ソミョン]駅に行き、食事ともうひとつの目的、ショッピングをすることにしました。西面[ソミョン]はソウルでいうと明洞[ミョンドン]みたいなところで、ロッテデパートもあれば、ミリオレもあります。ただ、明洞[ミョンドン]ほど広くないので、行動しやすく、なんか街の雰囲気も下町っぽくて……そう、やっぱり釜山は大阪なんですよ! ソウルが東京ならばね。で、私はこの西面[ソミョン]が、なかなか気に入ってしまいました! ぜひまた、ゆっくり行きたいですね。

 我々はまず、ちょっと離れたところにある教保文庫(ソウルにもあり、よくそこで本をまとめて買って来ます)という大きな本屋さんに行くことにしたんですが、その途中、ここの左にあるような写真をみんなで撮ろうということになり(最初、コミック科のS先生は尻込みしてたんですが、みやげ話だからと口説き落としました。後で喜んでましたよ)、ちょっと大学路[テハンノ]みたいな路地にあるスターショット写真の店に飛び込みました。初め、店の人と、どういう写真を撮りたいかとか枚数と値段の話で、ちょっと話が通じなかったんですが、偶然、日本語を話せる子供連れの女の人がいて、通訳してくれ、我々は無事、スターショット写真を撮ることが出来ました。一人ワンポーズで、名刺大の写真が6枚で、4人で18.000ウォンでしたから、一人500円ぐらいですね。ただねぇ、今回のは、ホント笑っちゃうんですよ! とにかく、頼んでもいないのに修整が凄いんです! コンピュータでやってるんでしょうけど、私なんか身体はほっそり、頬もこけちゃって、女性陣から「カッコイイ!」なんていわれちゃいましたからねぇ。もちろん、冗談ででしょうけど。でも、なんか、私が好きな韓国俳優のパク・シニャンに似てるんですよ、って、そりゃ、いい過ぎですね。女性陣は、みんなかわいく撮れてるんです。私のは……まぁ、別人みたいなので、今回は公開しません。見たい人は、個人的に私にいって下さい。

 その後行った教保文庫では、S先生は韓国の漫画雑誌を、ノベルズ科のK先生は、かわいいイラストの画集を、私は映画雑誌を4冊とイ・マニ氏の『豚とオートバイ』も収録されている戯曲集を買いました。実は、これで結構、荷物が重くなってしまったんです。そこで、みんなで話し、夕飯前に、一度ホテルに荷物を置きに行こうということになりました。で、どうせならCDとDVDも買ってしまおうと、SKCプラザという、釜山で一番DVDの品揃えが豊富という店に行き、コリアンポップスと韓国映画のサントラのCDと韓国映画のDVDを8個ほど(何枚組かのもあるので枚数ではありません)買いました。作品的評価はともかく、私にとっては別格の、死んだら一緒に棺桶に入れてもらいたい(現実には、今はそういうのは入れられないんですが)、韓国映画『ネ ヨジャ チングルル ソケハムニダ』(『僕カノ』です)のDVD3枚とCDが入っているスペシャルセットも買いました! 日本の特別版DVDには入っていない、別アングルから撮るとどうなるかという絵コンテ入りの映像や、チョン・ジヒョンやチャン・ヒョクのコメンタリー入り映像、NG集やクァク・ジェヨン監督の短編映画も入っていて、35.640ウォン。3.800円ぐらいでした。

 そして、かなり重い荷物を持って釜山鎮駅に戻り、ホテルに荷物を置いて、6時過ぎに(といっても、まだ明るいんですけどね)、残りのショッピングと夕食のために、再び西面に向かいました。この頃はまだ体調も全然良かったんですけどねぇ。

 というわけで、やっぱり長くなったんで、この後のことは、“2005年夏・バタバタ釜山/完結編”として、また来週! ホント、ほとんどバタバタ動き回ってた釜山でしたから! 最後の夜まではね。

 ところで、釜山の最後の夜に食中りで倒れたことを妻に報告したら、当然、心配されたわけですが、そこで私が「でも、いろいろおいしいものを食べた後だったから良かったよ!」といったら、「……ホントにプラス思考ね」と呆れられました。そうかなぁ?

(2005.8.16)
(つづく)


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